川の果ての更に果てに

このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
ＷＢＣ（野球）の日本代表、中日ドラゴンズからは参加者ゼロで温度差が鮮明になった。

アナザーナカムラ・ケンゴ「ふうむ…」
中村北斗「あまり興味ないみたいだね」
アナザーナカムラ・ケンゴ「まあそうですね。異競技同盟軍のノリが移籍してしまいましたし、岩瀬、川上、高橋、浅尾とも特別マークしなければならないほどでもないですし」
中村直志「ところでケンゴウ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ですから、私はケンゴです」
中村直志「おみゃーさん、こんなところで油売ってていいのか？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「何のことです？　田中達也と闘莉王のセットをオイルマネーでカタールに移籍させて表舞台から抹消するための中東入りは明日のはずですが」
中村北斗「そんなことを考えてたのか」
直志、黙ってテレビを指差す。

ＡＦＣの女子選手のアワード。
ＡＦＣ会長ビン・ハマム「えー、澤様、ＭＶＰおめでとう…あっ！」
澤様、ＡＦＣ会長からトロフィーを奪い取り、それを掲げる。
澤穂希「ま、当然ね…と言いたいところだけど、一応社交辞令としてリとあやのことも称えておかないとね」
リ・クムスク「完敗です」
宮間あや「澤様の一位は決まっていることですから、二位になれなかったのはちょっと悔しいです」
澤昌克「澤様、おめでとうございます」
澤穂希「ご苦労。おまえには苦労をかけたようね」
澤昌克「いえ、李忠成による李の天下統一を狙った暗躍を封じるなど軽いことでございました。運動量の多い奴ゆえマークしつつげるのはいささか厄介ではありましたが、栗澤の援軍を得て闇討ちして以降はかなり楽になりました」
宮間あや（なっ！　ま、まさか澤昌克と栗澤僚一はそのためだけに柏に移籍したというの…？　ペルー最優秀外国人選手ほどの選手をアゴで使うだけの貫禄と権力…あ、あたしがこの領域に達するのはまだ10年、いやそれ以上早いかもしれない…）
というか、栗澤はともかく澤は本当に柏で何をしているのだろう…？

共同記者会見が開かれた。
記者Ａ「澤様、おめでとうございます」
記者Ｂ「さすがは澤様」
澤穂希「大したものでもないわ」
記者Ａ「男子はがちゃぴんヤットが濃厚とのことですが、何かありますか？」
澤穂希「ムックと仲良くしなさいというところかしらね。ところで…」
記者Ｂ「はい？」
澤様の目が険しく光る。
澤穂希「靴持ちがここにいないような気がするのだけれど、どこにいるか知ってる？」

アナザーナカムラ・ケンゴ「あ、あわわわわ…」
中村直志「どうやら忘れていたらしいな」
中村北斗「ケンゴウ絶体絶命の危機、この苦境を脱する秘策はあるのか？　次回に続く！」

もちろん続きません。