川の果ての更に果てに

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2025.02.05 -

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生涯現役というのは何となく信念を感じさせる言葉ではありますが、生涯「職業：犯罪者」ってのはさすがにちょっとなぁという気もします。

この中村泰という人はそういう人間だったということになるんでしょうか。

警察庁長官銃撃を供述　７７歳男「秘密の暴露」（産経新聞）
長いので本文は省略。

50年代から金庫破りとか警官射殺などの事件を起こしていたということで無期懲役を受けて一旦服役。で、76年に出所してから20年以上経った2002年に現金輸送車を襲撃した現行犯で逮捕、またまた無期懲役を受けたそうです。
その間にも88年に起こった石川・金沢市で夫婦が殺害された事件や、八王子のスーパーで店員３人が射殺された事件などでも持っている銃器との兼ね合いで嫌疑がかけられているとかで。その他銃器犯罪の中で関与が疑われている事件は多いのだとか。ま、とりあえずこいつならやりそうということで結び付けておけというのもあるのかもしれませんが。

時効まであと２年ということを考えればわざわざ話す必要もないだろうという気もするものの、この年齢で、しかも過去に無期懲役を受けている以上は出られる見込みもないでしょうから、適当に話をしておけば人も来るし、自分の喝采願望を満たされる、というところなのでしょうか。逆に言うと殺人事件に関してはそちらが裁判になると死刑の可能性があるとかいうことで否定しているとかそういうことなのかも。
後藤良次という元暴力団の組長が次々と余罪を言及していますが、これはどっちかというとずるずる供述、裁判としておくことで死刑執行を後延ばしにしようとしているのかなという気もしていますが、それが本当となると「沢山やればやった者ほど得になる」という見方もできうる。
それはそれですごく不公平感を感じる話でもありますが、といって言わないと分からないこともあるわけで、このあたりの話は難しいところです。

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Comment

ご無沙汰しております。 - ひとり

2008.03.20 Thu 22:23 URL [ EDIT ]

ようやくブログ再開しましたが、早速のコメント有難うございます。

再犯を繰り返す犯罪者達。刑務所が更生の場ではなく、新たな仲間作りや犯罪予備校の場となっていることが問題ですね。
また、出所後の居場所が無く犯罪に再び手を染めてしまう。
娑婆よりも刑務所の方が居心地が良いという現状も考え物です。
あんな場所には戻りたくないと思う場所であるべきですが、現在では人権擁護の観点から改善されるばかり。
政府も再犯防止について真剣に検討してほしいものです。

＞ひとり様 - 川の果て

2008.03.21 Fri 08:40 URL [ EDIT ]

この中村という人の場合は思想的にかなりまずいらしいですけれど、再犯率の高さとかは深刻ですよね。特に高齢者の再犯率が高いのが…

出所しても出来ることもないとか、刑務所にいれば最悪餓死することはないとか色々な要素があるんでしょうけれど。
刑務官の犯罪なども多いみたいですので、透明な刑務行政は必要なのでしょうけれど、あまり快適すぎる刑務所というのもまた意味がなくなりますから線引きをもう少し考えてほしいところではあります。

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