川の果ての更に果てに

ここから先はフィクションであり、実在の人物とは関係ありません。

セルティック俊輔「ケンゴ、スイス戦に向けて特訓するからボール用意してくれ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ククク、既に準備してあります」
セルティック俊輔「そんじゃさあ、次は闘莉王と中澤を呼んできて」
アナザーナカムラ・ケンゴ「中村一家本社社長の頼みとあらば…」
ケンゴ、闘莉王と中澤を連れてくる。
セルティック俊輔「スイス戦だけどさぁ、あいつら高いけどそれを過信してる部分があるんだよね。だから俺が正確なクロスをギュッとあげるから、二人は一人がガーッと入って囮になって、もう一人はシュッと入ってくれば決められると思うんだ」
参考　→　この報知の記事
二人「？？？」
アナザーナカムラ・ケンゴ「本社社長、も、もう少し具体的に説明していただかないと社長の方針が理解されません」
セルティック俊輔「え～。フットボールは感性のスポーツだからこのくらいは理解してほしいけどなぁ」
アナザーナカムラ・ケンゴ「しかし、取引先の不興を買うと株主総会などで中村一家の優位が覆されるかもしれません。中田商会は駆逐しましたが、田中組合が達也の復帰で勢力を回復しているだけに。名古屋支社の直志は大赤字で、博多支社の北斗は中々職場に復帰できていない今、我々は強気には出られないことをお忘れなくお願いいたします」
セルティック俊輔「でも、ノリヒロは名古屋で最近好調だと聞くけど」
アナザーナカムラ・ケンゴ「ノリは他業種ですから…」
セルティック俊輔「仕方ないなぁ」

がちゃぴんヤット「あっちは忙しそうだにゃ～。にゃ、あれは三都主。にゃにしに来たのにゃ？」
三都主「代表復帰したいと直談判しに来たんだが」
参考　→　この夕刊フジの記事
がちゃぴんヤット「うーん、中盤は人が沢山いすぎて三都主が復帰すると困るにゃー。で、結果はどうだったんだにゃー」
三都主「記事にあるように三顧の礼が受け入れられなかった」
がちゃぴんヤット「一回しか来てにゃいくせににゃんで三顧ににゃるんだ？　残念にゃがら30歳にもにゃるとさすがにつらいと思うにゃ」
三都主「じゃあ左サイドバックで」
がちゃぴんヤット「そうにゃるとますます神が支配していた神話の時代に逆戻りにゃ気がするにゃー」
三都主「そうだ。神話の時代は良かった。『汝の隣人を愛しなさい。自分の我を捨て、隣人を信用してボールを出しなさい。我々は神とともにいるのです』というヤナギの言葉が今になって思い出される」
がちゃぴんヤット「別に思いださにゃくていいにゃ」

大賢者オシム「松井君、宿題はできたかな？」
ル・ソレイユ・デュ・ルマン松井「出来ましたよー」
参考　→　この日刊スポーツの記事
大賢者オシム「よしよし」
ル・ソレイユ・デュ・ルマン松井「結局のところ、俺が全員かわしてゴール決めればいいんすよね。誰も彼も全員木偶の棒で頼りにならないから、俺がエゴイストになって点を決めますよ」
大賢者オシム「………」

番外編
デカモリシ「サウジ戦では守備に奔走されたけれど、次はホームだししっかりゴールを…ぐわっ！」
anan水野「ひ、平山の打ち下ろしのヘッドがデカモリシのこめかみに…」
ヒマラヤソータ「デカモリシ、おまえはビリーで鍛えて運動量だけはＵ22レベルになったからドローＯＫのサウジ戦では使ってもらえたんだぞ～。運動量以外の全ての要素で上回るオイラが勝ちに行くカタール戦では使われるに決まっているんだぞー。おまえに出番があるわけないぞー」
梶山「おお、ライバル意識むき出しだ」
anan水野「しかし敵意はポジションを争うライバルだけでなく、相手チームにも向けてくれ」
男前反町「…おまえもな」