川の果ての更に果てに

タレントのブログとかに執拗に中傷コメントを書き込んだとして18人もの人が逮捕されたんだそうで。足立区出身で元不良なんて売り出したものだから綾瀬の女子高生コンクリート殺人事件の犯人なんて類推したなんてことだそうですけれど、本当にそんな事件の関与が疑われている人なら事務所が「元不良」で売り出すわけがないような気もしますが。

で、この18人全員の所在地とかは書かれてないですけれど、２人は東京・国立市の国立大職員とか札幌の女子高生なのだそうで、全く無関係そう。ただま、ブログなんかに悪意ある書き込みをする際に同じ意見の賛同者がいると「自分もやってしまえ～」って気にはなるでしょうから（集団ヒステリーみたいなものなんでしょう）、そういう意味では関与ありにするのも仕方なしですかね。

少し前には会社の名誉毀損で損害賠償を命じられたという話がありましたけれど、今後こういうのは増えていくんでしょうね。

名誉毀損罪には真実性の証明という項目があって、公益を図る目的で書いた場合に真実であれば免責される～みたいな話があります。で、まあ、真実だと証明できなくても確実な資料に基づいて真実だと誤解したような場合にはこれはまあやむをえないよねということでこれも同項目で免責される、というのが判例の態度だったかと思います。
これらはメディアあたりを想定したものでしょうから、一般人のネットユーザーにまで同じくらいの調査を求めるのは難しいような気もします。
ただ、本気で中傷したいのならネットなり芸能週刊誌の記事を鵜呑みにするだけでなくてもう少し自分でも調べてからにしなさいよ、ということがあるのは間違いないでしょうね。それがない無責任な言論には一定の罰が加えられるのもやむをえないかもしれません。