川の果ての更に果てに

レッズが連覇
主力がいないレッズに対し圧倒的に攻めるガンバがシュートミスや都築の好セーブに阻まれて得点できず。
後半もはずしているうちにガンバは攻め疲れて集中力が希薄になったところで岡野のカウンターから最後は永井がゴール。多分二回しかなかったチャンスの一つを得点にして見事に連覇を飾りました。
ガンバはあれだけ決定機がありながら負けたということで新年早々悔しい思いをすることになりましたね。

レッズのギド・ブッフバルト監督は主要タイトルを二つ獲得して有終の美を飾り、退任することになりました。
個人的な印象としてはブッフバルトはあまり戦術に明るい（特に攻撃面）監督ではなく、どちらかというと守備組織をがっちりと固めて、攻めは何人かの選手の個人能力に任せていたような気がします。あとは選手のモチベーションを最高にまで高めることに秀でていましたね。
どちらかというとタレント軍団を任せるには向いている監督という感じで、噂されるようにドイツでブンデスのチームの指揮をとるとなると結構苦労するように思います。

来季のレッズはブッフバルトを失い、オジェックが来る。ということは、戦術的にはブッフバルトより明るいものの求心力という点ではやや落ちるのではという印象でこの長所短所がどう響いてくるかが微妙でしょうね。

阿部の獲得も濃厚でますますタレント軍団色を強めるレッズ。
来季は巧いこと回転してより進歩を遂げるか、逆に巨人みたいにチーム内部を掌握しきれずに予想外の不振に陥るか…成功か失敗かが極端になりそう。
ここしばらくの試合を見ていて漠然とそんな印象を受けました。

ガンバは遠藤がまだまだ本調子というようなところではなかったようで、ついでにレッズに苦手意識を抱いた部分があるのかも。バレーの獲得なんて話もあるそうですが、他はともかくレッズ戦に関してはやり方を変えて臨む必要があるのかもしれませんね。あとは守備陣ですかね。シジクレイも少し落ち気味な印象で、一応代表クラスの宮本がいなくなると厳しいかもしれません。

高校サッカー、オシムは八千代の米倉に熱視線？
…なんてありますが、千葉は八千代から選手を獲得するわけで、その意思決定の過程にオシムが絡んでいる可能性が高いとなると関心が高いのは当然でしょう。

クリスティアーノ・ロナウドがポルトガル最優秀選手
まあ、デコかロナウドかというところでしょうかね。デコがトヨタカップで獲得したので、今回はロナウド…
というのではなく、点を取ったり無回転ＦＫとか身につけたりした華やかな部分が評価されたのでしょう。フィンランド戦では大人しくしてね（笑）

ロナウドクラスの衝撃
…といっても実業団駅伝の話ですが。日清食品のＧ・ゲディオンの走りの凄まじいこと凄まじいこと。これで20歳だなんて信じられませんでした。
ま、それでも勝ったのは佐藤敦之の力走のあった（サムライの格好してテレビの前で刀構えているだけのことはあった）中国電力だったわけで、ある意味いかにも駅伝らしい話。
でも、ゲディオンあたりとまともに戦って抜いてやるというくらいのランナーを育てない限り、日本の男子長距離が再び栄冠をつかむのは難しいんじゃないかなぁとも…