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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
さて、唐突ですが王子様と人魚姫は七度の航海によって大金持ちになっていました。そのお金を元手に、三人で羽振りのいい暮らしをしばらく過ごしていました。
しかし、そんな平穏な暮らしがいつまでも続くことはなくある日…
「王子様、襲撃者が来ました!」
「とうとうやってきたかい! そのうち来ると思っていたよ! さあさあさあ、出番だよ!」
「バカ王子、弱いくせに威勢だけはいいんだから」
と言いながら三人が一緒に外に出て行くと、屋敷の護衛達が二匹の蟹に蹴散らされていました。
蟹は人魚姫を見てニヤリと笑いました。
「やあ、人魚姫。決着をつけようじゃないか」
「あなた達はミリート兄弟!」
「あんた達マイナーのくせに出番多すぎ!」
「何を! 俺は現時点では得点ランクトップタイなんだぞ!」
「それはいいとして(いいのか?)、僕達は使命のために負けるわけにはいかないんだ!」
と、ミリート兄弟が飛び掛ってきました。迎え撃つのは王子様一人、極めて厳しい状況です。
「く~、いきなり頼るのもアレだけど…」
「頼るって何にですか?」
「え、え、な、何でもない。あっ! UFO!」
「えっ?」
人魚姫が視線をそらした隙をついて隠し持っていたハンマーで、ドッカーン…
「………」
「しまった!」
以前やられているミリート兄弟、当然人魚姫の変化に警戒心を抱き、王子様から離れました。
「ふ~、2対1だと厳しい。アタイ死ぬかと思ったよ」
人魚姫の周りに異様な空間が広がり、時折バチバチと火花が散っておりました。
「…出でよ。闇の眷属…」
人魚姫が抑揚のない声で呪文を唱えると、たちまち何も無い空間に均整の取れた真紅の戦士が現れました。
「な、何…あいつ?」
「どうやら、人魚姫の中の暗黒部分が肥大化し、それが独自の思念体として実現するに至ったらしいね。さしずめ、人魚姫の呼び出した『暗黒の騎士』というところでは。見た目は赤いけど」
「あ、暗黒の騎士?」
人魚姫の妹は冷や汗をタラリと。そんな彼女に目もくれず、人魚姫は虚ろな目で暗黒の騎士に声をかけました。
「よく来ました。暗黒騎士ディルク・カイト」
「何でカイト?」
「ディルク(dirk)は英語読みだとダークになるから、darkにかけて暗黒ってことなんじゃないの」
「あとはカイトとナイトってことなのね…」
周囲の囁きを他所に、人魚姫は命令を下します。
「あの二匹の蟹を始末しなさい」
「…御意」
暗黒騎士カイトはコクリと頷き、ミリート兄弟に切りかかりました。
そして暗黒の剣で瞬く間にガブリエルを倒してしまいました。
「うわ。凄い…そのくらいの凄い活躍をリヴァプールでもしてくれれば…今の活躍もガッカリだよ、というようなものではないけどね~」
「強~い」
「ク、クククク。僕はこのくらいでは…」
しかし、倒したと思ったガブリエルが即座に立ち上がりました。
「僕達の野心を達成するためには、このくらい!」
「だからあんた達、もう諦めなさいって」
「…カイト。あの蟹を再度倒すのです」
人魚姫が無表情に命令すると、暗黒騎士カイトはまたも頷き、ガブリエルをまた倒しました。が、ガブリエルはまた立ち上がります。
「すご~い。タフなんだ、あいつ…」
以下、同じことが繰り返されました。
「おのれ、ガブリエルを何度も何度も!」
怒ったディエゴが鋏をブンと振り回して、殴りかかりましたが、しかし、暗黒騎士カイトに返り討ちにされてしまいました。
「…グハッ」
「…兄さん!」
「う~、どうせアイツも立ち上がるんでしょ」
と諦めモードの人魚姫の妹ですが、ディエゴの方は一向に立ち上がる気配がありません。
「兄さん! 兄さん! 僕を置いていかないでくれ!」
とすがりつくガブリエル。
暗黒騎士カイトがそのガブリエルを後ろからザクザクと。
「ちょ、ちょっとお姉ちゃん。いくら何でも兄貴のことを心配している弟にそこまでしなくても…」
人魚姫の妹は姉に声をかけますが、姉は全くの無表情でした。
「…お姉ちゃん?」
全員の間に走る緊張感。
と、いきなり「いよ~っ!」という音頭がかかりました。
「パパンがパン。あ、それ、だ~れが殺した、クックロビン♪」
……
「アンタ何しに来た?」
二人の冷たい視線をロマン・アブラデリッチ王はまるで意に介しません。
「ニャン。何しに来たとは酷い言いようだな。お前たちのためになる情報を持ってきてやったというのに」
「だったら、場の緊張感を削ぐような登場の仕方はするな。で、情報というのは?」
「うむ。あの蟹の兄弟の話だ。どうやら、あの双子、双子でありながら片や不死身、片や有限という違いがあったようであるな」
ロマン王が偉そうに注釈を垂れました。
「ってことは、弟はいくら倒しても死なない。でも、兄貴は…」
「ニャンニャン。一度倒されるともうダメということだ。そして弟はなまじ不死身であるがゆえに、二度と再会することは叶わないという」
「うわ。嫌な奴だけどそれは可哀相…」
「しかし何とかする方法がないわけではない! 奴がドラゴンポールを集めて願いを叶えればよいのじゃ。しかし、ただ兄をよみがえらせればいいというものではない。それではまた兄は死んでしまうからな。弟も有限となり、一年のうちの半分を生界、残る半分を死界で暮らせばよいのだ」
「うんうん…」
「そして、首尾よく復活が叶った時にはあの二人は我がチェルシー王国に! 何せ我が王国では同性愛は完全に受容されているし、二人の血が繋がっているかどうかなど特に気にもしない。にゃはははは。来季はあの二人がチェルシー王国に加わり、我が王国はますます磐石になるのだ! ん?」
得意気なロマン王をガブリエルがちょんちょんとつつきました。
「勝手に移籍話を進めるのはいいんだけど、とりあえず僕を何とかしてくれ」
「うわ、随分やられた…っていうか現在進行形でやられているわね。ガブリエル」
不死身のガブリエルは暗黒騎士カイトに倒されては復活、の繰り返しでボロボロになっていました。
「そうそう! ロマンちゃん、お姉ちゃんが変になっちゃったの!」
「…ロマンちゃん」
ロマン王の周りにバラの花が飛び交いました。
「何ともいい響きじゃないか♪」
「とにかく、お姉ちゃんと暗黒騎士カイトをどうにかしないと」
「それは無理だ」
「む、無理ってどうして?」
「あの娘は何度も闇と触れているうちに自身が闇に捉われてしまった。ああなってはもうどうすることもできない」
「ええっ?」
「ガブリエル。おぬしはひとまず死んだふりをしておれ」
「……」
不平を言いながらもガブリエルはロマン王の言う通りに死んだフリをしました。すると暗黒騎士カイトは攻撃をやめ、人魚姫のところに戻ってきました。
「よくやりました。暗黒騎士カイト。次は子供を虐待しなさい」
「…な!」
一同が驚いている間に、暗黒騎士カイトは近くを歩いている幼児を捕まえました。
「ちょ、ちょっと!」
暗黒騎士カイトは変なお面をかぶりました。そして幼児を「なまはげー!!」と脅しています。
「ウワーン! 怖いよー!!」
幼児は怖くて泣き出しました。
「…何だ、怖がらせるだけか…って、それならいいって問題でもないけど」
「今はまだ良心回路が僅かに働いているから、あの程度で済んでいるのだろう。しかし、闇に取り込まれる度合いが強くなればなるほど、その素行が酷くなる可能性がある」
「…ゴクリ。じゃ、じゃあどうすればいいの?」
「方法は…人魚姫を倒すか、暗黒騎士カイトを倒すかの二つであろうニャー」
「ガーン! 暗黒騎士カイトは凄く強そうじゃん! 何でこんなことになったのよ」
「アンタが度々頭を叩いていたからだろ! こんなことになってガッカリだよ!」
「……あ、やっぱり?」
ガブリエルのドラゴンポール探しと復活~チェルシー王国への移住は当然別シリーズということで(笑)
このクックロビンの顔文字いいですね。このまま使いたいくらいです。
何がどうなってこうなったのか、その脱線過程が読み返せば分かる? 自分自身どうしてこうなったのかさっぱり分かりませんが(笑)
当然ですが、ガブリエルがポールを探すのまではやりません(笑)
パパンガパンww - ゼシカ
( ゚人゚)ダーレガ( σ。。)σコロシタ ( ゚人゚)クック( σ。。)σロビン
キャラクターが多くてドラゴンボールを
探してる旅を忘れてました(゚ー゚;A
ちょっとバックして読み直します
(,, ' 艸')ムププ