川の果ての更に果てに

このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。

川崎市某高校グラウンドでＡＮＫが怒りの表情を露わにしていた。
アナザーナカムラ・ケンゴ「こらぁ！　お前ら、きちんと走れ！！」
中村●×「す、すみません！」
中村北斗「むむっ、ケンゴウが何だか荒れているという話を聞いて慌てて来たが…」
中村直志「随分と怒っとる」
中村△◆「あ、ミスった」
アナザーナカムラ・ケンゴ「貴様ぁぁぁっ！」
中村北斗「何だか近づくのも怖いなぁ」
中村直志「鬼気迫る様子だがや」
中村北斗「何があったんだろう…うん？　電話だ？」
セルティック俊輔『よう北斗』
中村北斗「やあリーダー、何なの？」
セルティック俊輔『ケンゴウの様子はどうだ？』
中村北斗「何か分からないけど、やたら荒れてる。何かあったのかな？」
セルティック俊輔『ああ。めっさ凄い事件ばあったと』
中村北斗「どこの言葉だよ？」

選手もスタッフも同姓ばかりのチーム結成　イタリア（ＣＮＮ）

中村直志「な、何ぃぃぃ」
中村北斗「本当にそんな酔狂なチームが生まれようとは…」
セルティック俊輔『ひょっとしたらさー、先を越されたと怒ってんじゃねって思ってー』
中村北斗「なるほど。確かにあの表情を見ると明らかに先を越された感一杯だ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「３年後には絶対に全員中村にしてやるぅぅぅ！」
セルティック俊輔『まあそんなわけで。最近は噂も少なくて足の具合もいいようだ』
中村北斗「ふうん、ありがとリーダー。ぁ、また電話？　うげ」
澤穂希『ウゲとは何よ、ウゲとは』
中村北斗「僕に電話する用なんてあるの？」
澤穂希『うーん、ケンゴウが最近焦ってるって話があってね。本人に確認するよか、腰ぎんちゃくの南斗に聞いた方がいいような気がして』
中村北斗「南斗ちゃうわい！　腰巾着ちゃうわい！」
澤穂希『どうだっていいでしょ。こっち（ワシントン）でも日本の政局動乱は話題になっているんだけど、最近ケンゴウがビッグ＆スモール壊滅のために検察を動かしたっていうじゃない』
中村北斗「あれケンゴがやったの？」
澤穂希『ワシントンではそういう話ねー。昨日オバマと話したけど、ちょっと困ってるみたいね。彼も一応ビッグ＆スモール所属だからさ。まあ、小沢は全澤会所属ということであたしも全く無関心ではいられないわけなんだけど』
中村北斗「日本では民主党が国策捜査とか言ってて、むしろアメリカの圧力だとかいう話があるけど」
澤穂希『どうなのかしらねー。とりあえず、ホワイトハウスの中見ててもみんな困った顔してるから、仮にアメリカが仕掛けたのだとしても、ケンゴウが更に火をつけようとしているってところじゃない？』
中村北斗「それもビッグ＆スモール殲滅のために…？」
澤穂希『いやー、あるいはさ、中村以外全部立件させるつもりなんじゃない？』
中村北斗「そんな無茶な！　いくらケンゴが暗躍家だとしてもそんなこと…」
澤穂希『そう思うでしょ。だからあんたに電話したわけよ、南斗』
中村北斗「だから南斗じゃ…しかし、それが本当だとするとバクチに近い…成功すればいいけど、失敗すればどうなるのやら。というより、あのケンゴが澤様を敵に回すかもしれないことをするなんてことの方が信じられないんだけど…ブツブツブツブツ。あの、聞いてる？」
澤穂希『じゃ。ブツッ』
中村北斗「あっ、そんな不安を煽る切り方するなんて！」
澤様なりの警告？

当然、危機感を募らせているのは中村一家だけではなかった。
鈴木達也「ククククク」
鈴木啓太「おまえ、今回はＡＮＫのキャラのっとりか？」
鈴木達也「検察が動いて小沢はもう風雲の灯火。麻生ももう終わりなのでフロンターレも少なくないイメージダウンを被るでしょう。そして間もなく総選挙。顔がいなくなった以上は…」
都築龍太「当然、鈴木がそのマンパワーを生かして勝ち残るということだな」
鈴木達也「ああ、早く総選挙になって、日本をかきまわさないとなー」
鈴木啓太「ムネオ首相、政也監督、キャプテン俺なんて日も近いなぁ」

どんな日本になるのか予想もつかないけどね。