川の果ての更に果てに

栃木・今市市（現在は日光市）で小学校一年の女の子が殺害されてからもうすぐ一年になるそうで、捜査本部の今みたいなのがＮＨＫのニュースでやっておりました。
そういえば、去年の今くらいの時期にありましたね。今年は親が子供を虐待したり殺害する事件などが多いという印象がありますが、去年は一人でいる子供に危険が迫るなどという話がよくありました。塾で教師が生徒を刺殺するなんて話もありましたしね。

同時期に起きた、広島県での女児殺害事件では犯人も逮捕され、既に一審の判決も出ているわけですが、こちらの方は解決の見込みもなし…正直、犯人が再犯をして失敗したりしない限りは出てこない（もちろん、明るみになっていないだけで犯人が別件で逮捕されている可能性もある）のではという印象もあり、ただ、再犯に出て逮捕されればそれはそれでいいのかというと、それもまた疑問であり何とも難しいところであります。
既に捕まった犯人に対して正義をかざして、死刑に反対する者も賛成している者も、そんな意義のないことを延々くっちゃべっている暇があるのなら、この事件の残された人達にかける温かみのある言葉の一つでも考えてもらいたいところであります。

もう一つ、ＮＨＫのニュースで気になったのは、いじめなどによる不登校の生徒を立ち直らせようという試みが日本・韓国・イスラエルの共同制作で行われたなんて話があったこと。
以前、ノルウェーなどについてはいじめ自殺があるという話をしましたが、結局のところどこの国でも似たような問題はあるということなんでしょうね。日本と違って韓国やイスラエルは儒教なりユダヤ教なりで価値観がとかはしっかりしておりそうなものですが、結局のところ「教育方法を変えれば…」とか「昔はどうこう」なんてのは幻想に過ぎないということでしょう。

結局のところ、正義なんてのは下のアホの言うようなものなのかも。
ネコ殺害映像をネット公開した２０歳男を書類送検（読売新聞）
小動物に危害を加えるネコが悪いからそれを駆除するのが正義であるとするならば、ネコに危害を加える人間を駆逐するのもまた正義ということなんでしょうね(苦笑)