川の果ての更に果てに

「今年は彦根城ができて400年。井伊家といえば「井伊の赤備え」というのだから、赤くライトアップしようじゃないか」ということで実際に赤くライトアップしたところ、城が炎上して落城しそうだなんていう反対意見が多くてやめてしまったという変わった話がありました。

彦根城、炎上？　赤色ライトアップ不評　「白」に戻す (iza)

面白い企画のようには思いましたが、中々世の中思うようにはいかないということなんでしょうね。ただ、井伊家は確かに赤備えで家康旗下の突撃隊長みたいなことをやっていましたが、彦根城自体は関が原以降に作られた文治の色の濃いお城なんで井伊家の甲冑に無理にこだわる必要はないのかもしれませんね。
井伊直弼の安政の大獄で流れた血…？　あはははは。

彦根市は400年ということで、赤は無しにするにしても、何かやりたいのだそう。
七色にライトアップされた彦根城なんてのはどうでしょぅ…多分けばけばしすぎて嫌がられるでしょうね（笑）

以下蛇足。
安政の大獄といえば、吉田松陰あたりは「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし 大和魂」という中々壮絶な辞世の句を読んだりしたそうで、私は萩市の記念館みたいなところでこれを見ていたく感心したのであります。ただ、いざ連れていかれると本当に処刑されるとは思っていなかったようで結構抵抗していたのだそうで。
人間ってそんなものなんだなあと妙に納得しましたが、そんな話はなかったことにしたい人の方が多いかもしれませんね。

そういえば、赤備えというと以前コーエーの本か何かに「戦国赤ヘル軍団を結成してみる」なんて企画がありました。
井伊直政はもちろんのこと真田幸村とか山形昌景とか福島正則とか色々いて結構笑えました。

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