川の果ての更に果てに

昨日のサッカー中継の後半を占めていた津波情報。
人命にかかわることなので、こちらの情報を優先したのは当然でしょうけれど、あまり効果がなかったというような話も出ております。
13万人に避難指示・勧告＝従った人1割－北海道津波警報（時事通信）

結果的に被害はほとんどなかったようで何よりでありますが、せっかく報道していてもほとんどの人が聞いてくれなかったというのは少々意外な話です。

１ｍや２ｍ程度の津波で何が怖いものか、ずっと暮らしてきた自分の家にいて死ぬのなら仕方がないという意識があったのか。
はたまた単にテレビを見ていなかったのか。
あるいは、「外は寒いのに逃げていられるかいな」という意識があったのか。

最後なんかは結構深刻だったりするかもしれませんね。実際、今でも相当寒いでしょうけれど（昨日行っていた華厳の滝のあたりは北海道と同程度の気温だということらしいので、猛烈な寒さは身をもって知りました）真冬になると大雪が積もるわけでそもそも「どうやって避難場所に行けというのか」なんてことになるのかもしれませんし。
高齢者の人なども多いでしょうから、逃げたくとも移動できないなんてケースもあるでしょうしね。

もちろん、実際に被害が発生したら「どうしてもっと真剣に報道してくれなかったのか」とテレビとかを批判したりするのでしょうけれど。解除ミスがあったという話もありますし。
津波注意報、気象庁とフジテレビが解除ミス（読売新聞）

しかしまあ、今回は津波到着の予想時刻や高さなどを報道していたわけですが、これもある意味難しい判断があるかもしれませんね。
もし、地震が大雪の舞う１月に起きて、尚且つ「６ｍクラスの津波がくるおそれがあります。すぐに避難してください！」なんてことになったとすれば…

知りすぎるということもまた恐ろしいことだったりするのかもしれません。
もちろん、地震予知などでも似たようなことがありえますね。