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2/10 Football

2008.02.11 - 駄文
留学生二人が会話をしていた。

ネミリー「サッカー大好きのネミリーです。勝手にブログ評論によると、私達はブルゴーニュでも高い評判を受けているのだそうです」
リルシア「野球大好きリルシアです。ネタはないけど、淡々と試合を振り返るのもつまらないということで、またまた登場ということになっちゃったわけね」
ネミリー「まずはいい話がありましたので紹介します。
ACミランのユースにアルベルト・パロスキという少年がいました。彼は当時チームのエースだったシェフチェンコの大ファンでいつもシェフチェンコみたいになりたいと口にしていたそうです。また同時に彼は神を信じる敬虔な子羊でもありました」
リルシア「イタリアのどこにでもいそうなサッカー少年ってわけね」
ネミリー「はい。ACミランは普通の少年がトップ選手になれるほど甘くはないですが、幸いパロスキは今年の1月に18歳になるので、今季の冬にトップ登録を認められました。ですが、それほど期待されていたわけでもないようで呼ばれた順番は登録を認められた8人中7番目だったそうです」
リルシア「ふむふむ」
ネミリー「登録を認められれば背番号が与えられるわけですが、この時、先輩のインザーギという選手が『おい、アルベルト、おまえシェヴァのファンだから7番つけたらどうだ?』とからかいました。しかし、彼のような立場の選手が7番をつけたいなど言えるはずもありません。結局7番は新しく登録するメンバーの中でいの一番に呼ばれたアレッシャンドレ・パトに与えられました。
インザーギは彼を軽くからかっただけだったのですが、彼は嫌がらせを受けたと思ったらしくせっかくトップ登録されたというのにかなり落ち込んでしまいました」
リルシア「それは可哀相に」
ネミリー「結局、彼は43番をつけることになりました。4と3を足すと7になりますから、彼なりのささやかな意思表示だったのかもしれません。
さて、トップ登録されても出番がなければ意味がありませんが、幸いミランはコパ・イタリアを戦っており、首脳陣はこのタイトルを軽視していたので出番を与えられました。彼はカターニャとの最初の試合に出してもらうと頑張ってアピールし、ゴールもあげました。更に二試合目でも使われると、またまたゴールをあげました。結局チームは負けてしまいましたが」
リルシア「活躍できて良かったわね」
ネミリー「ですが、彼のようなユース上がりの若者がいきなりリーグ戦に使ってもらえるほど世の中は甘いものではありません。同じくトップ登録をされたアレッシャンドレ・パトがリーグ戦で大活躍をしたこともあって、コパでの敗退により彼の存在はまた埋没してしまうかと思われました」
リルシア「あらら…」
ネミリー「試合が終わった夜、彼は夢を見ました。夢の中に神様が現れてこう言ったのだそうです。
『可愛い子アルベルト。諦めてはダメだ。練習を真面目に続けなさい。そうすればいずれ試合に出られる。その時は私もおまえを助けよう』
と。彼はそれを励みに練習しました。そうしたら、たまたまパトがケガ、ジラルディーノが出場停止になったので試合のメンバーに登録されました。彼はひょっとしたら試合に出られるかもしれないと心を弾ませ、試合に臨みました。彼は当然のようにベンチでしたが、試合は0-0のまま推移。痺れを切らした監督のアンチェロッティはふと『パロスキは起用すればゴールをあげているからな。困難な状況だが彼を使ってみようか』と思いました。そして、後半開始と同時にアップを命じ、18分に彼を投入します」
リルシア「ついにデビューというわけね」
ネミリー「その瞬間、何と遠く彼方に神様が現れたのです! 神様は『アルベルトよ、ついに夢がかなったね。さあ、私のところまで来なさい』と彼に話しかけました。彼はうれしくなって神様の言われたとおりに走りました。そのとき、別のところから声がしたのです。

『おい、パロスキ!』

と。気付いたら彼の下にセルジーニョからパスが出されていました。何故か彼はドフリーで目の前にはゴールと慌てふためくGKしかいませんでした。
彼は思い切りシュートを打ちました。
それが決勝点になりました。
喜ぶパロスキのところにみんなが走りよりますが、彼は神様に対する感謝の念を忘れていませんでした。
『神よ! 感謝します』と叫んだところ、神様は
『私はいつでもアルベルトとともにある』
と答えたそうです。

…何で殴るんですか?」
リルシア「…口からでまかせを言うんじゃない」
ネミリー「…そうでもなければセリエAデビュー戦のファーストタッチがゴールなんて説明できません」
リルシア「…まったく」
ネミリー「とにかく、彼はデビューから3試合連続ゴールと絶好調ですので作り物でないプロフィールが紹介されるくらいまで頑張ってほしいものです。
さて、これでミランはフィオレンティーナとの勝ち点差を2にまで詰めました。一試合少ないので実質抜いたといってもいいかもしれません」
リルシア「12月のはじめには、これは無理だと言われていた4位以内も見えてきたわけね」
ネミリー「そうなります。いかにも全てを成し遂げてしまったミランらしい話です」
リルシア「全てを成し遂げるとどうしてそうなるわけ?」
ネミリー「彼らは単なる勝利ではもはや楽しめなくなったのです。ですが彼らはサボりたいわけではないので、勝ちに慣れて楽しようとする体と勝ち続けたい心とのギャップに苦しんでいるのです。どうしたら、俺達は必死にプレーできるんだろうと。みんなで相談した結果、彼らは『どうせならもうダメだってところまで自分を追い込むべきなんじゃないか。そうすれば勝利を目指して全力で戦えるだろう』という結論に達したのです。ですから、彼らは数字上の可能性が極限にまで低くなるところまで自らを追い込み、一つも落とせないという危険な状況のなかで楽しんでいるわけです」
リルシア「……」
ネミリー「さて、スペインではレアル・マドリーが7-0とバジャドリーを粉砕しました。オフサイドっぽいプレーを幾つか甘く見てもらった幸運もありましたが、それ以上に相手のディフェンスがハチャメチャだったこともあり面白いようにカウンターがはまっていました」
リルシア「素人のあたしでも、こんなに相手が自由に走ってていいのって思うくらいだわ」
ネミリー「レアル・マドリーがカウンターでいいのかという話もあるようですが、これだけ爽快に決まれば静まり返るでしょう。しかしバプティスタという選手は本当にチームから創造性を奪い、かわりに質実剛健をもちこむ選手です。あんなにパワフルで質実剛健なブラジル人のトップ下は中々見られません」
リルシア「見た目からしてボディガードみたいだしねぇ」
ネミリー「創造性の象徴だったブラジル代表は、彼が起用された途端3CHの渋いチームになり、しかも勝つようになりました。レアル・マドリーも彼を起用しだしてからカウンターで効率良く勝てるようになりました。今シーズンのレアル・マドリーが星を落とした試合全てに共通することはバプティスタが先発で出ていないことというのは決して偶然ではないでしょう」
リルシア「ふむぅ、途中までネタのつもりだったのに、ひょっとしてと試合ごとのメンバー表を調べてみたら、本当にそうだったというあたりが恐ろしい」
ネミリー「適当なことでも言ってみるものです」
リルシア「いや、それは違うでしょ」
ネミリー「シェスターさんは攻撃志向の監督らしいですから、今は悩んでいるでしょう。このままバプティスタを使い続けてカウンターで効率よく勝ち続けるべきなのか、それともレアル・マドリーというクラブの本分に立ち返り、バプティスタを外して華麗さを追い求めるべきなのか」
リルシア「バプティスタと別の華麗な選手を一緒に起用することはできないの?」
ネミリー「もちろん試していることでしょう。ですが、グティはバプティスタの影響を受けて質実剛健なプレー選択をするようになってしまいました。やはり名前が示すとおり、彼がいる限り他の選手も洗脳…もとい洗礼されてプレーは質実剛健になってしまうのです。アーセナルのヴェンゲルはそれが嫌だから彼をレアル・マドリーに送り返してしまいましたし」
リルシア「ホンマかいな」
ネミリー「今後もバプティスタとレアル・マドリーの関係は興味深く追っていきたいと思います」
リルシア「あとはマンチェスター・ダービーか」
ネミリー「はい。ミュンヘンの悲劇から50年が経ったメモリアルゲームということで荘厳なセレモニーもあったマンチェスター・ダービーはユナイテッドが当時のユニを着て試合をしていました。シティがいつもの通りだったので、やたらもっさりして見えてしまったのですが…。ユニが変わるだけで随分と選手が違って見えるものです」
リルシア「でもシティが2点を取って、1点返されたものの逃げ切ったわよ」
ネミリー「ユナイテッドは気合が入りすぎて空回りしていたのでしょうか。あとはルーニーがいないのでロナウドがトップ下だったとかスコールズとアンデルソンを併用していた関係でキャリックもハーグリーブスも使えなかったとかでバランスが崩れていた部分もあったのかもしれません。ひょっとするとファーガソンはナニに6番を与えて守備力強化を狙ったのかもしれませんが、ユニを変えれば印象は変わりますが、背番号を変えれば守備力が変わるというものでもなかったようです」
リルシア「でも、いつもと違うということで精神的にもちょっと微妙だったのかもね」
ネミリー「かもしれません。ボールはキープしていてもハートが慌てるシーンもほとんどなかったですし、シティが勝ったというのは無難な結果でしょう。最後に一点取ったのが先輩達へのせめてもの手向けということになるでしょうか。チェルシーとリヴァプールの試合は、多くの人がそう予想していたんじゃないかと思いますが0-0のまま終わりました。チェルシーは巧くリヴァプールにつぶされて、ドログバもいなかったので攻撃の決め手が少なく、レッズは途中まで進めてもトーレスがいないのでどうしようもありませんでした」
リルシア「そういえば、アフリカの方でも何かやってたみたいね」
ネミリー「アフリカ・ネーションズカップはアブトレイカのゴールでエジプトがカメルーンに勝利、見事連覇を達成しました。ゴールシーンだけ見ましたが、アフリカは異様に熱くなる人達が多いですし、ソングがウォメと同じ憂き目に遭わないか心配です」
リルシア「他は?」
ネミリー「パナシナイコスとオリンピアコスのギリシアダービーはルアルア、トロシディス、コバチェビッチ、ヌニェスのゴールで0-4とオリンピアコスが大勝しました
リルシア「いや、多分日本でその試合の結果を気にしていた人は100人もいないと思う…」
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Comment

無題 - Alan Hetarade

2008.02.11 Mon 11:45 URL [ EDIT ]

ネミリーさんの仰るとおり、ユナイテッドのユニはずいぶんもっさりしていた気がします。まぁでもカイセドやオヌオハみたいな体系の選手があれを着るよりは、ユナイテッドの選手が着たほうが良かったという気もしますが(笑)

お、コンゴの英雄ルアルアが活躍していますね。なんかプレミアにいるよりギリシアあたりでコツコツやっててくれた方がイメージに合いそうな気もするので、頑張ってほしいものです(何て勝手な

無題 - がちゃ

2008.02.11 Mon 21:12 URL [ EDIT ]

ユナイテッドのユニフォーム、なんだか垢抜けない感じでいつもと随分違う雰囲気に見えましたねえ…。
部屋着っぽく見えちゃいました(笑)。
試合内容の方もなんだかちょっとぱっとしなかったですけど。

R・マドリーさんは野戦病院な雰囲気を感じさせないのが素晴らしいですなあ。
てか、羨ましいのでありまする。
(´・ω・`)

>Alan Hetarade 様 - 川の果て

2008.02.12 Tue 10:42 URL [ EDIT ]

確かにあの体型の選手が着ているともっと変だったかもしれませんね。

オリンピアコスの試合をすべてチェックしているわけではないですが(笑)ルアルアは3トップの一角として頑張っているみたいですよ。
スペインとかイングランドはプレッシャーもすごいですし、ギリシアやトルコやロシア、ウクライナあたりでのんびりやるのも選手にとっていい場合もあるかもしれませんね。

>がちゃ様 - 川の果て

2008.02.12 Tue 10:43 URL [ EDIT ]

ある意味喪服着て試合をしているような気がしたかもしれませんね。

レアル・マドリーもファンニステルローイら少なくない怪我人がいますけれど、本当に巧くやってますね。
それ以上に昨日はバジャドリーが問題だったような気もするのですが(笑)

定位置奪取!? - 藤沢雄二

2008.02.12 Tue 12:08 URL [ EDIT ]

ネミリーとリルシア、まだ“2試合目”ながら凄い存在感ですね(笑)このシリーズもすっかりツボです。野球が本格的にシーズンインしたらまた立場が入れ替わって、それもまた楽しみです。
ところでこの2人、お国はどちらですか?(笑)

無題 - yoshi

2008.02.12 Tue 17:16 URL [ EDIT ]

そうか、わたしもこういうふうに書けば、
トラブルにあわずに済んだのかもしれない(ゴニョゴニョ

マンチェスターダービー、なかなかな試合でしたね。
昔風のユニを着せると選手もクラシカルに見えたりして。
ナニはオレも目立ちたいんじゃー、と
ヒールで流したりしてましたね。

リバプール-チェルシーはあまりにも予想通りで、
逆にビックリしました。。。

>藤沢雄二様 - 川の果て

2008.02.12 Tue 18:12 URL [ EDIT ]

二日連続で登場と定位置は奪取した感があります(笑)
野球とサッカー両面で使えるのが強いです。

国はどこなんですかね。リルシアの方は野球好きな以上は多分アメリカでしょうけれど、ネミリーの方は分かりません。まあ、英国によくあるエミリーを一文字変えただけなので英国というのが無難なのでしょうけれど。

>yoshi様 - 川の果て

2008.02.12 Tue 18:15 URL [ EDIT ]

おっと、トラブルですか。確かに否定的なこととか書くと攻撃的なコメントとかくることがありますよね。

マンチェスターダービーは昔風のユニが面白かったですね。ただ、FWがテヴェス一人だけってのはやっぱり辛いですね。
そしてもう一試合の方は本当に予想通りである意味言葉を失いました(笑)

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