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議論テーマ:高みか妥協か

2008.03.24 - 駄文
リルシア「フィギュア世界選手権の男子で四回転を飛ばなかった選手が一位になって不平不満が出てるなんて話があるわね。安全運転な態度には失望したってことで」
ネミリー「スポーツ紙の記事なんて基本的にはアテにならないんですけれど、高橋は負けてしまいましたし日本人と関係ない話ですから、一応信用できそうですね」
リルシア「最高得点が低くなるのを承知で三回転系でまとめてるわけだから、別に不当な勝利というわけでもないわけだし文句を言われる筋合いではないような気もするんだけどね。ただ、このあたり安全運転者に対する非難なんてのはどこの世界にもあるわよね。ボクシングでも採点とかに関してジャバーが有利なんて言うけど、このジャバーって俗称もどっちかっていうと侮蔑の意味とか含んでるわよね」
ネミリー「ジャバーといっても、サッカー元サウジアラビア代表のサミ・アル・ジャバーのことではありません
リルシア「むしろそっちに間違う方がおかしいわい。一応説明しておくとジャバーってのは特別強いパンチではないけど、軽いジャブを適切に当てて手数だけでポイントを奪取して判定で勝つタイプの選手のことね」
ネミリー「つまりKOを狙って判定勝ちとかいうのではなく、元々判定勝ちに主眼があって、手数の延長にKOがあるタイプの選手のことですね。ファンの言い分としてはこういう選手については『ファンではなく、採点者のために試合をしている嫌な奴』ということになるみたいですね。何というか教師に好かれるタイプの生徒とでも考えればいいのかもしれません」
リルシア「柔道で一本を狙わずに採点だけで勝つっていうのも同じ」
ネミリー「柔道は当該シーンの部分が分かることもあってかボクシングよりは判定がどうだってのが分かり易いですけれど、効果とか技ありとかそのあたりまで行きだすと確かにボクシングの採点と同じ問題点をはらんでますね。TKOを巡る問題とかは技ありと一本の間ということも似てますし。武道という概念で捉えている柔道家にとってはポイントだけで勝っていく専門的JUDO家みたいなのは相当拒否反応とか抱きそうですね」
リルシア「だろうね」
ネミリー「まあでも、勝敗がある場合には勝利のための最短ルートを探したいというのは人の常ですから、それをあれこれ批判していても仕方ないような気がします」
リルシア「そういうのはダメであくまで競技的に分かり易く、明快に決着がつくまでやれとかなると、ボクシングも柔道も本当に相手が立てなくなるまでやり続けろってことになるわけだしね」
ネミリー「つまり懐古主義ですね。20世紀初頭のボクシングだとニュートラルコーナーに行く必要もないから、相手をダウンさせるとその場で待機して、立ち上がると同時に殴って立てなくなるまでダウンさせてたって話ですからね。20回以上ダウンがあったなんて話もざらにあります。しかもラウンド制限も無しということで。採点がどうこうと言い出す人にとってはきっと昔のボクシングはパラダイスだったのだろうと思います」
リルシア「剣道漫画だけど『六三四の剣』で主人公の六三四の父親が喉に突きを受けたことが原因で死んでしまったけど、ああいうのもあくまで強さを競う以上は当然と」
ネミリー「大会やるごとに死者とは言わないまでも再起不能者が3人くらい出そうですね。というか、あの漫画、父を死に至らしめた相手に復讐するために剣道をやるって動機が中々すごいですよね。あるいは現代だと『動機としてよろしくない』ということで自主規制とかさせられるかもしれません。当時の剣道界がいかに強さを求めていてストイックだったかをうかがわせる話です」
リルシア「まあ、別に気にしてなかっただけだと思うけどね」
ネミリー「でもフィギュアで明快に決着がつくまでやるってのはかなり難しいですよね」
リルシア「同感」

リルシア「…ま、それは極端な話だけど、妥協に走る姿勢は面白くないというのはどの競技でも基本的には同じ」
ネミリー「サッカーでも「そんなに専守防衛で勝って嬉しいか」とかいう負け犬の遠吠えはよく聞きます。あとは勝ち点1で勝ち抜けが決まる場合に全くやる気のない試合で引き分けて勝ちあがった場合なんかもそうかも。今回のフィギュアの論争はどっちかというとそちらに近いのでしょうけれど。しかしまあ、そもそも勝ちの定義自体が色々あるわけで、高みを目指すだけが崇高な勝ちといえるのかという気もしないではないです。それぞれの方法で勝ちを目指すから勝ちというものに価値が出てくるわけで」
リルシア「あと、状況によっては妥協を要求される場合もあるのも事実なのよね。MLBだと大差のついた終盤の盗塁は盗塁としてカウントしないし。同じく大差がついた試合でデッドボールとかぶつけると即乱闘だろうしね」
ネミリー「サッカーでも、5-0くらいから早いリスタートで6点目を取ったりしたら相手がブチ切れそうです」
リルシア「ま、それは勝ちが見えてるからそれ以上はやらなくていいだろう、という見方なのかもしれないけど」
ネミリー「でも、その理屈だと今後世界で初めて5回転ジャンプをする人が現れた場合、二人目が出てくるまでは5回転を飛べば勝つ可能性は極めて高いわけで5回転を飛ぶなということにつながりうるんですけどね」
リルシア「そこまで来ると訳が分からないけど、ただ一般のフィギュアスケートはプロではないわけだから」
ネミリー「ファンに対する見栄えにこだわる必要はなくて、ただ自分のやりたいスケートをやればいいんですよね」
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