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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
さて、ということでネメアの大獅子を倒しに行くことになったあたし達だけど、ロナウド大五郎とヒラヤマソーダはやる気がなくて震えるばかり。大五郎はともかく、ヒラヤマソーダは単なる大木なんだからライオンが食べるはずないというのに。
「そげん言うがども、オイは怖いタイ」
いきなりエセ九州弁になっているし…
ということで二人は役に立たないんだけど、何といってもネメアの大獅子といえば最強のライオン。いかに汎用人型兵器のカイトといえども一人だけだと苦戦するのは目に見えているわ。そこで誰か仲間が必要だということで強者の噂を聞かないか、大募集をかけてみることにしたわ。
ボクサー警官「大募集」引退後は犯罪KOをお願い(読売新聞)
そうしたら、近くで「小さなライオンがリハビリをしている」という情報をゲットしたの。
「大獅子の子供でしょうか?」
「とりあえず見に行くわよ」
小さいライオンならカイトでも倒せるでしょ。
それで早速噂されたリハビリ場所に行ってみると確かに小さいライオンが肘打ちの練習をしていたわ。向こうがこっちに気付いて声をかけてきた。
「人魚姫の妹さんじゃないですか。ボクのこと覚えてます? メッチーです」
そう、小さい獅子っていうのは管理人をして「もっとも使いにくかったキャラ」といわしめた小獅子のメッチーだったの。
でもカードは反応しないわね。
「わざわざあまり人のいないリハビリ場に来るなんてボクに何か用ですか?」
「実は…」
と経緯を説明すると。
「ボクで良ければ力になりますよ」
と安請け合いしてくれた。そんなものでいいの?」
「リハビリの度合いを見極めるにはいい機会だと思いますので」
ふぅん、中々頼りになりそう。
ということで、他に協力者はいなかったけどメッチーが味方になってくれたのでとにかくあたし達は大獅子退治に向かうことにした。
しばらく歩いていると、
『ガオー! オレ、オマエタチ、タオス!』
と大獅子が早速襲い掛かってきた。
あとはよろしく。
「お任せください」
「さあ、倒してやるとも!」
とメッチーが飛び掛る。
『ガオー』
大獅子が腕をブンと振り回す。
「うわ~~~っ!」
メッチーは悲鳴をあげて大きく吹っ飛んだかと思うと、ゴロゴロと数回転した挙句に動かなくなった。じんわりと地上に赤い染みが広がっていく。ひぇ~~。
ちょっとちょっと、それじゃ弱すぎるじゃない…と突っ込みを入れたくなったけど、これでカイトと大獅子がサシの勝負をすることになってちょっと厳しいかも。
『ガオー!』
大獅子は腕をブンと振り回す。カイトはそれを避けて反撃の機会を探る。けど大獅子のパワーが凄いからカイトは後退一方。
何かまずい状況になってきたわ…
『トドメダ。ガオー!』
大獅子が両腕をふりかざして飛び掛った瞬間、
いきなり背後から小さな影が飛び掛って、大獅子の腕を捕らえた!
そしてそのまま素早く腕ひしぎ逆十字固めの体勢に。飛びつき腕ひしぎ逆十字固めとは中々侮れない…
『ガオ? オ、オマエ、タオシタハズ…』
そう、体勢が決まって分かったんだけど、飛びついたのはさっきまで倒れていたはずのメッチーだった。で、何故か額のあたりが血に染まっているんだけどさっき顔に攻撃受けてたっけ…
『ガオ…オマエ、オレ、ダマシタナ』
大獅子はそんなことを言う。
…どうやら、メッチーは実際には攻撃を受けていないにもかかわらずさも無茶苦茶な攻撃を受けたように見せかけ、尚且つ時代劇で使われる見せ掛け血糊の袋を仕込んでおいて、それを割って出血したように見せかけて死んだフリをして油断を狙っていたわけか。
何て芸の込み入ったことを。
『ガオ…イタイ、ギブアップ、ギブアップ』
いや、ここはリングじゃないからギブアップしてもダメなんだって。
「動けないものを倒すは騎士道に反することなれど、御免!」
カイトがあっさりとプログレッシヴ・ナイフを突き立てて終わり。最期は可哀相な気もしたけど、今まで迷惑かけてたから仕方ないわよね。
「ふう。実戦に出てリハビリが順調なのがよく分かりました」
メッチーは機嫌が良さそうだけど、順調なのは技術と演技のどっちなんだろう…?
「それじゃ、この獅子の皮を剥いで証拠としてもっていきましょう」
とカイトとメッチーはそそくさと後始末に入った。
ま、とりあえず無事に終わったからいいか。
と思ったその時、
「…あら、ネメアの大獅子といえば最強を謳われた獅子でしたが意外と大したことがなかったのですね」
聞き覚えのある妙に丁寧かつ嫌味な口調が空から聞こえてきた。あたしは無意識に叫ぶ。
「ついに出てきたわね、破滅女!」
「…貴女はしつこく私の邪魔をしてくるのですね。ストーカーは嫌われますよ」
「勝手にストーカーにするんじゃないわよ。あんただってあの手この手で世界を真っ黒にしようとしている妄執の塊じゃないの!」
と叫ぶと、がちょう番の娘はバカにしたかのような溜息をついたわ。姿は見えないけどつくづく腹が立つ!
「貴女は何も理解していないのですね。何度でも言いますが、光があるからこそ闇が出き、光と闇という区別があるからこそ争いが生じるのです。もはやこの世界は暗黒の淵に立たされているのですわ。
地球滅亡まであと5分=北の核、温暖化などで2分進む-終末時計(時事通信)
しかしながら、闇を消し去るというのは不可能です。闇は無なのであり、無を更になくすということはできません。ですから、有なる光を奪い去ることで平等なる暗黒の世を作り出し、それによって争いを封じなければならないのです」
「それで22のタロットカードの正位置を逆位置にしたということなのね」
「…そんな大したことをしたつもりはないのですけれどね…偶々時の砂なるものを見つけたのでそこにみんなを呼んで砂時計をひっくり返してもらっただけですわ」
要チェック、要チェーック! カイト、覚えておきなさい。分かったわね。
「……?」
「とにかく、早く戻しなさいよ!」
「…面倒ですわ。やりたければご自分でおやりくださいませ。それでは私は別の用件もありますので」
そう言って、あの女はいなくなった。
とにかく、時の砂とかいうものがある場所に当人を連れていって、本人に元に戻させればいいのね。場所を当人たちが知っていれば問題ないのだけど、あの女のことだから光明に忘れさせているような気もするわ。
とにかく、一歩前進があったということでまた次に続くわけ。
王子メッチーが出てきて
くれましたね+.゚(。´∀`)ノ゚+.
地球滅亡まで5分ってのが
怖くて読んでしまいました(・∀・;)
出血するとピッチから追い出されてしまいますからね~(笑)
頭からドクドク流していれば相手に心的プレッシャーを与えることができるかもしれませんが…
エトーは復帰の話がありますが、メッシーもそろそろでしょうね。
今回は少しキャラ特性がつきました。ベースがモウリーニョ発言なので納得がいかない可能性も高いかもしれませんが(笑)
終末時計はいつも怖い話です。最近戻ったところを聞いたことがないのですがこのまま着々と終わるんですかね…
無題 - がちゃ
メッシたんキタワア
(*´ω`*)
でも実際のメッシたんは血糊の袋を仕込んだりはしませんっ!
多分…(笑)。
リハビリの具合が順調でよかったですわ。
ヽ(・∀・)ノ