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2011年は勝てるのだろうか…?
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「それでは、試合を開始するでやんす~」
ポール・センがホイッスルをこれまた呼んできたらしいコッリーナサンに渡しました。コッリーナサンが笛を吹き、試合が始まりました。
「大丈夫なのでしょうね? ポール・セン」
空中から声がしました。
「大丈夫でやんす~。あの連中を見るでやんすよ。いかにもレジェンドなオーラをピンピンに出しているでやんす」
実際、ズラタン、サビオラタン、ドログバンは早くも苦戦しておりました。
「マークが厳しいぴょん」「…(むう。始末したいが試合中は殺人許可証が有効にならない)」「動けねー!」
そうしている間に右サイドのアンドラーデにボールが回りました。アンドラーデは頭でボールをリフティングしながらひょいひょいと進んできました。
「…後れは取らんぞ!」
ジ・オがすぐさまチェックにいきましたが、スルリとかわされそうになりました。
が、例によって隠し腕でつかんでアンドラーデを引きずり倒し、ボールを奪いました。ファウルを主張するアンドラーデですが、ジ・オは肩をパンパンと叩いてアピールします。
「肩、肩だ!」
コッリーナサンは隠し腕が見えなかったので何が起きたのか分からずにショルダーチャージだったのだろうと流してしまいました(笑)
さて、ジ・オはボールをデコに預けて上がろうかと思いましたが、前に広大なスペースが広がっていました。そこで前進したところ、CB達は3トップにベッタリと張り付いている上、中盤もチェックにきません。
「…?」
ジ・オは更にドリブルで進み、シュートコースが見えたのでシュートを打ちました。
ボールがネットに突き刺さり、味方が喜んで駆け寄ってきました。
「…あれ?」
呆気に取られるポール・セン。及び外野の三人(王子、妹、ロマン王)。
「…いきなり失点を食らいましたね」
がちょう番の娘の静かな声がかえって不気味です。
「何をしているでやんすか! 何であんなにチェックが遅いんでやんすか!」
「…そうか。あのレジェンド達、戦術が発展する前の選手達ばかりだから、個人としてはともかく、サイドバックの攻め上がりとか連動したプレスには対応できないのか」
ジ・オは相手の弱点を見抜きました。
ということで再開されるとほとんど動けないガブリエルとロナウドを除いて執拗にプレスをかけました。そしてボールを奪うと再びジ・オにボールを回しました。元気なジ・オは体当たりされても崩れません。昔の選手達はあまりフィジカルも強くなかったのです。
前半は5-1で終わりました。
「やったー! これなら楽勝ね!」
外野三人衆が喜んでいましたが…
「うぅ。僕はもう動けない…」
ベンチでは傷だらけのガブリエルがタオルを投げていました。更にロナウドも大分弱っていました。
「むぅ。2人とももう無理そうだな。4点リードしているとはいえ、9人で戦うとなると…」
その様子を見ていたポール・センとボルヘッティ。
「よし、チャンスでやんす! 我々が出るでやんす!」
「…げっ。あの二人が加わったら4点リードとはいえマズいんじゃない?」
「ニャン。ポール・センは疲れ知らずの中盤だし、まともなCBがいない以上はボルヘッティの高さには太刀打ちできない。そうなるとボルにロングボールをあてて、こぼれ球をペレやディ・ステファノが拾うことで大ピンチになりそうであるな」
「コッリーナサン、交替でやんす!」
「…儀式なのに交替していいの?」
「つべこべ言わないで入れるでやんす!」
二人は無理に交替を認めさせ、一行のベンチにやってきました。
「…何しに来た?」
ズラタンがガンを飛ばすと、ポール・センはニヤリと笑い、
「だから、その二人と交替するでやんす」
「…は? お前たち、あっちの味方じゃないの?」
「関係ないでやんす。負ければ生贄にされる以上、勝ちそうな方に味方するのが賢い者の選択でやんす」
「せこ…」
後半が開始すると、ポール・センが中盤の底で精力的に動いてボールを奪い、スクランブルでCBで入ったボルヘッティが攻撃を跳ね返します。前半以上の内容で圧勝しました。
「正義は勝つ! でやんす~!」
Vサインを出すポール・センに空中から怒りに満ちた声が。
「ポール・セン、貴方のユーモアには大変笑わせていただきましたよ」
月からビームが放たれ、ポール・センとボルヘッティもお星様になってしまいました。
「こら、がちょう番の娘、出て来い!」
妹が夜空に叫びました。
「…クスクス、貴方達はとことんまで私の邪魔をしようというのですね?」
「当然でしょ。決着をつけてやるから出てきなさいよ!」
そう。動けないロナウドとガブリエルを差し引いても9人います。がちょう番の娘がいかに強いとはいえ、人数で圧倒できる…はずでした。
「今、決着をつける理由がありませんわ」
「な、何でよ。怖気づいたの?」
「別に。そもそも、私はドラゴンポールでこの世を真っ黒に染めたいと思っているだけで、個別に貴方達を倒したいと思っているわけではありません。途中から関与したのは人魚姫が同じ系譜に属するものということで、仲間にしようとしただけ。それが達成された以上、貴方達とやりあうのも時間のムダです。一年経過してドラゴンポールが復活するまで特に何もする気はありませんわ」
「……それが達成されたって…」
ギョッと人魚姫を見ると、人魚姫は依然として暗黒騎士カイトを修理していました。倒しても暴走してより強くなる暗黒騎士カイトの強さはもう肌身に染みて分かっています。
「クスクスクス。さあ、私とともに世界を真っ黒に染めましょうね」
がちょう番の娘の声とともに人魚姫は闇に包まれいなくなってしまいました。
「こらー、お姉ちゃんを返せ!」
「それでは、ごきげんよう」
そう言って、がちょう番の娘の声は聞こえなくなってしまいました。
「コラー! 表に出ろー!」
妹の叫び声だけがただ虚しく響きました。
「うぅぅ…お姉ちゃん」
「信じるのです。耐えるのです。そうすれば救われます」
「うるさいよ。聖人イケル。それにアンタ全然報われてないじゃない」
「うっ。そ、そんなことは…」
「とにかく、お姉ちゃんとがちょう番の娘はどこにいるのか分からないともうどうしようもないわ。一年経ってドラゴンポールが復活したら、お姉ちゃんとがちょう番の娘が暗黒騎士カイトを引き連れて世界を真っ黒にするために動き出してしまうのよ…」
「雪の城だ…」
ロナウドが口を開きました。
「雪の城?」
「そうだ。人魚姫の心が氷のように閉ざされてしまったのは、彼女が雪の女王の冷たい欠片を目と心臓に受けてしまったからだ。それに誘われたのだから、彼女はきっと雪の城にいる」
「人魚姫に始まり、シンドバッドに浮気した後、アンデルセンに立ち返って『雪の女王』でフィナーレというわけなのね。で、雪の城はどこにあるの?」
「知らない。しかし、雪の城というのだから北にあるのだろう」
長いー。しかし、あと二回で終わるー。
急ピッチでもう一つの方も完成させ、あと一つになりました。最後はマジメに童話の展開を取り入れつつ…といきたいと思っています(笑)
あと2回だぴょん(*゚▽゚)ノ - ゼシカ
色々ステージが変わりましたけど、
最後は雪の女王で終わりですね(^▽^)/
あと2回ですか。それまでにお城見つけないと(・∀・;)