川の果ての更に果てに

このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。

浦和レッズが時に展開する愛と友情と裏切りに満ちた壮絶な人情ドラマ。
今回の主役は永井雄一郎だった。

永井雄一郎「もう許せない！　ゲルトが残るなら俺は出る！」
阿部ゆうき「待ってくれ。君がいなくなったらレッズにおけるｄ－YOUの勢力的な問題が」
永井雄一郎「ウガー！」
阿部ゆうき「ぐはっ！」
永井雄一郎「おめーの優等生的やり方にももう飽き飽きした！　ｄ－YOUがどうのこうのと言いつつ、影で『チーム☆KI』の代表にもおさまろうとしているんだろう！」
９ゴールという記録的勝利で高円宮杯を制したレッズのユース組には「～キ」で終わる人が非常に多い。
情報提供：くがみ先生
阿部ゆうき「…うっ、そ、それは」
永井雄一郎「俺はチームの方針にも嫌気がさしたんだ。どうして俺の希望をかなえてくれない。どうしてユニット・ホストクラブを作ってくれないんだ！　俺はこんなにも努力しているというのに！」
阿部ゆうき「努力…？」
ウッチー「ホスト的ルックスの維持に費用を費やしてきたということだろうか？」
スシボンバー「いや…永井は昔から、たまにすごいところを見せて関心を引き、女性（男性も可）に金を落とさせてしばらく怠惰なヒモ生活を送るという、まさにホスト的サッカー人生を送っていたからな。思えばユースにいた頃からそうだった（しみじみ）。いやもっと言えばデビュー直後のマリノス戦でのドリブルからしてそうだった」
永井雄一郎「俺は、俺はＦＣ東京に移籍する！」
阿部ゆうき「チームまで決めてるのか！？」
スシボンバー「ＦＣ東京はチームからしてホストクラブ的サッカーをしているからな」

しかし、暴れているホストは永井だけではなかった。
田代有三「ウガー！」
興梠慎三「た、田代が暴れてる！」
本山雅志「年上なんだから田代さんって呼べよ」
興梠慎三「天は神の下に俺様を創り、俺様の下に人を創ったというのに何故俺様が人を『さん』付けで呼ぶ必要がある？」
田代有三「俺も出番が少なくなったー！」

中村北斗「だって。ホストは冷遇される時代が来たのかな？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「世間が不況だと交際費が削られ、ホストとホステスには冬の時代が到来すると言いますからね」
中村北斗「それはそうと、今月の諜報費用は…」
アナザーナカムラ・ケンゴ「レッズの中村強化本部長の機密外交費が優先です。それにこの経済情勢では仕方ありません。何より京都が中村充孝を獲得することが正式に決まった以上、今月はそれほど大きな暗躍をすることはないでしょう」
中村北斗「なるほど。報知が正式決定前に報道して市立船橋を怒らせたときには話が立ち消えになるんじゃないかと慌てたけど、決まって良かったよ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククク、彼は司令塔中村の系譜を受け継ぐ素晴らしい素材です。残念ながら今季全くといっていいほど出番のなかった太亮とともに関西の中村を盛り上げてほしいものです」
中村直志「わしと同じ千葉県からやしな」