川の果ての更に果てに

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2024.04.25 -

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なでしこ、ドイツに敗れて終戦
やっぱりドイツの方が上でしたし、仕方ない結果といえるでしょう。よしんばドローだったとしても、イングランドがアルゼンチンに６－１と勝っていたわけでやはり進出は無理でした。第二試合の時点での展望がそのまま実現してしまい、残念といえば残念です。
ただ、くどいですけれど去年の男子は勝ち点１しか取れなかったわけですから、４取ったということは十分胸を張っていい結果だろうとは思います。

他のグループは今日以降決まりますが、グループＢはアメリカと北朝鮮でほぼ決まりでしょう。そこに絡むと思われたスウェーデンは初戦のナイジェリア戦でドローで苦しくなりました。北朝鮮に大勝すればまだ望みはありますが、正直難しいでしょう。
グループＣはノルウェーがライバルと目されたカナダにはきっちり勝ったものの、オーストラリア相手に引き分けてしまい混戦ムードに。というかオーストラリアが頑張っているという方が正しいんでしょうか。最終戦はノルウェーがガーナで、カナダとオーストラリアが潰しあう展開ですのでノルウェーともう一つとなるでしょうか。
グループＤは開催国の中国がブラジル相手に惨敗（０－４）してしまったため、こちらも混戦模様となっている感じです。ただ、対抗馬のデンマークが最終戦ブラジルなのに対し、中国は草刈場となっているニュージーランドなのでまあ中国が来るでしょうけれど。
というか、そもそもデンマークって中国が普通にやればさほど苦も無く勝てる相手のはずなのですが、スパイを送り込んだとか必要以上に警戒してみて逆に苦戦したりと自国開催でチームそのものにプレッシャーとかかかっているような雰囲気もあります。
ブラジルはマルタとクリスティアネの二人が凄くて前線の３人だけで相手ＧＫとＤＦをパニックに陥らせています。前線選手が好調を維持すればそのまま突っ走ってしまうかも。

印象としては日本が弱くなっているわけではないのですが、他国がここ数年で強くなっていて相対的に日本が段々勝てない相手が増えているのではというような気もします。イングランドは互角の相手からちょっと格上になりましたし、簡単に勝てるはずだったメキシコはプレーオフで互角に戦う相手になったりと。
マルタがスウェーデンのクラブに所属していたりするように欧州チームもトップ選手を積極的に入れているようですし、UEFA主催の女子大会のレベルも強化されています。欧州・アメリカを軸に女子チームの強化もかなり進んでいるように思います。それと比べると国内リーグの活動が主という点でなでしこは苦しいかも。となると男子代表と同じジレンマということになりうるわけですが、男子の場合Ｊが始まっては日本が準備に入った時には既に周回遅れみたいな状況になっていてとにかく追いかけるしかなかったのに対し、女子は現在進行形で抜かれる状況が進みつつある（ように思える）のが何となく恐怖でもあるわけです。
もちろんなでしこは男子よりは積極的に海外遠征をしたり強化に臨んでいるわけですが、これも見方を変えればメンバーにあまり入れ替わりがないので、チーム力の強化をしている反面、相手にとって研究対象を与えているという部分もあるかもしれません。月並みですけれど選手層を厚くして新陳代謝などもしなければならないということなんでしょう。
国内での環境面の整備とかが進んでいるわけでもないですし、そうすると今後もどんどん他国に抜かれていくかもしれないというような不安のようなものもあります。環境というと岡山湯郷の本田さんが女性として初めてＳ級ライセンスを取りましたが、こういうのに続く指導者も増えてきてほしいものです。いきなりドーンと進歩するわけにはいかないでしょうけれど、色々な面で一歩ずつ…

ＣＬ改革・スコットランドの主張
「我々のトップクラブ（セルティックとレンジャース）は毎年ＣＬに参加することで国内のトップ選手達が経験を積み、それが結果として近年の代表チームの強化にも繋がっている。仮に国内カップチームにＣＬ出場権を与えて上位チームの出場権を減らせばそれだけ国内のトップ選手の強化に支障が出て、スコットランドサッカーの衰退を招くことになりかねん。だからプラティニの改革案には反対だ」
なんてものなようで。
ただまあ、強いところだけが一方的に強くなってマンネリ化が進むのを防止したいというのがプラティニらの考えでしょうから、その反対意見だけ強調してもあまり意味がないような気も。下のクラブで燻っていた選手が大きな舞台で突然開花する可能性もありますしねぇ。このあたりはどちらとも言い切れんところです。

シャフタール、セルティック戦の主将はスルナ
チグリンスキが出場停止なのでキャプテンマークはクロアチア代表の右ウイングダリヨ・スルナに託されることになるようです。
…能力は疑いようがないけれども気分屋でおまけに背番号も33っていうやる気のない番号でキャプテンって柄か、って気がするんですけれど（笑）
ちなみに04－05に対戦した時には３－０でシャフタールが快勝しています。シャフタールとしてみるとクラブ初のグループステージ突破はおろか、できればベスト８くらいまで行きたいくらいの陣容を整えていますから、ここはビシッと勝ってほしいものです。

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Comment

無題 - 九州っこ

2007.09.18 Tue 21:30 URL [ EDIT ]

なでしこのほうが日本代表より考えて走っていたと思いますか！？
湯浅健二著『日本人はなぜ、シュートを打たないのか？』を書いてみました

無題 - キング

2007.09.18 Tue 22:48 URL [ EDIT ]

こんばんは。
なでしこは残念でしたけど、イングランド戦で勝ち切れなかったのが大きいですよね。

さて、今夜からCLですね。
何を見ようかまだ決めかねてます。

＞九州っこ様 - 川の果て

2007.09.19 Wed 07:33 URL [ EDIT ]

考えて走っていたかという点については男子より考えて走っていたら男子の監督の立つ瀬がないような気もします。
最後まで気持ちが入っていたので批判するつもりはないですけれど、この先を考えると少しばかり不安にもなりました。

＞キング様 - 川の果て

2007.09.19 Wed 07:34 URL [ EDIT ]

私も結局はイングランドに苦戦したあたりが勝敗の綾だったのかなという気はします。あとはアルゼンチン相手に大量点を意識しすぎて逆に苦戦した点なども課題になるかもしれませんね。

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