川の果ての更に果てに

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2024.04.26 -

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寒いタイトルですみません（笑）

最近はスペインも縮小傾向にあり、イングランド一人勝ちになってきた感がある欧州のサッカーシーン。とはいえ、いいことばかりじゃないよということだそうで。

イングランド、繁栄の陰に隠れた危機
“不正な金”と八百長疑惑

まあ、この話自体には「そんなこともあるだろう」という程度ですが、そもそも根本的に出所が怪しいのは彼らだけというわけじゃないですからね。

それこそＡＣミランのシルビオ・ベルルスコーニの資金はイタリアでしか通用しない法律のうえにあるわけで、しかも彼がメディア家・政治家として大きくなってきた活動の陰にはコーザ・ノストラとかそのあたりの影もちらついているという話ですし。インテルのモラッティはどちらかというと馬鹿殿様めいたところもあるのでそういう印象は薄いですが、例えばナポリとか南部のクラブもそういうところが多いのでしょうしね。

スペインはというと、レアル・マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長が練習場をマドリード市に300億で買い取らせて、郊外に新しい練習場を作って赤字を解消しましたが、この価格査定もかなり怪しいものだったという話ですからね。
アスレティック・ビルバオも最近でこそそういう傾向が薄れたという話ですけれど、経営とETAとの関係が取り沙汰されていた時期もあったわけですしね。

それに総会屋よろしく過激派サポーター集団に特権とか流して、反対活動を封じ込めたりしているという話もありますし。パレルモの会長なんて毎年３回くらい監督を替えてるわけで普通は解任デモとか起きようものでしょう。
もちろん、大きいリーグだけではなくて例えばセルビアのパルチザンなんかは過去は民族浄化活動とかやってた面々の援助とかあったという話ですし。

道楽家は別として、実業家が入ってくるとなると何らかの後ろめたい部分があるからだろうというのが自然なわけで、言い出せばキリがないような気もします。まあ、だから言わなくていいのかというとそういうこともないのでしょうけれど。
スペインにしろイタリアにしろドイツにしろ、「あの連中はマネーゲームをしている」とか言ってますけど、基本的には偽善ですよね。だって、そもそもスペインだってイタリアだってドイツだって金に物を言わせて集めていただけで、単に自分達が勝てなくなっただけなわけですからねー。
スウェーデンとかスイスとか端から勝ち目のないところは「あいつらは金にまかせて選手を買い集めてずるい」なんて言いませんよ。一番高く買い取ってくれるところに喜んで売るだけなわけで（笑）

基本的にサッカーくらいの試合数で自由経済とか市場の原理とか持ち込むと赤字収益にならない方が不思議なので、本当に一掃したいならサラリーキャップとかそういうのを入れるしかないんじゃないですかねぇ。

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