川の果ての更に果てに

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2024.04.27 -

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週に１度試合しかないサッカーでは３連敗４連敗しようものなら、すぐに監督のクビを挿げ替えようという話などがでてきます。
ましてや代表の試合になると、３連敗すると下手すると２、３ヶ月勝ちがないなんて状態にもなるので大変です。

しかし、見方によっては試合ができるだけまだマシなのかもしれないというのもありうるわけで、代表の試合が３つ中止になってしまうと、チームとしては何も試すことができないということで大変なダメージを被ってしまいます。

もちろん、政治的なことでもやらかしてしまえばともかく、普通は代表の試合が３つ中止になるなんてことはありえないわけですが、そのありえない状況にかかってしまったのが現在のチリ代表。

南米予選を好成績で終えて久々のワールドカップ出場を果たし、偽スアソがワールドクラスのストライカーへと成長してきて、飛躍も期待されているチリ代表。
ところが格上の実力者との格好の舞台だった去年の11月のドイツ戦はロベルト・エンケが直前に自殺してしまうというショッキングな事件が発生したためドイツ協会が「とても試合ができる状態ではない」と中止を要請し、チノも「ドイツの気持ちはよく理解できる」と快く中止に応じたとか。

それはそれでビエルサにとっては残念だったでしょうが、国内組を試すいいチャンスだったのが3/3の国際Ａマッチデー。
この日にチリが試合をするというのは知っていたのですが、昼にコスタリカと、夜は北朝鮮と試合をするというダブルヘッダーで組んでいたのだとか。

その相当な意気込みだったはずのダブルヘッダーは、しかし、チリ大地震によって今度はチリの方が「とても試合ができる状況ではない」ということで中止に。ワールドカップ出場決定後に３つの親善試合がお流れになっているという相当な状況です。これによってチリが23名選考のための最後の機会であった3/31のヴェネズエラ戦は最後の機会であるのみならず、選考のための唯一の機会になってしまいました。

ただま、ビエルサの場合あまりやりすぎると、弄くりすぎてダメになるという可能性もあるので、適度な仕上げくらいでノビノビやる方がチリらしさは発揮できるのかもしれません。
それでも3/31のヴェネズエラ戦はさすがにやらないとシャレにならなくなってきそうですが。

そんなチリを見ていると、どんな親善試合であってもやはり大切にしなければならない、となりそうです。

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