川の果ての更に果てに

世界には不思議なことが一杯あるものです。

１９年ぶり発見の娘…半分野生化　カンボジア（産経新聞）

８歳の時に水牛を追って密林に消えた少女が19年後に完全に野生化した状態で見つかったのだそうで。
何でも骨と皮だけというような状態だそうですけれど、いずれにせよ19年間もよく一人で生きられたものだなぁと正直思います。日本人の９割くらいは３ヶ月程度で死に絶えるのでは…もちろん自分も含めて。

しかし、幼児が放置されたりした場合には社会生活とかを知らないわけですから野生化するというのは分かるのですが、８歳くらいまで普通の人里で育っていた子供でも完全に野生化してしまうものなんですね。逃げ道を求めていたら生きていけないくらいにジャングルの中なんてのは厳しいものなのかもしれませんが。
27歳くらいまでなると脳も大分柔軟性を欠いているでしょうし、これから言葉や元の生活を教えるのは大変だと思いますが、普通に生活を送れるようになるといいですね。

言葉を話さないというと、昔イタリアで「周りで誰も話をしなかったら、一体赤ん坊はどんな言葉を話すんだろう」という突飛なことを思いつき、赤ん坊の世話をしつつも周囲の人には無言を貫かせた王様がいたのだそうで。
結果は全員情緒障害を起こして死んでしまったのだそうですが、一人で行動できるようになると特に言葉の有無は問題ないのかもしれませんね。

…で、どうでもいいんですけれど、この話、Yahooのトピックスの中では「生き物なんでも情報」の中に入れられております。
…別に間違いではないんですけどね。人と動物の境界なんて明確に定義されているわけでもないわけですし。でも怒る人は怒るような気も…