川の果ての更に果てに

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2024.04.20 -

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ＦＣ東京　０　－　２　浦和レッズ
（浦和）田中達１　ＯＧ
この合戦に先立ちまして、浦和赤備え総帥藤口光紀殿が演説をしたようにございまする。この演説（元ネタを知らないと）難しいものでありますが、全文掲載いたしまする。
浦和軍総帥藤口「我々は一つのタイトル（Ａ３）を失った！　しかしこれは我らの敗北を意味するのか？
否！　始まりである！
Ｇ１４（欧州のビッグクラブ連合軍）に比べて我ら浦和レッズのクラブ力は30分の１に満たない。しかしマンチェスター・ユナイテッドやバイエルンは我々と親善試合をしたいと言う。これはすなわち、浦和レッズの運営目的に正義があるからだ！　これは諸君らが一番知っていることだ。
我々はサッカー界の主流を追われ、一時Ｊ２にも落とされた。金儲けと利己主義に凝り固まったＪＦＡの官僚共が日本のサッカーを支配して15年。Ｊリーグに住む我々が正当な権利と自由を要求して、何度ＪＦＡの連中にふみにじられたことか！
かつてデットマール・クラマーは日本サッカーの革新は我々クラブから始まるといった。その言葉の通り、我々は過酷なＪリーグを生活の場としながら、共に苦悩し、そして練磨して今日を築き上げてきた！　我が浦和レッズはクラマーの夢と理想をまさに形あるものとしてきたのだ。浦和レッズの掲げる究極的なサッカーの自由と創造のための戦いを神が見捨てるはずがない！

諸君、私達のＧＫ、諸君らの愛した山岸は（２試合７失点と）炎上した。何故だ？
新しい日本サッカーの覇権をキング・オブ・クラブスに選ばれた我ら浦和レッズが得るのは歴史の必然である！　ならばこそ我々は山岸の前に襟を正し、士気を高め、この戦局を打破しなければならない。サッカー界の未来のために！
しかしながら、ＪＦＡとスポンサー共は自分達のみがサッカーの支配者であるとして我々クラブに攻撃を加える。諸君の父も子も兄弟も、その無分別な日程のために斃れていったのだ！　この悲しみを怒りを、忘れてはならない！　それを山岸は炎上をもって我々に示してくれたのだ！　我々はこの怒りを結集しＦＣ東京にたたきつけるべきである。そうしてこそ初めて勝利を得ることができる。この勝利こそ過密日程に斃れていった者達への最大の慰めとなるに違いない！

赤き民よ、悲しみを怒りに替えて起て！　赤き民よ、キング・オブ・クラブスに選ばれた我らこそ日本サッカーを救いうるのだということを忘れてはならない。
We are REDS ！！」
赤党「We are REDS！！　We are REDS！！」
浦和軍総帥藤口「全軍荒川を越え、メトロポリストーキョーに侵攻！　ＦＣ東京を殲滅せよ！
賽は投げられた！！」
かくして、浦和赤備え、都営新宿道（浦和美園→市谷→飛田給）、埼京道（浦和→新宿→飛田給）、首都高速道（バス）の三路から総勢３万の軍勢をもって東京一向一揆軍本拠地飛田給へと進撃したのでございまする。これに対し東京一向一揆軍も飛田給に集結、両軍５万近くによる大決戦となったのにございまする。

合戦始まりますればわしんとん殿、先鋒として激しく攻撃をかけますればその勢いやすさまじく、たちまち東京一向一揆軍本陣陥落の危機に瀕しましてございまする。守将ら懸命にわしんとん殿を止めようとしましたところ、その隙を縫って田中達也殿攻撃を加えますれば土肥洋一殿懸命の防備も虚しく、本陣が陥落し東京一向一揆軍序盤から劣勢に立たされましてございまする。
とはいえ東京一向一揆軍、「攻撃、攻激、攻劇」を題目とし激しく反撃を加えますれば浦和赤備え防戦一方に陥りましてございまする。されど歴戦の守将を抱える浦和赤備え、東京一向一揆軍の猛攻を辛うじて受け止めましてございまする。そんな最中、わしんとん殿とぽんて殿の間に功績をめぐる諍いが発生し、浦和赤備え一瞬陣中が凍りつきましてございまする。
東京一向一揆軍の攻勢尚も続きますれど、あろうことか自らの失火により本陣が炎上、浦和軍に易々と引き渡すという失態を演じましてございまする。これに意気消沈したか東京一向一揆軍、その後は精彩を欠き遂には撤退を余儀なくされたのでございまする。

前振りが長くて試合そのものについては無きに等しい…（笑）　
ま、このエントリに試合の内容についての正しいレポを期待している人もいないと思いますけれど…

ジェフ千葉　３　－　２　ヴァンフォーレ甲府
（千葉）巻２，３　羽生３　（甲府）石原２，３
千葉家は南総里見の流れを受け継ぎ、自ら犬を名乗る名門にございまする。されども近年は敗戦相次ぎ総大将あまる・おしむ殿に対する不信強まりまして、すとやのふ殿謀反という流言まで領内に流れているなど不穏な情勢にございまする。これに対して甲斐甲府家、風林火山を掲げる軍略家でありますれば心理戦により千葉家を混乱せしめるのではないかと推されながら、合戦始まりましてございまする。
合戦始まりますれば、「東の誠一郎」巻誠一郎殿と石原克哉殿が真っ向からぶつかり合い、互いに本陣を奪い合う激しい戦となりましてございまする。
しかしながら、最後は羽生直剛殿敵陣に切れ込み千葉家が久々の勝利。
民の一揆やすとやのふ殿謀反という非常事態をこれで乗り切れるのでありましょうか？

ガンバ大阪　３　－　１　名古屋グランパス
（Ｇ大阪）バレー８，９　シジクレイ２　（名古屋）増川２
大阪飛脚隊、終盤の局面にあっても奔放な機動力を発揮、疲労した尾張豊田家を粉砕しましてございまする。

鹿島アントラーズ　５　－　１　サンフレッチェ広島
（鹿島）本山１　マルキーニョス４　岩政４　田代１　興梠２　（広島）柏木２
鹿島神宮の地に「あっらーふ・あくばる（じーこは偉大なり）」の合唱が轟いたようにございまする。

神戸１－３大分
川崎０－０柏
清水１－１横浜Ｍ
横浜Ｃ１－２磐田
大宮２－１新潟

Comment(10) TrackBack() ▲ENTRY-TOP

Comment

前振り最高！ - 藤沢雄二

2007.06.17 Sun 19:06 URL [ EDIT ]

埼京道経由で飛田給へ向かった一兵卒であります（笑）
前振りの時点で大爆笑です。当の赤組の人間もそこまで考えていないです（爆）
なるほどオウンゴールは自陣への失火ですか。とても気分のいい日曜日の夜であります♪

＞藤沢雄二様 - 川の果て

2007.06.17 Sun 20:29 URL [ EDIT ]

埼京道からの遠征お疲れ様でした。
チケットがあれば土曜の段階で出そうか思っていたのですが（フォルテさんのブーイングがあったかもしれませんが）、観戦できないということでひとまずお蔵入り。ただ完全お蔵入りは惜しいなあということで（笑）

オウンゴールは計略による同士討ちと失火バージョンを考えたのですが、今回は後者ということになりました。

見事な前振り - 偽OTSUKA

2007.06.17 Sun 20:55 URL [ EDIT ]

赤い彗星から、いつの間にやらジオンになってる(笑)。
その相手が一向一揆ですか(爆)。
素晴らしいです。

＞偽OTSUKA様 - 川の果て

2007.06.17 Sun 21:06 URL [ EDIT ]

赤い彗星はオジェックですので、代表取締役がギレンさんでも矛盾はしていない…と、別にしなくてもいい自己弁護をしてみます（笑）

ジオン軍対一向一揆もまた夢の対決…なわけはないですか（笑）

無題 - キング

2007.06.17 Sun 22:14 URL [ EDIT ]

こんばんは。
で、味スタには行かれたんですか？？
今日は混みそうで混まなかったですよね。

火曜はトーキョーやっつけにドーム行って来ます。

無題 - フォルテ

2007.06.17 Sun 22:53 URL [ EDIT ]

世田谷村よりの祈念届かず、無念であります。
東京一向一揆軍の題目は、叶った時には極楽なのですけれど（涙）
椿原正浩殿も演説合戦を･･･。

＞キング様 - 川の果て

2007.06.18 Mon 08:03 URL [ EDIT ]

何せ当日券の人なのでチケットが手に入りませんでした（笑）　チケット屋とかにあったのかもしれませんけれどさすがにそこまではということで。

火曜にドーム…ということは野球ですか？

＞フォルテ様 - 川の果て

2007.06.18 Mon 08:05 URL [ EDIT ]

東京軍も世田谷村、調布村などで反撃していたようですが及ばなかったみたいですね。

椿原殿の演説…
元ネタみたいなものがないので大変ですが、何か適当なもので作ってみます（笑）

無題 - daisque

2007.06.18 Mon 08:10 URL [ EDIT ]

おはようございます。

素晴らしい演説です！
僕は試合を観ていませんが内容がどうであれ、田中達がゴールを決めて嬉しく思います。

それから、お祝いのコメントありがとうございました。
昨日夕方、東京から帰ってきましたが、現地観戦する余裕がなかったのが残念でなりません。

＞ daisque様 - 川の果て

2007.06.18 Mon 09:18 URL [ EDIT ]

演説は何となくですが、タイミング的にははまったかな～と思います（笑）

試合の内容的には浦和の守備がしっかりしていたともＦＣ東京に工夫が少なかったとも言えるようですが、浦和としてみると危なげなく勝ったという感じでした。
超満員ではなかったそうですけれど、チケット自体は完売だったようですので、早くに予定を立てていなければ見るのは難しかったかもしれませんね。

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