川の果ての更に果てに

迷惑メールなどを送信した業者に対して、罰金をこれまでの30倍の3000万円にするという法改正が進んでいるのだそうで。

年末年始帰省していて戻ってきたら600～700もの迷惑メールが来ていてそれにはさすがに頭に来たので規制を厳しくすること自体は賛成ですけれど、ただ、罰金が30倍になっても摘発されなければあまり意味はないわけですし、実効性としてはどうなのだろうかという気もします。
サイバー関係に詳しい捜査官がそんなに沢山いるとも思えませんし…

対策なんかも色々あるようで、アンケートなどに応じる場合には一つごとに違うメアドにしておけば少なくともメアドを売却した業者は分かる、なんてのもあるのだそうですけれど、一つごとに違うメアドを使うなんていうのもあまり現実的ではないような気もします。

スパムメールもただ嫌がらせで送っているわけでもなくて（中には全文無地とか嫌がらせとしか思えないのもありますが）、利益目当てで送っているのが大半なわけで、で、メールアドレスを購入したり、送信状況を整えるには少なくない資金を投入する必要がありそう。それでも後を絶たないということは結局、スパムメールみたいなのに応じる人が投下資金以上に集まるということなのでしょうから、受け取る側にも問題がある、ということなのかもしれません。