ここから先はフィクションであり、実在の人物・団体とは何の関係もありません。
試合前
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククク、ハハハ、アハハハハ」
リアルジュリオ「何がおかしい?」
アナザーナカムラ・ケンゴ「いえね、僕達が勝つということは大抵は相手にとっては不幸になるわけじゃないですか。しかし、貴方方はJ1では毎週苦杯を舐めているわけですから、我々が勝つことで、貴方方もきちんと戦えるJ2で戦えるようになる。となると、我々は善行を積んでいるということになって、とても愉快に思うわけですよ」
リアルジュリオ「こんの~、言いたい放題言いおってからに」
マテラッツィ難波「ケケケ、そう言うおまえらも最近勝ててねえじゃないか。甘く見ていると火傷するぜ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「くくく、中々面白いことを言う…楽しみにしていますよ」
バーニングハート関塚「…ケンゴが目立ちすぎるとチームカラーが変わるんだよなぁ」
マテラッツィ難波「ケケケ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククク」
谷口「二人揃って不気味です…」
横浜FC
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川崎フロンターレ
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三浦知 カタタウ
三浦淳 パウロ 吉野 内田
太田 早川 小村 山田
菅野
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ジュニーニョ 黒津
大橋
村上 中村 谷口 森
伊藤 寺田 箕輪
川島
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前半
バーニングハート関塚「…試合前出張ってた難波はベンチにもいないのか」
マテラッツィ難波「ケケケ」
バーニングハート関塚「その分、ダブル三浦にでも気をつけるかね。みんな、気合を入れろー!」
15分くらいまでは横浜FCがボールキープをする時間が長い。が、前へのパスが中々出せない。
リアルジュリオ「むぅ、前へのパスを単純に出しても川崎のDFは全員強いし、カタタウが無理矢理突破しようという動きも無駄に帰するばかりだ」
バーニングハート関塚「一応カタタウに前を向かせると脅威になりそうな気はするけどね。にしても、こちらは何をしているのやら」
アナザーナカムラ・ケンゴ「…これはよくありませんね。僕以外の選手がすぐジュニーニョにパスを出してしまうので攻撃が単調になってしまっている…」
フロンターレはおまけにミスパスも多く不用意なカウンターを喰らう機会も多い。
リアルジュリオ「…のに、決定機にならないのはどうしてだろうか」
バーニングハート関塚「アツのセットプレーは怖そうだけどね」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ミスパスで相手を引き出しましたよ。頃合ですね」
26分、黒津の突破から、中村を経由して右サイドへ。クロスが抜けて左サイドで攻撃を組み立て大橋がシュート。菅野が何とか跳ね返すが、跳ね返した先にジュニーニョが…
ジュニーニョ「ここは慎重に胸トラップで入れちゃうよ~」
アナザーナカムラ・ケンゴ「くくく、計算通り得点に絡めました」
リアルジュリオ「それで絡んだって言うならほとんどの選手が絡んでるだろうが…」
アナザーナカムラ・ケンゴ「今度は僕が決めますよ」
ジュニーニョ「おうともさー。あれ、今のパスちょっと長かった?」
リアルジュリオ「ジュニーニョ、いいことを教えてやろう。中村は総じてあまり足が速くないのだ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「…くっ、中村一家の数少ない弱点を」
点が入って勢いづくフロンターレは30分過ぎに立て続けにチャンスを作るが、追加点は奪えず。
アナザーナカムラ・ケンゴ「ハマナチオも少し引き出せばサイドがガラ空き。中央も磐石とはいえない状態…追加点は時間の問題ですね」
バーニングハート関塚「…と中は息巻いているが、35分を過ぎるとまた前半最初のようなイマイチな形になってきた。ジュニーニョにパスを出しすぎるのもそうだが、大橋が前の方に居残っているから飛び出しもないし、黒津のスペースも消してしまっている」
前半は0-1で終了。
後半
リアルジュリオ「アタタウに替えてフロンターレ出身の西山を入れてみよう」
バーニングハート関塚「ま、何かしそうな予感もあったけれど、基本的には突破を敢行して潰される一方だったから理解できなくもない」
リアルジュリオ「小回りのきく選手で撹乱を狙ってみる」
開始早々、内田が左サイドを突破してクロス。カズが詰めようとするが僅かに届かず。
バーニングハート関塚「う~ん、リードしているとはいえ流れが良くない。このままだと危険だな」
リアルジュリオ「点を取りに行くから守備の貢献も大きいカズよりは平本を入れよう」
バーニングハート関塚「…念のため、大橋に替えて河村を入れ、ケンゴをトップ下にあげよう」
リアルジュリオ「消極的だね」
バーニングハート関塚「勝てないということは人を消極的に、安全策に走らせるものなのだ。にしても、横浜FCだが、みんなきちんとサッカーをしていてそれはいいのだが、降格の危機感みたいなものを感じさせないのは熱い心を愛する者としては少々寂しい気もする」
アナザーナカムラ・ケンゴ「確かに特別目標もない中位のチームのようなプレーをしていますね。決められたことをしているけれど、降格という現実から脱却させようという我武者羅な動きはないというか。したら良くなるというものでもなく、むしろバランスを崩す可能性はあるわけですけれど」
アタタウ「……」
バーニングハート関塚「ただドリブルするだけというのはちょっと違うだろ…」
15分を過ぎるととりあえず攻める横浜FC、たまにカウンターをするフロンターレという図式に。ただ、フロンターレのジュニーニョ頼みな部分は変わらず。
リアルジュリオ「疲れてきたアツに替えてオ・ボムスクを入れよう」
バーニングハート関塚「セットプレーが怖かったんだけどね。こっちは黒津に替えてチョン・テセを入れよう。チョン・テセの方が強引に仕掛けて面白いような気もする」
アナザーナカムラ・ケンゴ「そうかもしれませんけれど、トップ下になってから僕のところにあまりボールが来なくなりました」
リアルジュリオ「アナザーからアザーナカムラ(その他の中村)に変わったわけだ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「腹の立つ言い草ですが、実際そんな感じです」
谷口「でも試合は動かなくなってきた雰囲気が強くてこのまま終わりそうですよ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「それはそれで勝つのですからいいのですが、中村一家のためにももう少し活躍してアピールしておかないと。試合開始前にフェアプレーフラッグにナカムラと書いてアピールしたのと、点にちょっとだけ絡んだくらいでは」
谷口「営業マンは大変ですね」
TJ東條「…そんじゃFKでも蹴るか? 見せ場がないとつまらないし」
TJ東條、ゴール前でフロンターレにFKを与える。前半セットプレーを任されていた大橋が下がったので蹴るのは中村だったが…
アナザーナカムラ・ケンゴ「ぐはっ、ただ壁にめりこむだけの何の怖さもないキックを蹴ってしまいました」
TJ東條「公平の精神から横浜FCにもFKをあげないとね」
後半終了間際、横浜FCにFKを与えるが、これは惜しくもバー。
TJ東條「それじゃ終わりにしよう」
そんな感じで試合終了。
リアルジュリオ「ああ、勝ち点が遠い…」
観戦成績
川崎フロンターレ 1勝1分
横浜FC 1勝3敗1分PR
無題 - がちゃ
脳内であれこれ画策を企てる、しかしなかなか実践には移せない。
そんな感じの試合だったと解釈してよろしいでしょうか?
(・ω・)?
昨日は1ヶ月ぶりぐらいでフットサルに行きましたがスペイン仕込みの華麗な技を…
とは脳内だけで実際は華麗さの欠片もない、腹トラップでアシストとかしてました(笑)。