川の果ての更に果てに

少年法の存在について、「少年を特別扱いすべきでない」という話がありますが、それを裏付けるかのような話？　がありました。

２歳児を「指名手配」…ＵＡＥドバイの空港で（スポーツ報知）

ニュースの中に父親が「『息子を連行する』と言われたがからかわれているのだと思って『連れていけば』と答えた」なんていうユーモラスな話がありますが、連行する側はその２歳児の姿を目にしながら言ったりしていたのでしょうか。

とはいえ、これだけにとどまらず実はインドでも同じような話があったのだそうです。
強盗で「３歳男児」の逮捕図る、村民抗議　誤解と判明（ＣＮＮ）
ただし、こちらは３歳ではなく３ヶ月という説も…　→　ブログらぷぽ

普通に考えれば間違いであろうことくらい分かろうものですが、どんなもんなんですかね。自分が警察官だったとして、上司から「テロリストの逮捕状が出た。至急連れてこい」といわれて現場に直行したら、砂場で自分の作った砂のお城を壊している３歳児だったとしたら…
「ぶ、部長。テロリストを発見しましたが、あ、あの…容疑は砂のお城の爆破容疑でしょうか？」

結局のところ、何らかのミスが発生して変な誤解が生じた場合でも実際に事に対処する警察官や捜査官などは形式的に従って動くものだ、ということなのでしょうかね。
このあたりの妙に固い役所的な体質は当然日本の警察官にもある（というかＵＡＥやインドよりも固いのではという気すらする）わけで、少年法とか刑事未成年規定が廃止されれば１歳児が逮捕されるなんて話が出てくるかもしれませんね（笑）。