川の果ての更に果てに

紅白歌合戦で、やる前から物議の対象になりそうだと警戒されていたＤＪ　ＯＺＭＡがやってくれたのだそうです。
“裸”演出に抗議の電話　紅白歌合戦（産経新聞）

裸に見えるボディスーツみたいなのを着せた女性ダンサーに脱ぐ仕草をさせて、裸になったと誤解させたのだそう。それで抗議電話が250件くらいあったのだとか。

相違点も存在しますが、何年か前のスーパーボウルのハーフタイムショーでジャネット・ジャクソンが意図的にポロリをやったことと似ているといえばいますかね。どちらも40％くらいの視聴率が取れるいう点では共通しています。ただジャネットのケースの場合は主催者側がよく知らなかったという話でその点では違うでしょうけれど。
スーパーボウルに関してはジャネット以降は主催者が大分過敏になり、昨年のスーパーボウルではハーフタイムショーだけ数秒間のディレー放送になり、ミック・ジャガーの性的表現を連想させる言葉を吐いたところだけ音量を落としたとかそういう工夫がされたとかいいます。
紅白はどうなるんですかね。アーティストを出すなら表現を認めないと当該アーティストの本質的な部分が損なわれるでしょうし、出さずに演歌歌手ばかりだと歌合戦の本質にはかないますが、若者は見ないかもしれない。中々線引きが難しい部分かもしれません。

ま、私にとってハーフタイムショーはお昼ご飯の時間ですので、ジャネットのポロリもミック・ジャガーの規制も見逃しました。ついでに昨日の紅白は見ていませんので、実は特に関係のない話なのですが（笑）

しかしまあ、ソフトバンクのＣＭの時にも思いましたけれど、大晦日の深夜に抗議電話をかける人が多数いるというのは何とも暇でかつ余裕のない話だなあとも思うのですけれど。

ちなみに私はＫ－１を見ていたのですが、見た人はどういう感想を抱いたのでしょうか。
私は「競技的に面白い試合はないだろうけれど、ネタとして面白いだろうからそれでもいいや」と思っていたのですが、本当にネタとしてしか語れない試合続出でしたね。仮にも日本のエースだった選手が砲丸投げの選手とやるというのはもうその思いつきだけで大爆笑ものでした。しかも案外勝負になりそうな時間帯もありましたし（笑）
手しか使えないボクサー（鈴木）を立たせてローキック対策に軍隊ステップをさせた（両足を規則的に上げ下げする）のもナイスでしたし、レスリングしかできない金メダリストを連れてきてキックに狼狽させるのも最高でした。
ってか、いくら試合に出られればお金になるからってそこまで無様な姿を晒さなくてもという気も…特に金メダリストの方……

ＰＲＩＤＥを見られればねぇと思うのですが、如何せんやってくれなかったので。

Ｋ－１はまあ、あんなだろうというのが容易に想像でき、また裏番組の中に「これだ！」というのがなかった（この面々ならフィギュアのエキシビジョンも善戦したかも）ので、おそらくは紅白が圧勝したでしょう。これで圧勝できてなければ今後挽回することがありえないんじゃないでしょうか…