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2025.12.08 - 
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政治家の金銭管理

このところ、鳩山一家の家族内金銭のやりとりが問題になっております。
内実そのものとしては相続対策とかそういうものらしいという話もありますが、受け取った側が適正処理していなかったということでせっかくの首相の座も失うかもしれないとまあそういうことのようで。

ただ、それ自体はそれとして問題ではあるのですが、こういう金銭管理って全部秘書がしてるのかっていうのが個人的に疑問っていえば疑問なんですね。
というのも、普通の会社なんかだとそれなりに大きな規模であれば大体会計士なり税理士なりが決算書とか作ったりして出していたりするはずで、個人でやっているにしても鳩山兄弟クラスになると一人でやっているなんてことはないんでしょうから、それなりに管理したうえでの会計処理とかされそうなもんです。
ところが寡聞にして私が知らないだけかもしれませんけれど、この話が出てきてから、秘書の問題が色々出ているだけで、会計管理がどうなのかとかそういう話とかは聞いておりません。秘書は基本的にはスケジュール管理とかそのあたりの範囲で動いているはずで、経理の役割まで全部担えるほどすごいものなのか、とまあそういう気もするわけです。
税務とかそのあたりまで含めて全部やってるなら鳩山兄弟いらないじゃん、ということで(笑)

献金とかそのあたりについての規制は一応加えられてはいるわけですが、考えてみればその監査機能についての話ってのはあまり聞きません。まあ、つけられると困るということなのかもしれませんけれど。
政治家になったら公設秘書を何人かつけられるらしいですけれど、そういうのをつけるのなら、監査機能とかはもう少し強化すべきなんじゃないのかなという気はします。
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公訴時効直前逮捕も…

茨城・牛久市で1995年に発生した強盗致死事件で公訴時効直前に3人の男が逮捕されたそうですが、結局不起訴ということになったのだそうで。

理由はというと物証がないうえに本人達が否定しているということで公訴維持が難しいという判断だったとのこと。要は有罪判決が取れなさそうということで検察側が下りたということなんでしょうね。
物証についてはどんなものがあるのかというのは当然私には分かりませんし、関与度合いの濃厚さというのも何とも分からないですけれど、公訴時効が近づくと多少無理をしてもというところがあったのでしょうか。

同じく秋田の方で公訴時効直前の強姦容疑で逮捕されたという話がありましたが、こちらは強姦ということで当時採取されていた体液等があれば物証ありということにはなるんでしょうかね。

最近はさすがに公訴時効の理解も進んできて、そういうのは減りましたが、昔はドラマなんかで公訴時効直前の11時59分とかに逮捕して喜んでいたりするなんて刑事ドラマなんかもあったりしました。
そもそも起訴しないと逮捕だけしても意味がないってことで最近はこういうのはさすがに減っているわけですけれど、それ以外にも「証拠ないじゃん。下手すると不当逮捕だよ」なんて展開もありえたのかもしれません。
昔の西部警察なんかは違法捜査の極限までやってる感もありますが、ドラマの続編とかでそういう展開があったりしたら、視聴者は唖然とするでしょうけれど結構面白いかもしれません。

論功行賞

千葉県で英国人女性を殺害したとして、指名手配されつつ逃げていた市橋達也容疑者の逮捕に協力したとして懸賞金が支払われるのだとか。

懸賞金は幾つかの事件にかけられていますが、支払が行われるというのは今回が初めてということで、今後このような形の話が増えてくるのかは分かりませんが、機能するようになってくるといいんですけれどね。

が、今回の場合は情報提供者が4人くらいいるということで、分配されるということになるのだとか。
個人的には転機となった美容外科医が貢献高そうな気がしますけれども、分配金をめぐって喧嘩する…なんていうことにはなってほしくないものです。

呼吸器外しで不起訴

富山・射水市の市民病院の外科医が末期患者7人の呼吸器を外した事件で、富山地検は2人の医師を不起訴処分にしたのだそうで。
「呼吸器の取り外しと死の間に因果関係はなかった」というような理由が配信記事には掲載されているのですが。

もちろん医師を処罰せいというつもりはないですけれど、この手の問題は何も今回が初めてではないわけでそろそろ何とかできないものなのですかね~。
少し前に川崎市の医師が安楽死させたのではという事件では明確な基準がないまま有罪になったということで、明確な基準がないから医師としてはどうしようもないというのが医師の人達の言い分のようですが、個人的にはそれはちょっとおかしいんじゃないかという気はします。

というのも、こういうのが揉めるのは本人の意思がないからというのが多いわけですけれど、本人の尊厳死したいというような意思表明自体は公正証書などの形で残すことができるわけで、事故で脳死になったというのなら仕方ないですけれど、癌なんかは大体余命いくらか分かるわけで、ということは弱る前の過程でそういうことを打診することだってできるはずだということになります。

なるほど、もちろん、癌を告知するのは本人に酷だということで、そこで癌告知をしないまま逝ってもらうという選択もあるでしょう。
しかし、もし癌告知をしないまま回りが尊厳死をさせたのであれば、本人は自分の状態を隠されたまま、結果だけを見れば周りの都合で死なされるということになるわけで、そこに本人の尊厳はあるのかということになるのではないかと思います。

癌という死への道筋がおおまか分かる病気であれば、少なくとも本人の意思確認をする機会はあるはずで、それをさぼった医師が、勝手に死期を判断して、「自分は良心に従った」というのはそれはちょっと腑に落ちないところはありますね。
医師はもう少し医学意外の部分での患者の主体性とかを考えるべきだし、そのための方法論を模索すべきなんじゃないかと思います。

と同時に患者の方でも、もう少し勉強しなければいけないんじゃないかという気もします。

「若い」という範囲

ニュースサイトの記事をぼけ~っと眺めていたら、60歳の人が強盗致傷事件を起こしたということで裁判員裁判にかけられるという話がありました。

特別関心もなく、「60歳なのに強盗致傷とは元気だな~」とある種不謹慎なことを考えたりしていたわけですが、ふと、60歳くらいの著名人が亡くなったら、「まだ若いのに」という声とかが多く飛んだりすることなんかを思い出したりしました。政界なんかでも、この前の衆院選では20後半~40くらいの新人議員が大勢当選しましたが、50でヒヨッコ、60でこれからくらいの扱いになっていそうな気もします。

その半分くらいしか生きていないので60歳が若いのかどうかというのは私にはよく分かりませんが、世は高齢化が進んでいるわけですので、相対的に若い年齢層が上がっていくというのはありうるのかもしれません。

そこで最初のニュースに戻りまして、この事件のことは全く知りませんのでどういうことになるのかも分からないのですが、仮に60歳とかの被告人とかに対して弁護側が「まだ若いから矯正の可能性がある」とか言い出したりしたら、それはそれでやっぱり腑に落ちないような気はします。
とはいえ、18歳くらいの未成年の犯人を成人扱いするのなら、普通の18歳も成人として扱うべきという考え方からすれば、一方で60歳を「若い」というのなら、犯罪者の60歳も「若い」とすべきというのが一貫しているということなのかもしれません。
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