川の果ての更に果てに

高校六冠の粟生隆寛がようやくタイトルを掴みました。といいましても、日本タイトルですけれど。
亀田以上に期待しているのですが、帝拳の温室栽培といいますか、リスクはできるだけ避けるという育成方針でようやくといっていいタイトル奪取。ホルヘ・リナレスとかエドウィン・バレロあたりは頻繁に試合しているんですけれどね～。
で、これをステップとして世界に挑戦するのかというとそういうことはないようで、あと10戦させるなんて話も。マジっすか？　４ヶ月に１回くらいのゆっくりしたペースで今までやってますし、額面通りに受け取ると世界挑戦まであと３年以上かかるのか、という気も。
亀田みたいに景気よくポンポンいくのもやりすぎではあるでしょうが、ここまで慎重だとそれはそれでファンをガッカリさせることにならないかなという気もするわけで。
西岡が結局ベルトを負けなかった反省などもあるのかもしれませんけれど…

その亀田はというと、三男がアマデビューしようと思ったらアマ協会から抵抗されたんだそうで。

亀田和毅が北京断念、米修行…アマ側“門前払い”（スポーツ報知）

テレビ番組出演などが商業活動禁止に抵触するとかいうことだそうですが正直何かよく分からない言い分であります。亀田三男がアマボクシング協会に登録した後、アマデビューした後にテレビに出て商業活動をやったというのなら、これは背信行為であり排除されても仕方ないような気はしますが、加入前に商業活動をやっていたらダメというのは正直理解に苦しみますね。
それはつまり、テレビの子役で出た人などがアマでボクシングをやりたいと思ったとしても、やってはいけないとかそういうことになるんじゃなかろうかと。あとはアマに入れれば亀田三男は当然日本人とやるわけですけれど、その機会も逸してしまいかねないのも亀田と日本人の対決を望む人には残念でしょうね。私は別にやりたくないなら日本人とやらなくても別にいいんじゃないかとは思いますけど。

大体山本KIDなんかは商業活動どころか直前までプロの試合に出たりしていましたが…？　ボクシングがレスリングより人材豊富なんてことは全くないと思うんですけれどね。

まあ、これはこれで亀田一家の話題作りなんじゃないかという気もしないではないですが、本当にアメリカに行くならそれはそれでいいことなんじゃないかと思いますけれどね。ＩＢＦとかＷＢＯとかのタイトルを獲得して日本ボクシング界をギャフンと言わせたら(笑)？　
そういえば粟生もＩＢＦやＷＢＯのタイトルとかも取れるような選手になりたいとか以前インタヴューで言ってましたけど、頑張ってほしいものです。