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- 2009.07.16 法律と私
- 2009.07.11 知事初国政行き
- 2009.07.08 パチンコ店放火
- 2009.06.23 再審開始決定
- 2009.06.19 どうでもいい話
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中学1年、というか小学校レベルのタイトルですが(笑)
元札幌高検の佐藤道夫さんが亡くなられたという話がありました。さすがにここ一ヶ月ほどの急逝の連発と比べると驚きは少ない(というと親族の方には大変失礼かもしれませんが)のですが、単純に自分の人生の影響度だけ考えるとこの人が亡くなったというのは一番大きい、のかもしれません。
というのも、私の場合この人の『検事調書の余白』とか『法の涙』とかを読んで、検察官になりたいという漠然としたイメージを抱き、そのイメージを払拭する別の職業も見つけられぬまま法学部志望でそのまま司法試験コースへと流れていきましたので。
まあ、結局その夢は頓挫したわけでありますし(実は開設年の2005年が最後のチャレンジ年だったりする)、その後もギリギリ法律に引っかかるような似た仕事をしていたものの、それももうやめたということで。で、やめるのとほぼ同じタイミングで佐藤さんの訃報を聞くというのは、個人的には『夢の終焉』みたいな印象を抱いてしまいました。
とか書くと何だか今の私は大変暗~い印象になりかねませんが、別に敗北感みたいなのは微塵もないわけで、20代以降から色々やりたいと思っていたことができる(実はブログのネタ系のところもちょっと絡んでたりするんですけれど、一応現時点では企業秘密ということで)ので早くその日が来ないものかと楽しみにしています。
それはさておきまして、佐藤さんのご冥福をお祈りいたします。
法律というと今でこそサッカーやらネタなどで盛り上がっている当ブログですが、開設当時目標としていたのは実はこのブログだったりしました。
死刑廃止と死刑存置の考察・BLOG版
一度だけTBしたこともあるんですけれど、向こうの読者からは「何をどう目指していたら、あんたのところのようになるのか」と小一時間問い詰められそうな気配です。
何だか私の場合どこに師事しても不肖(というか不詳?)の弟子になりそうです。PR
宮崎県の東国原知事とか大阪府の橋下知事とかが「国政に影響を及ぼしたい~」というようなアクションを起こしており、それに対して色々反響があるようです。
ただ、後者が主張した知事が支持政党を明らかにするというのは反対が多くて断念ということになったようですし、直接国政に殴りこもうとした前者もまた反対の方が圧倒的に多いよう。
まあ、確かに二人とも知事になって日も浅い中で、ただ知名度をウリに今までとは違うことを無理無理やろうとしているということで現実性とかそのあたり考えると批判が多くなるのは理解できます。
ただま、そういう意識をもつ、ということ自体は別にいいんじゃないかなという気もしますけれどね。正直日本の総理大臣になりたい人、なんていうのは多分多くないでしょうし、そのなりたい人というのもほとんどが一家代々政治家とかそんな人なんじゃないかという気もするわけで。
そういうバックグラウンドを持たない人が積極的に国政を動かしたいという意思を見せることは、手段はともあれ(といっても二人とも別に違法行為をしているわけではないが)結構なことではないかと私は思うわけです。
ま、タイミング云々というのは確かにあるでしょうけれど、本人が「今がチャンスだ」と思うのなら、そのタイミングで出て行くこと自体も仕方ないんじゃないかという気もするわけで。現実的には奇麗な進み方で総理大臣になれるのなんていうのは大物二世政治家くらいでしょうし、それ以外は多少無理しなければ仕方ないというのが(現実として)あるのではないかなあと思うのですが、そのあたりはどうなんでしょ。
もちろん、東国原さんにはもっと大きなチャンスが来る、ということを説得的に示せればまた変わってくるのでしょうけれど、どうもそういう意見を展開している人もいないみたいですし。
2世政治家はよくないと批判し、といって在野の面々が狙うと「非現実的だ」と批判するのは簡単ではあるのですけれど、それじゃ結局誰が日本の総理大臣になってほしいのか、ということに行き着くような気もするんですけれどね。
ああ、まあ、サッカーとかバレーとかの監督みたいに「日本人ではダメだから外国人がいい」ということを言いたいのかもしれませんけれど(爆)
大阪・此花区でのパチンコ店放火は犯人が出頭して逮捕されたということでひとまず区切りはつきました。発表されている容疑者の供述などを聞いている限りでは最初からそういう意図があった、みたいな話のようでそういう店内にいて被害に遭われた方々は気の毒な限りです。
で、まあ、今後再発防止のために警備体制の強化、とか色々手が打たれることになるのでしょうか。犯人供述が「ガソリンならナイフよりも…」とかあるみたいですので、秋葉原事件の流れでいければガソリンの規制がかけられるということになるのかもしれません、なんて嫌味の一つも言えるのかもしれませんが。
ただ、このあたり私はパチンコもパチスロもやらないのですが、防止対策をしたとしても当人達がそもそも逃げる気になってくれるのか、という疑問もあったりします。
パチスロなんかだと、当たり始めるとイベントみたいなのが始まるらしいですけれど、仮にその最中に怪しい物音とか聞こえた場合、「ひょっとしたらまずいことになるから逃げよう」なんて思う人とかはあまりいないんじゃないかという気もします。負けていれば近くで不審な行動とっている人がいたとしたら、ちょうどいいしさっさと引き払おうという気になるのかもしれませんが、設定がいい台とかに着いていて勝ってるときなんかは、実際どうなりかは分かりませんけれど、ガソリンみたいなものを撒いている人がいたとしても結構離れられない人は多いのではないかと。
まあ、こういうパチンコ店に放火する人がどのくらいいるのかということになるのでしょうけれど、明らかに動かなさそうな人も想定できそうなだけに徹底とかはそもそも無理なのかも、とも思います。
物事にはいい悪いのタイミングがあります。
例えば民主党の小沢元代表の秘書が逮捕された時に「国策捜査だ」なんて話があがったりしたというのはまさしくタイミングがどうこうという問題があったからでしょう。私は当時も今も「そんなに慌てるタイミングでもないんじゃないの?」というような気がしていて、実際そういう方向になっていますけれど(ま、小沢氏自身は代表降りたけど)。
で、タイミングといえば裁判員制度導入と並行して発生した足利事件の一連の話。
再審開始決定について、裁判所がじっくりとした事実検証とか原因究明とかせずにあっさり開始決定したということに菅家さんや支援者は不満を抱いている、ということのようです。ただ、個人的には裁判員制度とか踏まえると仕方ないような気もします。
というのも、ここで過去の裁判のやり方とか蒸し返して裁判官批判が強まったりしたら、そうでなくても及び腰な裁判員が更に恐ろしいものになりかねないわけですからね。
もちろん再審決定にそうした意向が入っているのかというと多分入ってなくて「さっさと終わらせてなかったことにしよう」みたいな意向が働いているのだろうとは思いますが、現実には将来的な裁判員とかの責任とかにつながりかねないということを考えると、過去をとことん糾弾するというのもよろしくないのではないのではないかと。
冤罪防止のために取調の可視化(もっとも、編集すると逆効果になるという話もありますし、どこまでやるのかというのがまた問題になりますけど)とか色々提案されていて、今まではこのあたりの議論があまり深まることはありませんでしたけれど、今後裁判員の責任感とかに働きかけていけば、結構そのあたりが進むのかもしれませんね。
Yahoo!のトップページの見出しを見ていて、西松社長の求刑とエコポイントがごっちゃになり、
西松前社長に禁錮271年求刑とか読んでしまって、「なぬー?」となりそうになってしまいました。
でも、終身刑と無期懲役と懲役271年ってどれが一番言われるとショックなんでしょうか。