川の果ての更に果てに

大晦日の視聴率ですが、紅白が予想程には伸びず、逆にネタとしてしか見る意味のなさそうなＫ－１の視聴率が20％近くになっていたのだそうで。シンジラレナ～イ…みんなネタとして見ていたってことなんでしょうか？
明日はテレ東系列でボクシングダブル世界戦がありますが、ネタにならないから当然視聴率は低いんでしょうね（笑）
まあ、それはいいとして。

プレミアリーグ
新年早々試合をしているのがプレミアリーグ。ご苦労様です。
試合は全く見ていませんが、リヴァプールが後半立て続けに３点取って勝利。またレディングが６点取ったなんて試合も。逆に６失点のウェストハムは新年早々何とも嫌な敗戦ですね。
首位をいくユナイテッドはニューカッスル相手にドローでした。

フィーゴの移籍は消滅したそう
アラブの移籍だと往々にしてそんなのがありますよね…

ガジャルドがＰＳＧに
ロナウジーニョですらベンチに座るだけだったのに、ガジャルドが成功できるんでしょうか…

高校サッカー
今日は博物館で展覧会を見ていたりと高尚な（笑）ことをしていた関係で一試合も見ていません。見ていた家族に感想を聞きつつ初戦の結果とも参照して…

まず全日本ユースを制した滝川第二。初戦を見る限り全体的に守備陣が軽い印象を受けていましたが武南相手に１－３で敗退してしまったそうです。開幕戦とはいえ国立で勝利して満足感みたいなものもあったのか…よくは分かりませんが、初戦を見た限り
武南は埼玉県大会の決勝でいい試合をしていたので「ひょっとしたら強いかも」と思っていましたが、名門復活なりますかね。

前年度覇者の野洲は真岡相手に勝利したそうで。何でも乾がＦＫを決めたのだとか。ただ試合自体は真岡の方が攻勢だったという話で乾も全体的にもう一つだったのだとか。

他、初戦快勝だった大津が敗れたそうで。
正直今年の野洲はそんなに強いとは思わないので対抗馬を探していたのですが、対抗候補と見込んでいたチームが早くも消え去っている…というような印象です。

プロとアマの違い
その野洲なのですが、去年の内容を評価されて人気がかなり高いです。ま、個人的にも去年の決勝を見ていて中々面白い試合をするな～とは思ったのですが。
ただ、面白いとは思いますし、評価もしているのですが、一方で山本監督の言う「高校サッカーは画一的で選手の個性をつぶしている。日本サッカーの将来のために変えなければならない」みたいな趣旨のコメントはどうなのかなと思う部分もあります。

何故なら、高校サッカーはアマチュアであってプロではないわけですから。
アマチュアの本質というのはまずはベストを尽くすことであり参加することでありプレーすること。そのうえにいい結果を残すこと、などがあるわけですね。一方で魅せることとか観客の期待に応えること、というのは本質的にはいらないわけです。プロならいりますけれどね。
日本はそのあたりが曖昧で、今まではプロでありつつ勝負至上主義でありファン不在みたいな部分がありました（契約交渉の際に結果だけで大幅増を主張する選手がいますが、本質的にはその選手のおかげでチームの利益があがった分が本人の利益に還元されるべき。勝利に貢献したからではなく、勝利に貢献し、勝利の結果チームの売り上げがあがった分が増加対象になるというのがプロの本質的な姿といえる。もちろん勝利に貢献しなくてもチームの売り上げが上がったのならその分の増収を選手は主張してしかるべき）。ま、今もあるんですけれどね。
野洲の山本監督の言い分はこれと逆で、アマの分野でありながらプロの領域のことをしようとしているわけで、これはアマスポーツとか高校スポーツ界としてはどうなのかなと思うわけです。

個性がない、というのもそれは見ている側からは問題かもしれませんが、実際問題やっている側が真摯にできているのならアマスポーツという観点からは問題があるとは思いません。これを問題にして自分がいかにも正しいというのはサッカーファンは快哉を叫びたいのかもしれませんが、実際にはアマとプロを履き違えた誤解に満ちた意見提起なのではとも思えるわけです。

結局として「魅せるサッカー」を掲げる山本監督の志向は、本質的には高校サッカーの場にはそぐわないものなのであり、正直それを実践したいのなら早いこと野洲を脱却してどこかＪなりＪＦＬのチームなりに行くべきなのではとも思うわけです。
ま、別に野洲のサッカーそのものを批判するつもりもないですけれどね。