川の果ての更に果てに

京都サンガ　１　－　１　大宮アルディージャ
監督が替わった京都と、不調のアルディージャ。
ということで、両チームとも組み立てにミスが多いです。ただ、パウリーニョとアンドレを目指すだけの京都と比べて、リズムに変化をつけられる藤本と小林大悟がいる分、大宮が優勢な感じです。そんな状況からハーフウェーラインからのロングパスに抜け出た小林大悟が奇麗に決めて大宮が先制。
後半、（アンドレが負傷交替してしまい中央のターゲットがなくなったこともあって）サイドへの意識が高くなった京都は、カウンターへの意識が強くなった大宮を押し込み、渡辺が左サイドを抜けてチャンスメーク。ここから得たＣＫから渡辺→角田で同点ゴール！
30分以降は大宮が効果的なカウンターを仕掛ける時間帯が多かったですが、両方ともそれ以上の点が取れずに結局１－１。
「この結果は両方のチームにとって最悪のものではなかった」というような感じでしょうか。
個人としては１．５列目で起用された小林大悟がゴールももちろんのこと、しばしばシュートを打っていたのが良かった感じですかね。サンガは全体としては劣勢で特に誰かが良かったということはないですが、美濃部監督の提唱していた「闘う気持ち」は最後までありましたかね。

名古屋グランパス　１　－　２　ＦＣ東京
ここしばらくのＦＣ東京を見ているとシーズンが終わるまで勝てないんじゃなかろうかという気がしていましたが、平山のゴールもあってどうやら悪い流れを断ち切れたようです。とりあえず平山がある程度はできるようなので、彼にやる気があるうちにチームも全体の改善策を打ち出さないとダメでしょうね。
あと、名古屋は「この試合は大丈夫だろう」と思われるとダメですね(笑)

アルビレックス新潟　１　－　０　横浜Ｆ・マリノス
ヴァンフォーレ甲府　１　－　０　サンフレッチェ広島
やはり川中島軍団はホームでは強いですね。

浦和レッズ　１　－　０　ジェフ千葉
開始当初はどちらも３－６－１で対面が分かり易いということもあってか互いにつぶしあい。違いはワシントンはキープできるけど巻は結構キープに苦労していること。優勢な割にはレッズの選手が岡田主審の判定にナーバスで入れ込みすぎなように見えます。
が、14分にＤＦラインからのボールに抜け出たワシントンを追走した結城が倒してしまってＰＫ＋レッドカード。ＰＫは仕方ないし、退場の判断も妥当ではありますが時間帯を考えると…
このＰＫをワシントンが決めて先制。
ジェフは一人少なくなりどうしても引き気味になり、レッズはしばらく攻めあぐねていたもののしばらくするとサイドを崩したりＤＦラインから上がってきたりと攻め続けるも山田が１対１を決められず、スルーパスを遅らせてオフサイドなどで結局追加点はならず。
後半になると水野を入れてジェフが攻めますが、58分にカウンターから闘莉王のヘッドでレッズが追加点。
それでもジェフは攻勢。全くひるむことなく前がかりに攻めかかり、20分に闘莉王が下がるとセットプレーから阿部や巻がいいヘッドを放つなどチャンスを作ります。特に阿部は最後方から最前線までいたるところに顔を出し、代表戦から中二日とは思えないくらいに動いております。
一方のレッズは主としてカウンターからチャンスメーク。ゴール前がだんご状態になるシーンも。

上位対決の面白い試合でしたが、それだけに早い段階で退場者が出たのが残念。あと、試合終了後にストヤノフにも退場処分が下されたようでそれも…
ところで坪井はＶＩＰ席で何を組み立ててたんだろう(笑)

川崎フロンターレ　２　－　１　大分トリニータ

ジュビロ磐田　３　－　２　ガンバ大阪
ガンバはここ２試合、先制されて追いかける苦しい展開。終了間際に何とか追いついたと思ったら、ロスタイムに更にやられてしまったよう。攻撃重視の宿命といえばそうなんでしょうけれどねー。

セレッソ大阪　１　－　１　清水エスパルス
アビスパ福岡　２　－　１　鹿島アントラーズ
下位チームの16位を目指す奮闘は続きそうな感じです。