川の果ての更に果てに

ＡＣＬ決勝・２ndleg
浦和レッズ　２　－　０　セパハン・イスファハン
（浦和レッズ）永井雄一郎、阿部勇樹
（トータルスコア３－１で浦和レッズの勝利）

浦和レッズ、アジアチャンピオンおめでとうございます。
現地まで行っていた、テレビの前やバーなどで応援していたサポーターの皆さんもおめでとうございます。

ついでにセパハンは開催国枠との関係でおそらくクラブＷ杯に出場できるだろうと思いますが、おめでとうは敗戦の後だけに語弊があるでしょうけれど、他に言葉が思いつかないのでおめでとうございます。
まともに試合を見るのは初めてでしたが、アジアトップクラブの一つというにふさわしいプレーはしていただろうと思います。

この試合はどれくらいの人が見たんですかねぇ。
「日頃Ｊリーグの試合は見ないけど代表の試合より遥かに熱いじゃん」って思った人も多いんじゃないでしょうか。激しいもののどちらも悪質なプレーはないクリーンな試合でしたし、審判含め他の部分もほぼ問題ない出来でしたし。
これでＪリーグの関心が高まるといいんですけれどね。

正直試合自体はセパハンのペースだったと思います。
さすがテヘランで10万人のサポのブーイング＋投石を受けているだけあってセパハンは埼玉の６万のブーイングにもあまり動じるところもなかったですし（むしろ高ぶっていたレッズの選手が歓声で互いの声が聞こえないというシーンがあったり…）、知られた選手はいないわけですけれど（イラン代表のナビドキアも正直初耳でしたし）、さすがにイランの選手は個人能力が高い。それをまとめあげていたクロアチア人の指揮官もかなりのものと見ました。
サッカーがオシム的でありながら、オシムより交替が積極的とＪリーグ向きなのではないでしょうか（笑）

ただま、過密日程の影響もあったりしたでしょうけれど、そんなセパハンの攻勢を受けている中でも去年あたりから培われてきたレッズの勝負強さは見事でした。
セパハンＤＦの軽率なミスをレッズの影の天王山男永井（毎試合天王山なら得点王も夢ではない［笑］）が力ずくでねじこみ、後半は棒立ち寸前の時間帯もありましたが中が何とかしのぎきると相手ＧＫの軽率なプレーから得たＣＫ＋ＧＫの飛び出しミスなどもあったところから追加点を取り、勝負を決めました。
これでＪリーグの残り試合も前向きに一踏ん張りできるのではないかと思います。

まあ、何はともあれレッズもセパハン（イランの日程は欧州と同じだったかもしれませんが）も疲れている中大変でしょうけれど、クラブＷ杯まで頑張ってほしいですね。