川の果ての更に果てに

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2025.02.01 -

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去年末あたりから、マンションやアパートでの火事の際に乳児や幼児が上階から投げ落とされ、下にいる人がキャッチを試みるという話が散見されます。今日も熊本の方で投げ落として受け止めたという話がありました。
もちろん成功すれば美談ですが、失敗すればどうなるんだろうということで実際に岐阜県ではキャッチに失敗して脳挫傷になってしまい、亡くなってしまった子もいました。

野球のプロ選手でもないのに絶対にエラーが許されない状況ということで、上にいる方も必死なのでしょうけれど、下にいる方も大変でしょう。
もし、団地の近くを歩いていたら「火事だー！」と叫ぶので行ってみたら、上から「子供を受け取ってー！」とか叫ばれた時に進み出られるか、自信はないです。

理想としてはやはり消防隊が来るか、あるいは投げ下ろすにしても下で準備ができてから…ということになるんでしょう。ニュースであるからといって安易に投げ落とすべきではないだろうとは思います。もちろん火事になるとそんな悠長なことを言ってられないものでしょうけれど。
無論高さと重さの関係も重要になってきそうです。岐阜県の亡くなった子供は２歳だったと思いますが、２歳になると体重も10キロ前後くらいまで増えているでしょうから、受け取る側も相当腰を据えてかからないとかえって重傷を負うなんてなりそう。
個人が何とか受け止められるとなるとおそらくは１歳くらいまでが限度なのではという気がします。

万一失敗した場合には落としたり投げ落とした側の責任はどうなるのかということになりそうですけれど、あるいは過失致死の成立などが議論されるのかもしれませんが、基本的には緊急事態ということで緊急避難行為になるんじゃないかという気はします。
もちろん、火災の大きさによっては違った結論になるかもしれませんけれど。

とはいえ、落としてしまえば一生ものの後悔になりそうですし、やはり万全を期してほしいところ。
脱出シュートなどはたまに見受けられますが、団地などの一階には緊急時用のクッションみたいなのを用意しておくとかそういうのがあってもいいのかもしれませんね。

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