川の果ての更に果てに

何だかんだ言ってルックスのいい人間は得をするという話です。

「やせてからまた来て」「かわいいから合格」　「容姿重視採用」　韓国で横行　面接、願書　政府が是正取り組みへ（西日本新聞）
日本で顔が得をするという話　→　他人の顔を頂戴して

ただま、そんなもんなのではないかという気がしないでもないのも事実です。
「可愛いから合格」はアイドルのオーディションならともかく一般のところでは微妙ですが、人間心理としては分からない話ではありません（笑）。試験官のバイトをしている人間の中には「試験中は暇で可愛い女の子がいないか探すくらいしか楽しみがない」などとのたまう輩もいるほどです。
もちろん本当にやるのはエコヒイキなんですけど、日本だって縁故とか社長の愛人の弟だからという理由で採用されたりしているわけですし、人事でエコヒイキが入るの自体は仕方ないような気もします。大抵の場合は会社のためにはならんですけれどね（笑）

一方、「痩せてから来て」というのはそれ自体はむしろ普通の話です。
肥満＝自己を律する精神がない人間ということで肥満者を管理職などにしないというのは最近の欧米では普通に行われていることといいます。最近では欧米の肥満嫌悪も多少行き過ぎのような気もしますが、日本は逆に「仕事ができれば他は何をしても許される」みたいな部分もあるわけですし、「体脂肪率が一定以上の人間は部長以上にしない」なんて会社が多少増えてもいいのではという気もします。

もちろん、この記事を見ている分には「80kgだと人間的に信用できないから50kgまで落として」みたいな納得できるものではなく、「55kgよりは49kgの方が見栄えがいいよ」みたいな感じのものなのでしょうけれどね。

大半の人達は「何て横暴な会社だ」という点に文句を言っているみたいですが、個人的には自主的な会社の裁量権に政府が規制を加えようとしていることの方が案外問題なのではという気がします。

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