川の果ての更に果てに

このエントリはフィクションであり、実在の人物とは関係ありません。

BREAK AGE2007から２年を経た2009年。
というあたりからして凄まじくマイナーだが…（笑）
日本人類の生存を賭けた戦いが展開していることに、多くの人間は気付いていなかった。

吉田マヤ「パターン黄色、使徒です！」
代表監督岡ちゃん（めがねを冷静にあげる）「…データは？」
吉田マヤ「ありません！　新型と思われます」
代表監督岡ちゃん「…とりあえずあれを本田△と名づけよう」
 
本田△は強烈なビーム砲で相手ゴールを火の海にするなどの猛撃を見せる。

代表監督岡ちゃん「強いな。チルドレンを出すしかないか。とりあえずは同じ黄色のを出そう」
吉田マヤ「巻！　出撃してください！」
巻、出撃するが…
本田△「ゴール取れないＦＷなんて、ＦＷじゃねー！」
巻誠一郎「うわぁぁぁ、こ、降格してしまった！」
本田△の強烈なビッグマウス砲の前に、巻撃沈。
代表監督岡ちゃん「巻、破れる…。これが本当のマキハ…ププ」
吉田マヤ「全然面白くありません」
代表監督岡ちゃん「仕方ない。他人のチルドレンではなく自分のチルドレンを出すか」
吉田マヤ（うわ、酷い扱い）
岡崎シンジ「うあああああああっっっ！！」
香川シンジ「ぼ、僕は…オランダに…い、いえ、何でもないです」
２人のシンジ君が本田△に挑みかかるが。
本田△「弱い奴から点取っていきがってんじゃねー！　もう一人はＪ２で得点王なったんだから、さっさとこっち来いってんだー！」
岡崎シンジ「うわー」

中村北斗「一体本田△の狙いは何なんだ？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「むむ…オランダというサードインパクトを引き起こすことにより、既存の日本のサッカー概念を滅亡させることかもしれませんね」
ヒマラヤソータ「ファーストとセカンドは何だぞー？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「もちろん、ファーストはオーストラリア戦で、セカンドはブラジル戦ですよ。日本は赤や青ではなく、黄色に近いユニフォームに弱いという重大なデータがあります」
フランスではアルゼンチンとクロアチアは１失点だったのにジャマイカには２点取られたしね。
がちゃぴんヤット「カメルーンのアウェイジャージは黄色だにゃー！」
アナザーナカムラ・ケンゴ「オランダも黄色と赤の中間なので危険ですね。ククククク」
中村北斗「どこの味方なんだ！　で、既存のサッカー概念ってのは何だ？」
がちゃぴんヤット「パスの美学を尊しとする、蹴鞠民族の概念だにゃ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「がちゃぴん。その言葉を口にしてしまいましたね…」
がちゃぴんヤット「にゃ…？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「貴方の今の言葉は蹴鞠民族の特性を敵視している鈴木軍団にとっては非常に聞き捨てならないものであります」
がちゃぴんヤット「にゃにゃっ？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「今頃、彼らは日本を負かしてスーパースズキ人が出てくるべく、久々の丑の刻参りをしていることでしょう」
ヒマラヤソータ「丑の刻参り怖いぞー！！」
中村北斗「いや、僕らは端からアウトオブ眼中だから…」

本田△「おーい。俺のこと忘れてないかい？」

黄色が大量失点のキーという恐るべきジンクスが明らかになった日本。初戦はどのユニフォームで挑むのかが非常に重要だ。
だが、くじけることはない。スウェーデンとウクライナ、エクアドルは本大会に出ていないのだ。これは日本にとっては心強いデータ…なわけないか（笑）