川の果ての更に果てに

関西で私学のトップというと関西大学、関西学院、同志社、立命館のいわゆる関関同立になるわけですが（いわゆる偏差値順なら同大、関学、立大、関大なんですけどね）、何とそこに関東の雄が乗り込んでくるらしいという話があります。

慶應義塾が大阪に進出（産経新聞）

まあ、上記リンク先にありますけれど、元々福沢諭吉は大阪の適塾で緒方考庵に蘭学などを学んでいた経緯もありますし、実際初期には大阪にも慶応義塾があったそうである意味原点回帰とも取れる話なのかもしれません。
ただ、もちろん他大にしてみればのっぴきならない話でしょうね。特に上記四大は大阪の中心部にはキャンパスを構えていないので（同大は京都、関学は西宮、立命は京都など、関大は吹田）、名前的にもアクセス的にもいきなり急所にズドンと打ち込まれた感があるかもしれません。

ただま、内容はというと民間のビルを借りて、主にビデオ講座やＯＢの企画スペースとして使うなど、いわゆる本格的なものとは遠いよう。専門的な勉強をしたいという一部の人はともかくとして、四年間通わせるという意味で大阪で学生を集めるのかというとそうでもないのかもという気もします。というより、ちょっとした企画教育とか専門学校みたいな形で通うというのは、いくら慶応義塾であっても嫌なんじゃないですかね。
それとも慶応義塾を履歴書に書けるなら全然気にしないという人もいるのでしょうか？

ま、そうは言っても最近では予備校とかも全国展開してビデオ講座とかやっていているわけで、実際変な教授がやるよりかは分かり易い教授がビデオでやってくれた方がいいのかもしれません。教授は自分の研究をすることが仕事なので、講義がなくなったとしてもむしろ喜びそうですし（苦笑）
将来的には潰れた地方の小大学を慶應とか早稲田が買い取って、山形慶應義塾とか、宇部早稲田大みたいになるのかもしれません…