川の果ての更に果てに

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2024.05.19 -

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今朝の野球のエントリの続きみたいなもので。

そのエントリで大陸別予選で五輪出場を決められなかった国のチームが世界最終予選を戦い、で、その世界最終予選もアジア予選と同様に台湾で行われるということを書いたわけですが、ま、私はおそらく台湾に抱き合わせで持っていってもらったのだろうと推測しました。抱き合わせというと言葉が悪いですが、別に悪い意味では使っているのではなく、人気とか考えるとおそらく現実的には台湾で開催するのが一番無難だろうと思います。
仮に日本で世界最終予選が開催されたらどうなったんだろうということを考えてみたりすると、これはおそらく相当寒いことになるでしょう。イングランドとアフリカのチームの野球の試合を見たいというのはよほどの物好きでしょうし、多分ガラガラ。台湾とカナダの試合だってどれだけ集まるものか怪しいものです。日本が勝ち抜けしてしまった以上、日本で開催することはただ赤字興行をやるという以上の意味をもちません。

ただ、これは別に日本人だからそうということもなくて、ＷＢＣでもアメリカ絡みの試合以外は結構空席が多かったといいます。だからといって日本人とアメリカ人が自国の試合以外は見ないとかそういうのだということもなくて、例えばブラジルとイングランドがサッカーをするとなれば見に行く人は日米共通しているんでしょうし、ニュージーランドとオーストラリアがラグビーをするなら日頃ラグビーを見ない私でも見に行ってみようかと思いそうです。
バレーボールのワールドカップがどうだったのかについては日本以外の試合の様子をほとんど見ることができなかったのでよく分からないのですが、これまた男子ならブラジルとロシアの試合、女子だとブラジルとキューバの試合あたりだと結構見に行きたいと思うバレーファンはいるのではないかということで。

逆に2014年はブラジルでサッカーのワールドカップが開催されるわけですが、では、サッカー好きなブラジル人は日本とチュニジアの試合なんか見たいと思うだろうかというのがあるわけで。
要は開催国のレベルが高いと競技に対して目が肥えているので、インフラとか運営はある程度巧くいくのでしょうけれど、開催国のレベルが高すぎると自国以外には関心を持たないのではという傾向が強くなりそうな気がするわけで。サッカーとか五輪だと各国のファンが集まったりするのでそれでもいいのでしょうけれど、マイナースポーツの場合は開催国のレベルが高すぎると、参加国を厳選しないと厳しいことになりそうです。
とはいえ、参加国を絞りすぎるとそうでなくてもマイナーなんだから統括組織は収入面で厳しくなるわけで。

なんて考えると、実は開催国ってあまり強くないくらい、適度に強いくらいの方が主催者にとっては一番いいのかも。

とりあえず野球については世界最終予選は３カ国が勝ち抜けします。
カナダ、メキシコ、韓国、台湾の中から一つ脱落すると考えるのが無難ですかね。その中でメキシコはＷＢＣでは補強してたものの今回はそうもいかないでしょうから、おそらくメキシコ以外の三つということになるんでしょう。

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