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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
さて、ヘンリクの攻撃は退けましたが、もう一人抵抗しているルー二ーには一同苦労しておりました。何せルー二ーは山を掴むは地面を割るわでおよそ近づくこともままなりません。
「ちくしょう! 俺は、俺はパーフェクトデコになったというのに、奴には近づくこともできねえのかよぉ!」
「デコ、随分熱血だぴょん。頑張るぴょん」
「俺、そろそろ自分探しの旅に戻りたいのだが…」
「くそ~、まだこのあたりの髪が乾ききっていない。ドライヤードライヤー…」
一同のチームワークの無さもルー二ーに苦戦している原因でした。
「お~ほほほほ。そのままルー二ーに倒されてしまいなさい!」
とかぐや姫が意気軒昂の高笑いをあげていると…
「ちょっと待ったァァァ!!」
大きく叫ぶ青黒の犬がおりました。ルー二ーがその姿を見てギョッと驚きます。
「あああああ~Σ(~∀~||;)、おまえはボクを騙した…」
「決着をつけようじゃねえか。ルー二ー」
ズラタンがニヤリと笑って待ち受けていました。
「おまえのせいでボクは、ボクは……絶対に許さないぞ~ヾ(。`Д´。)ノ」
ルー二ーはゴーと炎を吐きながらズラタンへとまっしぐらに向かっていきました。
が…
「あれ?」
突然、ルー二ーの足下が崩れました。何とズラタン、狡猾にも落とし穴を仕掛けていたのでした。
「ウワアアアアアン!!。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」
ルー二ーは泣きながら深い深い穴の中に落ちていきました。
「おっと、忘れ物だ」
ズラタンは穴の中に一枚のレッドカード■を投げ込みました。
「お前さんのために、わざわざこの間もらってきたのさ」
そう言って不敵に笑うズラタンでしたが…
(絶対嘘だ)(負け惜しみだ)
当人以外の誰もがそう思っていました。
「くっ…」
「さあどうすんの、かぐや姫さん?」
人魚姫の妹が余裕綽綽の表情で尋ねました。もはやかぐや姫に味方はなく、不確定要素のある暗黒状態の人魚姫は起動を停止してしまった暗黒騎士カイトのメンテ中で完全に場から離れています。かぐや姫対一行では数の差がありすぎました。
「悔しい~! この借りは必ず返すからね!」
「残念ですが、それは不可能です」
空中にがちょう番の娘の声がしました。
「…貴女は、いらん時にちょっかいを出して計画をパーにしてしまいました。貴女がいなければ暗黒に支配された人魚姫はたやすく私の支配下に置けたというのに…」
「そ、それが何だっていうのよ!」
「おまけに帝王ファーガソンの大切な持ち駒を勝手に使用して、しかも失敗してしまいました。帝王はカンカンに怒っています。貴女の失敗は海よりも深く、月よりも大きい。貴女を見過ごしていては示しがつきません」
突然、月から一陣の光が降りてきました。それがかぐや姫を直撃し、ポーンと宇宙へと弾き飛ばしてしまいました。
「何でよ~! 何で日本の童謡の中でもっとも気高く、美しいワタシが、知ってる人の方が少ないがちょう番の娘なんかにやられないといけないのよ~!?」
かぐや姫はそう言い残して星になってしまいました。
「……相変わらず強いぴょん」
サビオラタンが冷や汗を流す中、がちょう番の娘の声が続きます。
「さて、帝王ファーガソン。貴方には期待していますよ」
と同時に東の方から赤い軍団が現れました。帝王ファーガソン率いる赤い悪魔軍団でした。
「よくもルー二ーとヘンリクを。許さんぞ~!!」
帝王ファーガソンは烈火のごとく怒っていました。憤懣やるかたない様子で近くのスパイクをボーンと蹴り飛ばしました。その破壊力たるや遠く彼方の別荘でくつろいでいたベッカムさまに直撃しそのまま反対側の壁に叩きつけてしまうくらいに強烈でした。
「我々はルー二ーとヘンリク、ついでにリオを失った。しかし、我々にはまだロナウドが、そして幾多もの赤い悪魔軍団がいる!」
ズラリと並ぶ赤い悪魔軍団。その先頭に浮かぬ顔をしたロナウドが立っていました。
「ロナウド! そんなやつの言いなりにならないで、お姉ちゃんと一緒に来ようよ!」
「…残念ながら、そうはいかない」
ロナウドは首を横に振り、突っかかってきました。と同時に他の者達も一斉に向かってきます。
「うわっ、人数が多い!」
一同は否応なく乱戦に巻き込まれてしまいました。そんな中、そそくさと暗黒騎士カイトを修理している人魚姫を狙い、ロナウドが猛然と突っかけていきます。
「やめて! ロナウド!」「ニャンニャン、ロナウドよ、考え直すのだ!」
妹やロマン王の制止を聞き入れず、飛翔ペタラーダを浴びせようとするロナウド。
「!! 何者?」
が、突然横槍を入れてきた一人の小型ロボットがいました。ロナウドは人魚姫を直前に身を翻さざるをおえません。
「ジ・オ!」
「ジ・オだぴょん!」
「ロナウド。いずれはバルサマンの前に立ちふさがる、いや、この俺の前に立ちはだかる者よ。勝負だ!」