川の果ての更に果てに

「正しい和食」なんてののチェックを農水省が考えていたなんてのは初めて知りました。

「正しい和食」認証制度に米メディア猛反発(産経新聞)

ま、確かに海外に旅行して「日本食が食べたいな～」と思って日本食を掲げるお店に入ったら店長が中国人で半分中華料理みたいな日本食を出されたらげんなりするかもしれません。
ただ、一方で慣れてる人が「これが日本食だ」と思っているならそれはそれで別にいいんじゃないかという気もするんですけれどね。変なのを出してイメージダウンといわれても、例えばあるフランス料理店で食中毒が起きたとして、「フランス料理は何て危ない料理だ」なんて思う人なんかいないと思うのですが。

まあ、そうした文化摩擦などはどちらとでも解釈できるので別に「必要だ」でも「必要ない」でもいいのです。
こういう制度が入るとして一番気になるのは「結局のところは体のいい税金の無駄遣いなんじゃないか」ということですかね。フランスでジェトロがやっている覆面審査員みたいな制度でやるとするならば、組織委員とかが世界にある日本食レストランを調べに行って、実際に食べてみてチェックするわけですね。で、その間の出張費とかは当然税金から出るわけですね。どうせチェックだけでなく色々なところで遊んだりするのでしょうけれど、そうした出費が納税者の一般的な感覚に叶うかですよね。もちろん、制度の認知にもお金が必要だという名目で色々使うんでしょうし。もちろんそんなことをしても向こうの人達に分かるものでもないと思いますけれどね。日本人である自分が知らないわけですし(笑)
となると、こういうのにお金が使われるのは何となく抵抗ありますね。やるなら市場化テストでどこかの民間団体にさせろって気がしますね。

やるならやるで一方的に決めるよりかは、向こうが申請してきたら評価してあげる制度にしてあげればいいんじゃないですかねぇ。