川の果ての更に果てに

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2024.04.25 -

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ここから先はフィクションであり、実在の選手達の行動とは関係ありません。

anan水野「みんな揃ったな。よし、それでは始めようか」
和製メッシ家長「あんたの弟の柏木王子はどうした？」
anan水野「マイレール柏木は、この間の試合で銀狼隆行に酷似した髪型をしていたことで、『奴は超スズキ人になろうとしていたのではないか』という疑いをかけられ、ＪＦＡの査問会に呼び出されている」
和製メッシ家長「……」
anan水野「さて、我々はこの前のカタール戦に負けてしまった。ために反町さんの首も危うくなっているような論調も見られている。今回はこの点について皆の忌憚なき意見を聞きたい。司会はＪ１で一番好調の俺anan水野がつとめさせてもらう」
アイスマンイノハ「その監督は何してんすか？」
anan水野「伝え聞くところによると、キャプテン・ブチに『最後のサウジ戦でパルちゃんを』と掛け合っているらしい」
本田圭祐「…何か不安」
anan水野「そんな監督に替わってもらいたい者はいるか？　うむ、二人か」
本格派右ＳＢ内田「理由はもっとサイドアタックを強化してほしいからです」
異能派左ＳＢ安田「ワイら相手をガンガンに叩いてやりたいわー。でも、それ以外には特に理由はあらへん」
anan水野「つまり、単純に出番が欲しいということで監督としての資質に疑問ありだから替えろという意見は無しということでいいかな？」
ヒマラヤソータ「細かいところ言い出すとキリないぞー。でも、とりあえず普通にやってるぞー」
アイスマンイノハ「一応左ＳＢだった僕がＣＢになって、ＣＢの一柳が左ＳＢになってるのはよく分からないけど」
和製メッシ家長「僕はトップ下で使ってもらって多少違う家長をアピールできたから恩はあるな」
anan水野「俺も基本的には同感だ。今更監督を替えてどうなると思えないし、そもそも俺達05年のＷＹで１勝もできなかったグダグダチームが中心だからなぁ」
和製メッシ家長「認めるのは辛いけど結局そうなんだよね。監督だけに問題があるわけではないというと優等生発言だけど、実際選手がアジアでギリギリなレベルなわけでアジアで苦戦するのも特別不思議じゃないと」
青山直晃「あと、率直に言うとこの前の敗戦は梶山の欠場も痛かったと思う」
梶山「わしが不甲斐ないばかりにおまえ達に苦労かけてすまないねぇ…ゴホゴホ」
青山直晃「おまえ骨折だろ」
アイスマンイノハ「それに以前はおねえ言葉だったのに…」
ヒマラヤソータ「梶山はさりげなくカメレオンなんだぞー」
anan水野「ヨタ話はさておき、確かに中盤でプレーメークができるのは現世代では梶山くらいだ。あとはマイレール柏木が育てばというところになるのだろうが。その梶山がいなかったことで自然と中盤に歪みが生じていたのかもしれない」
中村北斗「この世代には中村のレジスタがいないからね」
anan水野「それは別にいなくていいのだが。ともあれこれだと………」
中村北斗「どうかした？」
anan水野「すまん。ちょっと集中が途切れてボケッとしてしまった。ともあれ梶山だけは代替無しの状態が続いていたのがここに来て痛手となっているのかもしれん。そういう意味では監督のチーム作りに非があったといえなくもないが」
ヒマラヤソータ「でも、代わりがいないぞー」
和製メッシ家長「結局はそこに尽きるかな」
カイト「アラを探せば谷口とか枝村の扱いがどうなのかというのはある」
anan水野「確かにあの二人がいれば中盤のダイナミズムが増しそうだな。どう思う？」
本田圭祐「マスダチカシも外されてしまったし、あのタイプの選手を使いにくいってことなんじゃないのかな？」
アイスマンイノハ「あの二人がいればＦＷのフォローも増える。ただ、カバーがなくなるということと今までの試合で割とＦＷと動きが重なったりするところがあったから、そのあたり踏まえて使われなくなったのだと思う。ＦＷにフォローが少ないのは確かにあるけど、そのあたりはミドルとか代替手段もあるはずだし単純に彼らの不在がどうこうというものでもないと思う」
anan水野「彼らを使うために代わりの戦術を見つけるほど暇も余剰戦力もないというのが実情だしな。では、次はＦＷ諸君は聞きたくないだろうが、ＦＷに対する批判について議論しよう。まずはカレン、君の意見を聞こうか」
カレン・ロバート「べ、別にしばらく外されてるからそろそろ呼ばれたいなあなんて思ってないからね！」
anan水野「いや、起用法ではなくＦＷが点をあげられないことの批判に対する不満とかだが…」
カレン・ロバート「何であんなに走らないといけないの！」
李忠成「同感で～す」
デカモリシ「ビリーよりも辛いっす」
anan水野「確かにＦＷの運動量は一名を除いて半端ではないからな」
ヒマラヤソータ「オイラ一言言っていいか？」
anan水野「おう」
ヒマラヤソータ「オイラの最大の武器はヘッドでなくてファンタジーアなんだぞー。オイラ好き勝手やらせてもらって初めて全力でプレーできるんだぞー。オイラ過去の話をするぞー」

ヒマラヤソータ「オイラ日本から来たヒマラヤだぞー」
ヘラクレス監督ボス「中々素質があるな」
ヒマラヤソータ「オイラオランダ語がよく分からないぞー」
ヘラクレス監督ボス「…まあ、オランダに来たばかりだし仕方ないか。とりあえずは必要最小限のタスクだけ課してそれ以外はポテンシャルを出させることに専念させよう」
ヒマラヤソータ「オイラやりやすいぞー」
半年が経過
ヘラクレス監督ボス「平山も大分オランダで馴染んできた。そろそろ戦術面も教えよう」
ヒマラヤソータ「オイラそういうの嫌だぞー」
ヘラクレス監督ボス「こら、きちんと動け。システマティックな中でおまえの力はより活きるんだ」
ヒマラヤソータ「オイラ自由にプレーできなければ嫌だぞー。オイラやる気なくしたぞー。食べて太るぞー」

ヒマラヤソータ「という理由で解雇されたぞー。ボスはかねがね言ってたぞー」
ヘラクレス監督ボス「オランダの攻撃戦術は、世界イチィィィィィィッ！」
ヒマラヤソータ「そのオランダの指揮官でもオイラに戦術の網をかぶせることはできなかったんだぞー」
anan水野「それは自慢するとこなのか？」
ヒマラヤソータ「だから日本人の反町やセニョールにはもっと無理なんだぞー。オイラパワーと技術をアイディアを磨いてズラタンになるぞー。だから戦術なんか課さずに好き勝手させてほしいぞー」
anan水野「…まあ、確かに平山みたいな鈍足が五人抜きをやるには余程のアイディアがないとダメだろうが」
ヒマラヤソータ「でも、オイラ希望はさておき特別反町をうらんでないぞー。小嶺さん以外にオイラを自由にさせてくれた監督はいないからみんな同じだぞー。だから腹は立たないぞー」
anan水野「その考え方がプロとしての大成を阻んでいるような…まあいいや。とりあえず平山は自由にやりたいと」
ヒマラヤソータ「そうだぞー」
anan水野「ただ、最終的に判断するのは監督だからそれについてはコメントは差し控える。巷ではマレモート森本の招集なども期待されているがどう思う？」
和製メッシ家長「この状態で救世主として期待されても森本君に酷なんじゃないの？」
控え目キャプテン水本「…あの、その、森本君はＪリーグでもほとんど出番のなかった選手だし……、日本のやり方とイタリアのやり方との間で戸惑うと思います…」
anan水野「同感だ。森本はＪリーグでは５点も取ってない選手だし、日本で実績も築いた中田英寿とはその面で大いに異なる。彼のようなカリスマ性をいきなり求めるのは無理だろう。当人の将来を考えても呼ぶなら親善試合のような楽な試合にすべきだと思う」
中村北斗「中田の話を出されるのは面白くないね」
anan水野「だがまぁ、次の試合は岡崎がいないしデカモリシと家長は出場停止だ。誰かしら呼ばなければならないだろうとは思うが、誰になると思う？」
カレン・ロバート「い、今更あたしに期待しないでよね！」
アイスマンイノハ「いや、ひょっとすると期待されてないかも」
anan水野「まずはリズムを替えられる選手かな」
ヒマラヤソータ「決定力の高さも必要だぞー」
本田圭祐「雰囲気を変える力も必要かな」
一同「……（該当するのはアイツか）」
？「誰もいないと思っていても、いつもどこかで見守っている！　いつでもどこでも見守っている！」
anan水野「誰だ？」
アオキコウタ「おはようからおやすみまで、貴方の意表を突き続ける近江のファンタジスタ青木見参ー！　愛と技巧と得点を求める君達の魂の叫びしかと聞いたぁ！」
anan水野「……」
ヒマラヤソータ「確かに90分あたりの得点率が１点を超えて、プレースタイルが独特で、アジアユースで流れを変える一撃も放ったぞー」
アオキコウタ「五輪の試合にファンタジーを、貴方の生活にもっと愛を！」
anan水野「ファンタジーはともかく、愛はいらん」
青山直晃「むっ、もう一人呼ばれない客が来ているぞ！」
興梠慎三「俺様がどこか行くのに誰かの許可とか承認などいらない。俺様は行きたいところに行き、食べたいときに食べ、ゴールしたい時にゴールする。違いの分かる奴は誰がモノホンで誰がニセモノか分かろうもの。出場時間あたりのゴール数といえば、この俺様こそ一番手というのにのう」
anan水野「残念だがおまえが本物だとしても、おまえがビッグになるのは無理だと思う」
興梠慎三「何、何故だ？」
anan水野「字があまりに難しすぎる」
ヒマラヤソータ「初めて見て『コウロキ』と分かる人はまずいないぞー」
興梠慎三「青いな。名前が難解だからこそ『コイツは何だ？』というインパクトもある。俺様を家長のところで起用したら、まず２点は軽いな」
和製メッシ家長「ムカッ。でもすごい自信だ」
マスダチカシ「………」
興梠慎三「鵬翔の先輩の敵討ちのためにも、是非俺様の召集を一考してもらいたい」
anan水野「だからそれは監督がやるんだって」
前線だとこの二人くらいですかねぇ（笑）

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Comment

要・大量得点 - まっちゃ

2007.10.21 Sun 23:05 URL [ EDIT ]

梶山の穴は想像していた以上に大きいですね。
残り２試合を大量点で勝つためには、アオキコウタをスーパーサブとして使う案に賛成です。

＞まっちゃ様 - 川の果て

2007.10.22 Mon 01:04 URL [ EDIT ]

あのポジションの選手が他にあまりいないというのもありますし、何だかんだ言って梶山は色々できる選手ですからね。

青木はジェフでもスーパーサブで定着していますし、左で速い技巧派となるとヴェトナムやサウジもあまり見たことがないタイプなのではという気もしますから、呼ぶのもアリかなあとは思います。

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