川の果ての更に果てに

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2024.05.04 -

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最近、大きな国際大会ではメダルに中々手が届かず、入賞圏内キープが一杯一杯の男子マラソン。
私あたりは、まあそれで仕方ないかという気になっているのですが、もちろん当事者はそんな悠長なことを言っていられないということで、「Ｕ－23」みたいな若手強化に乗り出すのだそうで…

男子マラソン再興へ「Ｕ23」計画（日刊スポーツ）

ただま、一つには日本の男子ランナーが弱いのって高校とか大学の駅伝が盛んだからってのがあると思うんですけれどね。駅伝の場合は参加人数が少ないですし、割と力の差があったりということで同格の選手と駆け引きとかやりあう場が少ないでしょうし、それに加えて母校の襷とかの重圧もあるので、ある種体調が悪くても流したりできずに全身全霊を投入しなければならないということで、選手寿命とか考えてもマイナス効果が強いんじゃなかろうかと思います。
そもそも陸上なんてのは個人競技なのに、駅伝はそれを全体競技にしてしまっていますから、高校・大学と重要な期間を駅伝重視で過ごす選手達に個人競技の粋であるところのマラソンで強くなれというのもかなり無理があるような気が…

もちろん、だからといって駅伝をなくせというのも無茶な話ですが、駅伝が強い現在の趨勢ではマラソンで強くなるのはかなり難しいのではないかと…

20歳から23歳ということは大学生も対象になるわけで東海大の佐藤悠基選手あたりの名前もあがっているそうですが、駅伝やりながらフルマラソンを走るというのも中々難しそうでどうやって時間を確保するかが課題になってきそうです。下手すると大学の内に選手寿命が終わってしまうなんてなりかねないでしょうし…　
案外、箱根を走らずに住む関西圏の有力大学の陸上部を重点的に鍛えた方がいいのかもという気もします。駅伝で名誉を得たいのなら関東で、マラソンをやってゼニが欲しいのなら（笑）関西の大学でってした方が効率的かも。

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