川の果ての更に果てに

緊急事態なので仕方ないんでしょうけれど、本人はどう思っているのだろうか。
時津海の引退→時津風部屋親方就任にはそんなことを思ってしまいます。

５日に前時津風親方が周囲の予想通りに解雇されて、で、まあ、本人は法廷闘争もやるつもりらしいですけれどそこで覆らない限りは解雇の事実は変わらないので次の人を決める必要がある。で、最初の段階で候補にあがっていた人がすんなり就任すればよかったんでしょうけれど、これに前時津風親方が「東農大との関係があるから東農大出の時津海にしろ」と異議を唱えたそうで、で、逮捕されようが解雇されようが所有権自体が前親方にあるというのはこれは明らかなのでその言い分に従うしかない。
で、結局時津海は引退して親方になるとのことのようで。

更に時津海は既に親方名跡を持っていたということでそれを別の資格保持者に貸与していたのだそう。ところが一人が複数名跡を持つことはできないということらしく、時津海は資格をもつ別の力士にその名跡を譲渡して、で、その譲渡を受けた力士が改めて現在時津海から借りている資格保持者に貸与するという形になるんだそうで。
まあ、複数名跡を独占されたりしても確かに良くないでしょうから、こうした規則自体があるのは分かるのですが何だか色々なものが込み入っている世界なのだな～ということを改めて感じます。

しかし、（そんなことは無いと思うけれど）もし法廷で前時津風親方の言い分が認められて覆ったりしたらどうなるんですかね。それこそ部屋分裂とかのすごい騒ぎになったりするような気が…

個人的には時津海というととりあえず幕内にいる目立たない関取大勢の中の一人という認識だったのですが、結構重要人物だったんですね。逆風も強いでしょうが、透明度の強い部屋を作ってほしいものです。