川の果ての更に果てに

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2024.04.18 -

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今更残留についてはそれほど期待していませんでしたが、ひょっとすると観戦初勝利くらいは…という期待を抱いて行ったわけですが、やはり８戦未勝利という実績を覆すには今のＦＣ東京でもまだまだ強すぎたようです（苦笑）

で、試合内容としてはＦＣ東京の選手の個人の良さが要所で出て、湘南はその逆だったわけですが、色々と突っ込みどころは多かった印象があります。

まずベルマーレは田原が累積で出られないので馬場が出ておりましたが、正直前半に一度いいシュートがあったくらいであまり目立ちませんでした。全体として引き気味なのは仕方ないところで、それでも寺川がフリーで受けて展開したり自分でシュート打ってみたりとゴールに近づいた度合いでは先週のアルディージャよりも上だったわけですが、逆に自分のゴールを守るという点では先週のアルディージャの方が根性を見せていたわけでその差が先制点につながり、ショックから回復するまでに石川に決められて２点差とされてしまいました。

ＦＣ東京は漫然と押しているというのは先週のアルディージャ戦と全く同じで、リカルヂーニョのところから冴えないプレーを連発していたのも先週と同じ。ＣＫが多くても石川のキックはそれほど工夫がないのであまり脅威ではなかったのですが、落としたところに即入り込んだ大黒はさすがでした。もっとも、大黒が良かったのはこの時だけと言っても過言ではなかったのですが。

後半に入ると前節と同じでＦＣ東京はすっかりバテてしまったようで、元ＦＣ東京のエメルソンがスルスル抜けて好機を演出。ただしかし、阿部がきっちりマークされていたのと、あとは権田のファインセーブもあって決められず。試合後のヒーローインタビューに権田が出ていて、代表に選ばれた選手なんかはしばしばその試合ですごい活躍をしていなくてもご祝儀で選ばれるということがありますが、今日の権田に関してはほとんどの人がＭＯＭにあげるくらいの出来だったのではないでしょうか。

で、疲れてくると前線とバックが完全に二分されるという極端なシーンも多く、石川、大黒、リカルヂーニョの３トップに平山トップ下みたいな時間帯もあったりと色々バタバタしていて、選手を替えても中々おさまらなかったわけですが、反撃できないうちにベルマーレも疲れてきて、おまけにどんどんＦＷを入れたためにこちらも中盤がなくなって最後はどっちもどっちという展開になってしまい、リカルヂーニョが持ち込んで決めて勝負あり。
ま、中村祐也が入ってフォーメーションが崩れた段階で流れが固まった感もありましたが。

ということで、ＦＣ東京は降格圏から抜け出しましたが、前節といい今日の試合といい後半は相当ハチャメチャなことになっていて、今後出入りが激しくなりそうな印象です。
ベルマーレは何というか、ＦＣ東京と同じで漫然と戦っているだけでは勝てないわけなので（もちろん、相手をそれなりに研究しているのはあるんですけれど）、今度はＪ１で通じる個性を見つけるために、となるんでしょうね。

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