川の果ての更に果てに

本人の態度が全然出ていないのが何か気になります。

婦女暴行未遂で服役男性は無実、公判中の男逮捕…富山（読売新聞）

本人は三年の刑期を終えてもう出ていたのだそうで、それは大変に不運でお気の毒でしたと言うほかはないのですが、無実であれば普通は「自分はやっていない」と主張しているのでしょうし（実際には巧いことだまくらかされて主張しないよう仕向けられる人も多いそうですが）、「無実が証明されてうれしい。警察が許せない」とかそういう当人のコメントとかが取れそうなところ、そういうのがないのが何とも疑問であります。
「今更どうなるもんでもない」とかいう諦めとかがあるのか。ま、実際服役が終わった後だとそんな気持ちになってしまうかも。あるいは配信記事を送った側が警察情報以上のことは調べていないということになるのか。

逮捕から判決までの経緯も求刑とかも分かりませんので、その誤認逮捕に至るまでにどういうのが介在していたのかは何ともいいようがないですが、強姦罪の場合は処罰に告訴が必要となるため、こういう事件が起きると捜査機関はもちろんですが被害者までもが悪者になってしまいかねません。
現実問題として一件一件に綿密な捜査をするほどの時間や人数がいないという事情はあるのでしょうけれどしっかりしてもらいたいものです。

ところで氷見警察署のサイトには被害者支援が大きく謳われていますが、警察による被害の支援とかはやっているのでしょうか？

あと、この事件の判決は懲役三年であったわけで、おそらく裁判所は「こんなもの」と思ったのでしょうけれど、そうであるなら、真犯人もやはり三年ということになるんでしょうね。これで三年を超える（多分超えるでしょうが）とある意味捜査機関と裁判所の八つ当たりなわけですし。