川の果ての更に果てに

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2024.12.28 -

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スペイン・マドリーでのテロ事件の主犯格だった男に懲役40000年という途方もない刑が言い渡されたそうです。何でも、犠牲者一人あたり何年という形で加算していった結果がこうなったのだということで。

ま、そうは言ってもスペインの場合は最大で40年の収監だということで、40年経過すれば出てこられるようですけれど。となると何だか効き目がないような気もしますけれど、全く意味がないのかというと1000分の１まで減刑されない限りは期間前に出ることができないわけで、そういう意味では一応全く無意味とは言い切れない、というところでしょうか。

少し前にはロシアで48人くらい殺害したとかで逮捕された（しかも動機がロストフの切り裂き魔より多い殺人記録を作りたいというものだったそうで）アレクサンドル・ビチュシキンという男が終身刑だったということで（ロシアは死刑を廃止しているため）、「48人殺害して死刑にならんのか」という批判が多かったりもしたようですが、死刑があれば48人分反映されるかもこれはそうともいえない気もするわけで、例えば最近の日本だと１人で死刑、３人で死刑とかなっているので２人目以降の立場はどうなるのだろうという気もしますしね。

となると、スペインみたいにとりあえず期間に換算して刑罰に反映させるというのも一つの方法といえば方法なのかもしれません。死者一人30年、負傷者一人18年というのが適切なのかどうかについては何とも言えませんけれど、日本だと死刑にならない場合の殺人罪の判決刑は平均して18年くらいという話もあったような気もします。
いずれにしても無期の仮釈放とか減刑とかが結構甘いという現状がある以上、とことん数字に換算して一定期間以下まで減らない限りは絶対に釈放しないとかあってもいいのかもしれません。

あるいは死刑自体もこれまた数字に換算して例えば100年を超えたら死刑もＯＫで200年を超えたら必要的死刑になるとかいうのにすれば基準として分かり易いかもしれませんね。そうでなくても裁判員制度が始まったら色々不安定な感じになりそうですし。
例えば、
「男女二人殺害したので20年×２で60年。被害者は二人とも25歳なので平均寿命まで生きただけの時間を奪ったと換算して合計110年を加算。一人の遺体を損壊したから＋15年。所持品を盗んでったので＋10年で195年。ただ被告人は男の方に以前暴行を受けていたりしたので－10年して185年」
とか。
分かり易いことは間違いないでしょうけれど、ロジカルになるとそれはそれで拒否反応を示す人も多そうです。

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