川の果ての更に果てに

浦和レッズ　２　－　０　ヴァンフォーレ甲府
（浦和）ワシントン２，３
甲府がリスク構わずイケイケだったことに最大の要因があるのでしょうが、見ていて面白いゲームでした。まあ、結果的にイケイケだったゆえにやられてしまったわけですが、内容そのものはむしろ浦和相手に優勢という感じでしたし、ここまで無得点で連敗しているというのが何とも信じられません。ま、最後の場面でもう一つ個人の力が欠如しているように感じられた部分もありましたが、30分以降の猛攻にはここまで１点も取れていないチームとは思えないものでしたからねぇ。
レッズはどうでしょうか。テレビではことあるごとに「去年と比べて」というフレーズが飛んでいるわけですが、去年も結果として勝ちを拾っていたのであり、内容的には微妙なゲームも多々ありました。というか、レッズが試合全体を支配していて快勝したという試合自体がそんなになかったのではという気もしております。実況とか解説が言うような理想的なゲーム運びをしていたとは思えず、そんなに文句を言う類のものなのかという疑問もあります。

ただ、去年と比べて違和感を感じるのは、このチームはこんなに個人のエゴイズムがあったのかなということですね。
闘莉王がオーバーラップしたのに無視されてポストを蹴って悔しがったり（これも度を過ぎるといけませんが）、ワシントンがファウルを取られて怒ったりしているのはご愛嬌としても、例えば小野伸二の態度にはちょっと疑問を感じます。口は盛んに動いていましたが攻守にさっぱり冴えの無かった小野伸二を替えなかったのがオジェックの見る目の無さに起因するのなら仕方ないのですが、交替させるのが怖くて替えられなかったとするのならばこれは相当深刻かもしれません。
普通のチームだと外国人がわがままで、日本人が「あいつは仕方ない」となりがちですが、今シーズンのレッズに関しては日本人の方がわがままでむしろポンテやネネの方がチームプレーを心がけているような印象があります。我があるのがいいことなのか、あるいは個人プレーに走って後々まずいことになるのかまでは神ならぬ身なので何ともいえませんが。

内容そのものは大分改善されているので今後は選手のエゴをおさえられるかという点でオジェックの力量が問われそうです。

名古屋グランパス　２　－　０　アルビレックス新潟
（名古屋）ヨンセン１、金正友３
遂にヨンセンがキター！　名古屋も三連勝。ただ、ノルウェー代表から戻ってくる次の節は苦しいかも。

ＦＣ東京　０　－　１　ジュビロ磐田
この試合だけ別エントリで

大分トリニータ　３　－　１　大宮アルディージャ
（大分）三木１、高松１、松橋兄１　（大宮）吉原１
ファンには申し訳ないですが、直感的に今シーズン降格しそうと思った最有力候補が大宮でした。
まだ未勝利。適当な直感が当たってしまうのか、ここから立て直してくるのか。
チームに恨みはないので頑張ってほしいところであります。

横浜Ｆ・マリノス　１　－　４　ヴィッセル神戸
（横浜）上野１　（神戸）大久保１，２、レアンドロ２，３
横浜は榎本哲の退場も響いたのでしょうか。逆に榎本達也は古巣に恩返しをしました。

清水エスパルス　０　－　１　柏レイソル
（柏）李１
李は五輪予選に続くゴールで目出度いことです。今節からファンタジーサッカーのマイチームに参加させた菅沼ですが、三節続けてのゴールとはいかなかったようです（笑）

ジェフ千葉　３　－　３　鹿島アントラーズ
（千葉）羽生１、水野１、ジョルジェビッチ１　（鹿島）マルキーニョス１，２、中後１
ここまで未勝利の両チームですが、何だか慌しい試合をしてしまったようです。

川崎フロンターレ　６　－　０　横浜ＦＣ
（川崎）ジュニーニョ１，２、黒津１，２、マギヌン２、村上２
これはまた景気よく点が入ったものであります。左サイドは村上がここまでのところ予想外に頑張っているのが大きいですね。

ガンバ大阪　３　－　０　サンフレッチェ広島
（大阪）バレー２、二川１、遠藤１
ガンバは無失点で三連勝と出だしは好調です。