川の果ての更に果てに

メスタージャで意地を見せる
攻めるバルサ、カウンターのヴァレンシアという図式の前半。
ヴァレンシアはビジャが抜け出してシュート、バルサはデコあたりが積極的に仕掛けるもどちらも無得点のまま前半終了。
後半開始早々、ヴァレンシアは左サイドからビジャがオレゲールの股下パスで折り返し、そこにアングロが詰めて先制。更に５分後に右からアングロの折り返しをシルバが決めて２点目。１度目はＶ・バルデスが弾いたものの、それがそのままアングロのところに戻ってしまったのがバルサにとっては不運というか、修正すべき点というべきか。
ヴァレンシアは更に抜け出したモリエンテスがＧＫと１対１というシーンもありましたが、追加点ならず。
その後ロナウジーニョから肘打ちを受けたのに審判に無視されたアルベルダが「カチーンときたよ！」と近くでボールを持っていたメッシーにバックチャージ。これにデコが「俺も怒ったぜ！」と仕返しのバックチャージ。両軍入り乱れて乱闘寸前になりましたが、結局アルベルダとデコにレッドカード。アルベルダは最後まで「自分がこんなことをするようになったのはロナウジーニョのせいなんだ」と主張していたよう（？）ですが弁明は通らなかったようです。
二人ともＣＬで頑張ってください。
その後は何となくグタグダしていましたが、終了間際にロナウジーニョが直接ＦＫを壁下に通して１点差。
結局２－１で終了。

ＣＬ直前ではありますが、さすがに当面のライバルが相手ということもあって両方ともほとんど選手を落とさずに来たのがミッドウィークにどう響きますか。
そういえばエトーはお休みでしたが、別に休暇を与えてもらったということでもなさそうでリヴァプール戦も出る見込みが低いのだとか。
ま、体調が完全ではないというのが外面向けの理由となるのでしょうけれど、何か釈然としない感じではあります。それならそれで「チームの和を乱す発言をしたからチームとして３試合出場停止にする」とした方がむしろいいんじゃないかと思いますけどね。中途半端に濁して試合に出さないってかえって陰湿なんじゃないかという気がします。

セビージャがアトレティコにきっちりと勝ったので、バルサと勝ち点で再び並び、４差でレアル・マドリーとヴァレンシアが追いかけるという展開になっております。
下位はヒムナスティックとソシエダが絶望的で、残る最後の座りたくない椅子を巡ってベティス、レバンテ、マジョルカ、ビルバオ、セルタが押し付け合いをしております。

森本、３分ちょっと出場
さすがに今度は点を取れなかった模様です。
試合はカターニャがホーム開催権を没収されたためリミニのホームで行われたようで。リミニというとユーヴェが開幕戦を戦った相手。
今季はユーヴェが街に来たり、Ａの試合を開催したりと結構ついているのかもしれません。

アタランタとドローだったレッジーナがついに降格ゾーンから脱出し、16位に浮上しました。当初15（その後11に）のペナルティがあり、シーズン前から戦力も大したことないし降格決定的といわれながらここまで来たのは大したものです。
イタリアの下位はアスコリが厳しくなり、パルマ、メッシーナ、キエボまでが現在アウトの位置。レッジーナ、トリノ、カリアリあたりが油断できないゾーンをさまよっています。