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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
「さて、お嬢さん方、貴方方に二つの選択肢を与えましょう。このクジラ肉を食べて眠ったまま安らかに始末されるか、それとも逃げ惑った挙句、苦しく始末されるか」
「どっちにしても始末されるんかい」
人魚姫の妹は毒づいたものの、ちょっと慌てています。
(とはいえ、お姉ちゃんはついこの前黒い力を解放したばっかだし…)
チラリとロナウドを見ると、残念そうに首を横に振りました。
(基本的には敵ってことだもんね)
「…仕方ありません」
人魚姫が答えました。
「苦しむよりは、苦しくない方がいいです」
「賢明だ。じゃあ、このクジラ肉を食べてくれたまえ」
スールシャールが睡眠薬入りのクジラ肉を差し出してきました。人魚姫はそれをフォークで刺して…
「あ、UFO!!」
「えっ?」
スールシャールが思わず指差す方向を見た瞬間、彼の口の中にクジラ肉を詰め込みました。
「し、しまっ…Zzz」
「今のうちに逃げます!」
「お姉ちゃん、頭いい!」
二人は王子様を引きずって逃げようとしました。と、ぼぉ~という尺八の音が聞こえてきました。
「…何?」
向こうの方から深い編み笠をかぶった虚無僧が歩いてきました。ロナウドがその様子を見て驚愕します。
「あ、あ、あ、お、お前は…」
「拙僧は…北方の虚無僧ヘンリク・ラーション」
ヘンリクは編み笠を取りました。ピカピカのスキンヘッドがまぶしく光っています。
「げげげ。さっき言ってた奴じゃん」
「帝王ファーガソンの敵、貴公らのお命、頂戴つかまつる」
「うわっ。何か真面目に強そう、コイツ。ちょっと馬鹿王子、目を覚ませ!」
「シュピ~、アタイは赤組で紅白に出たいんだよ…」
「ダメだこりゃ。イザとなったら見捨てて逃げよ」
と独り言を言う人魚姫の妹を見、次いでヘンリクは視線を向こうに向けました。
「その前に…、任務に失敗した者に掣肘を食らわさねばならぬ」
ラーションが眠っているスールシャールを尺八で突きました。目を覚ましたスールシャール、ヘンリクの殺気に戦慄の表情を浮かべます。
「帝王の命令に失敗せしもの、それすなわち死あるのみ。覚悟」
「な、何~? 同じ仲間だろ。それに北欧つながりもあるじゃないか!」
スールシャールが弁明しますが、ヘンリクは無言のままです。
「ち、ちくしょう! こうなったら!」
スールシャールが飛び掛りますが、それより早くヘンリクが…
シャキーン!
「うわー!! やーらーれーたー」
「…また、つまらぬもの(スールシャールファンの人ごめんなさい)を斬ってしまった」
「み、見たこともない太刀筋…」
「拙僧の剣は我流。雲のような我流ゆえ、何者にも捉われることがない」
ヘンリクはパチリと刀をおさめました。
「ロナウド、貴公が証人だ。スールシャールのことは全て任せる」
「あ、う、うん…」
「さて…」
ヘンリクの視線が人魚姫姉妹に向きました。
「次は貴公達だ。婦女子といえども情け無用で参る」
「あわわわ。どうしよう」
「あ、あの、ヘンリクさん…」
「辞世の句か? 聞こう」
「そうではなくて、この刀なんですけれど…」
人魚姫は王子が売り物として持ってきた大蛇の首の中に入っていた刀を差し出しました。
「ほ~、これは…草薙の剣というものではないか。この光沢…うむ、鞘も素晴らしい」
ヘンリク、思わず刀に見惚れました。
「今です!」
人魚姫がまたも王子を引きずって素早く逃げ出しました。
「む、不覚…!」
ヘンリクが追ってくるも二人はそのまま海に飛び込みました。海の中では人魚に泳ぎで勝てる者はいません。
「問題は、彼に強力な武器を渡したことでますます強くしてしまったことです」
「それは大丈夫だよお姉ちゃん。さっきアイツが言ってたじゃん。失敗したら死あるのみって。アイツも失敗したから死あるのみだと思うよ」
同じことはロナウドも考えていました。
「ヘンリクさん、アンタは帝王の命令を受けてきたのに失敗したとなると…」
「心配はご無用」
「…?」
「暗殺指令を受けたのは失敗したスールシャールのみ。拙僧は現在軍団に合流すべく独り旅をしていた途中に過ぎぬ」
「…あ、そう」
「しかるに、今後あの者達と顔合わせする場も出てくるであろう。その時は拙僧も自らの進退をかけて挑まねばなるまいのう」
「…一つ聞いていい?」
「何でもござれ」
「一般のラーションのイメージってそんなのじゃないと思うんだけど」
「作者のラーションのピッチ外でのイメージが若い頃はドレッドヘアをなびかせて好き勝手やっていた奴が、暗い葛藤(ケガ)を経て心を入れ替えて出家したというものゆえ仕方あるまい」
さて、荷物を置き去って逃げてしまった人魚姫、またまた財産がなくなり新たなる航海に出る必要がでてきたようです。
ちなみにタイトルの金太郎ですが、ヘンリクが金太郎なのかというとそんな感じでももちろんなく(いや、ファーガソンを源頼光にしようかと思ったりもしましたが)、ただつけるタイトルもないので適当に選んだだけで…童話から完全に逸脱してしまっていたり…
今に始まったことじゃないですが(笑)
『ゴールデンボーイ』と言えばヨーロッパではビアホフですが、日本では太郎なのかと思いました。
というのは嘘です(・∀・)
せっかく、スールシャールが登場したのにもう出番は終了かいっ!
なかなかスタメン争いは厳しいのですね。。。
そういえば、五右衛門のセリフでもありましたね。五右衛門がスキンヘッド
とかなっている様を想像すると笑えます。
クジラは以前食べましたけれど、とても美味しいって感じではなかったですね。そんなに悪くもなかったですけれど。
最近はハイカラな名前が増えましたので、逆に太郎って名前の方が珍しいでしょうね。甲府の長谷川太郎くらいしか思いつきません。
レギュラー争いは厳しいのです(笑)。北欧だから無条件に継続して出してもらえるほど甘くはありません(笑)
脱線オーライww - ゼシカ
つるんつるんさんが( ̄ー☆キラリーン
「五衛右門」のセリフが・・・(*'ー'*)ふふっ♪
そういえば「鯨のベーコン」を
さっき食べたんですけど、
高い割にはなんとなくイマイチでした(,, ' 艸')ムププ