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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
ネメアの大獅子を倒したあたし達は意気揚々と街に戻ってきた。
「ぶー。メッチーじゃないかぶー。おまえもオイラ達と食べ歩きの旅に出るぶー」
「…あ、いや、ボクはいいです。これから戻らないといけませんので」
「ぶー。おまえ嫌な奴だぶー」
「……?」
「おいらとヒラヤマソーダには戻るところがないのを知っていて嫌味を言っているぶー」
いやアンタ、それは違うって。
「仕方ないぶー。冷たいメッチーは置いておいてまた旅立つぶー」
「…あたし達も遠慮しておくわ」
「ぶー。つまらないぶー」
そんなこと言っても、アンタ達使えなさすぎだもん。
そんなこんなであたし達は大五郎とヒラヤマソーダに別れを告げ、メッチーと一緒にバルサマンの本拠地に向かうことにしたの。あそこなら何人かカードに対応する人とかいそうだしさ。
さて途中まで旅をしていると、今度はレルネに住むというヒュドラーの退治を頼まれた。九つの首があって、恐ろしい毒を吐き出すらしいわ。
ふふん、最初がいきなり五番目の掃除だったけれど、大獅子がきてヒュドラーということは順番通りになってきたってわけね。
「ヒュドラーには仲のいいカニがいるんだそうです」
そいつも知ってるわよ。ま、どっちにしてもカイトとメッチーがいれば何とかなる、はず。
なので早速、レルネの沼の方に出かけようとした。そうしたら、いきなり空が真っ黒くなってしまったじゃない!
「何、またあの女なの?」
「…あっちで何か光ってますよ」
メッチーが指摘した方向には確かに何か光っているものが。ん、待てよ。あの光、どこかで…
とにかく向かってみることにしたあたし達、しばらく走ると、何と遠くにあのネ申竜が見えたのよ。
ということは、ドラゴンポールを誰かが集めたってことなのね。誰? まさか、あの女?
『ドラゴンポールを集めしものよ。汝が願いを言うがいい』
うわ~、遠くでネ申竜が呼び出した者に何か話してる~!
「願いはただ一つ! 冥府にいる我が兄ディエゴの復活を!」
続けて声が聞こえてきた。うん、この声どこかで聞いたような…
『たやすいことだ』
ネ申竜が答えて、パッと光り輝いたかと思うと、空が明るくなった。
「兄さん!」
「ガブリエルよ!」
……うわ~、ミリート兄弟だ~。
って待てよ。ということは、ヒュドラーと仲のいい蟹ってもしかして…
とか思っていると、向こうがこっちに気がついたみたい。
「む、貴様は人魚姫の妹!」
ディエゴが力入れて叫べば、ガブリエルの目も険しくなった。
「…本当だ。君はとことんまで僕達の邪魔をする気なんだね…」
「いや、別に邪魔するつもりは。それより一人でドラゴンポール集めたのね」
「…ふん。僕達の愛の前では球っころ七個集める程度など…」
「まだそんなことを…」
「もう一年待ってからまた七個集めて、今度はあらゆる恋愛を許容する世の中にしてもらうんだ!」
「…まだそんなことを……」
呆れているとカバンが光った。何い、まさか? まさか…
「ム? その面妖なカードは…タロットカードか。ムーンじゃないか」
ムーン? ムーン(月)なのね?
良かった、ラヴァーズだったらどうしようかと思っちゃった。でも何でムーンなの?
「月は妖かしの象徴だからでしょう」
カイトが答えた。そんなものなのかしら。しかし、まるでネタのないところから勝手に妖かしの象徴にまでしてしまっていいのかしら?
ま、それはいいわ。
「ところで、この近くにヒュドラーが住んでるっていうけど?」
「フフフ。彼は僕の親友さ。彼がドラゴンポールを集めるのに協力してくれたおかげでさっさと集めることができたんだ」
「う~ん…」
「しかるに君たちはさしずめ、そのヒュドラーを倒しにきたようだ…」
ギクッ、バレてるし。
この二人相手…まあ、以前カイトが一人でボコボコにしていたから勝てないことはないだろうけれど、倒しあぐねている間にヒュドラーがやってくれば厄介なことになりそうね。
「まあ、しかし、彼が恨みを呼ぶことをしているのも事実かもしれないから、場合によっては見過ごしてあげてもいい」
「…場合によっては?」
「そう。つまり…こういうことだ!」
とガブリエルが突然鋏を伸ばしてきた。一瞬ギョッとしたけど狙いはあたしとカイトじゃない。
「うわっ!」
と後ろでメッチーが慌てて避ける。
「君が無事だとセレステ連合軍で兄さんと一緒にいるのが難しいんでね。しばらくオネンネしてもらう!」
あららら、何かよく分からないけど、なし崩し的にミリート兄弟とメッチーが喧嘩を始めちゃった。
「セレステ連合軍は優れた選手しか入れませんが、候補を一人消せばその分別の人が入る可能性は高くなるということなんでしょうね」
カイトが言う…すごい嫌な理由だ。
つまり条件というのは、自分達がメッチーをオネンネさせる間、見て見ぬふりをしていなさいということなのね。
どうしたものかしら…
メッチーはおもむろに背を向けて走り出す。逃げるのかと思いきや、真ん前にある木を垂直に駆け上がる。てっぺんから舞い上がっての月面宙返り、ムーンサルトプレスだ!
「おっと…」
が、ディエゴがあっさり横にかわした。標的を失ってそのまま自爆…
「ガブリエル! 上だ!」
ディエゴが叫ぶ。ガブリエルも迷わず飛んだ。
「…しまった!」
そうしたら、そこに何故かメッチーがいてガブリエルの鋏にガッチリと捕まった。じゃあ今自爆したのは一体何なのよ?
「…瞬間的にぬいぐるみを放って自爆と見せかけつつ、本体が第二弾を仕掛けるつもりだったみたいですね」
カイトが解説を加えているけど、一体どんなことをすればそんな手品じみたことができるのよ。しっかり見抜いている方もすごいけど…
とにかく、ガブリエルの強烈な鋏によるマークにつかまって身動きとれないメッチーに、ディエゴが大きな鋏をぶん回して近づいていく。
「…残念だが、サヨナラだ」
そのセリフ何回使えば気が済むのよ?
簡単に復帰してしまっても面白くありませんから。
ただ、ガンダムXでもこの兄弟、あと一歩まで行くのに何故か最後まで行かないんですよね(笑)
メッシたんが。。。 - ゼシカ
メッシたん危うしですΣ(▼□▼メ)
やっと復帰しかけてきたのに
次回メッシたんの運命がぁぁ。