川の果ての更に果てに

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2024.04.23 -

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このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。

2009年、飛躍を予感させる若者達がいる。

鹿島の大型新人・大迫勇也には２つの顔がある。
ＤＦ「ボールが大迫に入った！　チェックに行かなければ…！？　消えた！？」
大迫、いつのまにかＤＦの裏に抜けており、そのままシュートを決める。
ＤＦ「結構デカイくせに何て速いんだ」
かと思えば…
奥野コーチ「こらー！　大迫、動けー！！」
大迫勇也「ちんたらちんたら」
奥野コーチ「う～む、何と表と裏の顔に落差のある男だ。あいつが一試合の間常に動いてくれれば即レギュラーになれるかもしれないが、高校卒にそこまで求めるのは難しいのだろうか」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククククク」
奥野コーチ「…何の用だ？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「いえね、私のチームの高畠さんなら彼を一流にできるかもしれないと思いましてね」
奥野コーチ「…どういうことだ？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「昔、藤子不二男氏がこういう漫画を描いていました」
奥野コーチ「エスパー魔美…聞いたことあるようなないような」
奥野コーチ、半信半疑で読み始める。
奥野コーチ「！？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「この主人公は危険を察知すると瞬間移動ができるのです。大迫君も同じでボールがやってきて、相手ＤＦが近づいてくると危機を察知して相手の裏に抜けることができるのでしょう」
奥野コーチ「…自分でも制御できないのか？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「本人すら気付いていないのかもしれません。そして、ウチの高畠コーチなら、彼のためにテレポーテーションのための装置を造ることができます」
奥野コーチ「って、タカハタ違いのような気が…」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ということで、日本サッカーの将来のために、彼をフロンターレに譲ってもらえないものですかね？」
奥野コーチ「却下」
ＡＮケンゴの取引を当然のように却下した鹿島。
果たして、彼らはエスパー大迫の潜在能力を自在に操らせることができるのだろうか？

一方、稲本、家長と大型新人を輩出しつづけてきた難波の徒弟制度は新型兵器を完成させていた。
がちゃぴんヤット「ニャ～、この間のオーストラリア戦はイマイチだったにゃー」
異能派ＳＢ安田「長友が俊輔にぎゅうぎゅうにしぼられとったな。オレが出てればイチコロやったのにな。シュウォーツァーを吹っ飛ばしてゴール決めたったのに」
がちゃぴんヤット「今更言っても遅いにゃ～。とりあえず切り替えるしかないにゃ。ＡＣＬ連覇するにゃ。そのためには寺田の覚醒と宇佐美の本格化の必要があるが、宇佐美は元気かにゃ？」
宇佐美貴史「元気だぴょん。準備万端だぴょん」
異能派ＳＢ安田「な、何で口調がサビオラタン…」
それは名前にウサがついているからに決まっている（笑）
がちゃぴんヤット「管理人はようやくサビオラタンの後継者として任せられる人材が現れたということで、宇佐美には並々ならぬ期待を寄せているニャ」
宇佐美貴史「任せておくぴょん」
異能派ＳＢ安田「そんな理由で期待するな」
がちゃぴんヤット「オイニャとサビオラタンキャラがいて、ワンチョペキャラを継承したルーカスがいるとガンバのキャラの濃さは尋常じゃないニャ」
宇佐美貴史、そのウサギのような俊敏なドリブルと高精度のキックが炸裂する日が来るのか。
来れば彼がＡＮＫとヒマラヤを蹴落として、このカテゴリのオンリーワンになれる可能性は極めて高い。

再生を図る浦和レッズで期待が大きいユース組の選手達。
浦和軍総帥藤口「永井が清水に出て行った。奴は浦和の最年少ゴール記録の保持者だが喧嘩別れしていなくなった人間が記録を持っているのはあまり面白くない」
フォルカー・フィンケ「ja」
浦和軍総帥藤口「だからあんたを呼んできた。そして、塗り替えさせる男はもう決まっている」
フォルカー・フィンケ「ja」
浦和軍総帥藤口「原口が永井の年齢に達するまでにゴールを決めさせること。続投のための必須条件だと考えてもらって構わない」
フォルカー・フィンケ「ja」
原口元気、無骨なレッズにおいてプレーの一つ一つに浦和らしくないスタイリッシュさを感じさせる稀有な存在。
当カテゴリ的にはプレーが普通にいい感じで逆にキャラを立てづらいので、まずは何でもいいからネタになる話題を提供してほしい（オイオイ）

目立たないチームにも秘密兵器は存在している。
魔界都市京都はかつて日本最高のＦＷ釜本を輩出した町ではあるが、ＦＷにとってこの街で活躍しつづけるのは至難の業である。
かつて将来を嘱望された田原豊は闇スロ王子として闇に消えた。
久方ぶりに復活した柳沢敦だが、二年続けて活躍しないので、2009年は期待薄である。
五輪でゴールを奪った豊田陽平だがシュートの判断が遅すぎるのが困り者である。
そんなチームだからこそこの少年が継続して出番を得るかもしれない。
宮吉拓実「強いチームのベンチより、そこそこのチームの方で出番が多い方が将来的には得するんだよ」
だが、チームの結果そのものがあまり目立たないのだから、できれば覚えているうちに活躍してくれ（笑）

Comment(4) TrackBack() ▲ENTRY-TOP

Comment

まだまだいますよ - 藤沢雄二

2009.02.17 Tue 20:45 URL [ EDIT ]

待ってました♪
ウチの原口元気は評判も高いようで期待しておりますが、30番を引き継いだ野田も岡野同様の特徴があるらしいのでSBながも一人スルーパスとか、川の果てさんのネタ心の琴線に触れるプレーをしてほしいものです。
そうそう、C大阪のカイオが帰化を考えているらしいですね。なにやらお祖母さんが日本人なので申請すればほぼOKみたいです。顔も川崎麻世似（byキングさん）ですから、帰化が認められればこのネタシリーズも厚みを増しそうですね（笑）

無題 - Alan Hetarade

2009.02.17 Tue 21:14 URL [ EDIT ]

ちょ、闇スロ王子って（笑）

大迫はまだ遠慮がちというか、キャラが定まってない部分がありますが、ぜひぜひ活躍してプレイのみならずキャラ的にも独り立ちしてほしいものです。やっぱり真のスターというのは、ピッチ外で魅せてこそのものだと思いますし････

まぁそれも程度が難しいもので、闇スロ王子クラスになると別の意味で伝説になってしまうのですが（苦笑）　競技は違いますが、野球のダルビッシュなんかその点バランスが良いなーと思ったりします。

＞藤沢雄二様 - 川の果て

2009.02.17 Tue 23:30 URL [ EDIT ]

浦和の若手☆Ki軍団（元気、峻希など名前の末尾がkiの選手ばかりなので。命名は私ではありませんが）は中々期待できそうですよね。
個人的には高橋のプレーが一番印象に残っていますけれど、原口こそミスターレッズを次ぐ男との評判なので、一応主役格ということにしておきました。

カイオの帰化は初耳でした。帰化はどのグループにとっても大きな戦力になりますので、本当なら見逃せないところですね（笑）

＞Alan Hetarade様 - 川の果て

2009.02.17 Tue 23:32 URL [ EDIT ]

田原は覚醒を期待されていた選手でしたが、違う意味で覚醒してしまったのが残念です（苦笑）

ネタがあるということは選手がビッグになるうえで不可欠であるとは思いますが、茂原とかシャレにならない話題とか振りまくとそれはそれで困り者ですよねー。
ボクシングの亀田一家とか相撲の朝青龍なんかは巧くキャラをたてて関心をひきつけていますが、サッカーではそこまで極端にやることもないでしょうから、ダルビッシュくらいがちょうど良さそうですね。

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