川の果ての更に果てに

11月になりましたが、神宮外苑まで自転車で行くと少し暑さを感じます。１時間前についても凄い人だかりでめったに見ない露店なども出ています。とかやっていると鴉が頭上から木の枝を落としてきました。何か不吉(笑)　どちらにとって不吉なのか…

鹿島はフェルナンド、千葉はストヤノフ、クルプニコビッチがいません。
開始直後から両チームともガンガンと前からかけてきます。で、ボールを取ったら前に急ぐ…
ま、ジェフは元々こんな感じですが、鹿島も落ち着かせるとかそういう意図がなく、同じ選択をしているという感じですね。で、どちらもＤＦが多少慌しいプレーの中でミスもしていたりします。中途半端なトラップで深井に渡したり、スルーパスに入ったはずなのに空振って巻が抜け出たり…その巻はトラップが大きくてシュートチャンスを逸してしまいましたが。
さて、ハースがケガをしたのかいきなり片足飛びで戻ってきました。何か替えてくれみたいな合図をしていましたが、いざ戻ってくると手当をして普通にピッチに戻っています（でも結局坂本と交替）。
前半はゴール前での激しいシーンが多いですけれど、ややもすると単調なゲーム展開って感じもしますかね。どちらもがむしゃらにプレーしていて悪くはないのですけれど。鹿島はジェフに対応してギアをあげてそのまま落とさないという印象。野沢あたりがもう少し何かやるかと思いきや、目だっているのは新井場です。
前半は何だか慌しい中で終了しました。決定機はジェフの方が多かった印象ですかね。

後半になるとジェフが疲れたか深い位置でのミスが増え、鹿島のチャンスが増えます。もっとも鹿島はシュートが少ないです。たまにあってもＧＫの正面を突いたりという感じで入りそうな展開になりません。
25分くらいを過ぎるとアントラーズも落ちてきたのでまたジェフが反攻するシーンが増えました。
どちらも長いカウンターを叩き合うような印象で、何か面白くない展開…このまま引き分けるのかと思っていた35分、左からの長いサイドチェンジを受けた右サイドの水野が45°の位置からシュート！　これが反対側のサイドネットに突き刺さってジェフが先制！　水野は少し前により角度のないところから思い切り打ったシーンがありましたが、それが結果的に活きたということでしょうね。ＧＫの曽ヶ端は前に一人いたのがブラインドになったでしょうか。
更にＣＫから阿部のヘッドで決定的な追加点。鹿島は完全に気落ちしてしまったんでしょうね。
鹿島は３人替えて抵抗の意思は示したものの、残り５分程度で２点取れというのも不可能で結局ジェフが２－０で勝利。ナビスコカップ連覇を達成しました。

印象としてはカップ戦ファイナルらしい無理をしない展開だったという印象ですね。ゴール前のシーンが多かったもののこれを面白いと捉えたか一本調子ととらえたかは人それぞれでしょうか。個人的にはまあまあ面白いという感じではありましたけれどね。

ともあれ、ジェフは二連覇おめでとうございます。アマル・オシムは最初にＡ３を逃してしまったこともありますし、嬉しいタイトルでしょうね。