川の果ての更に果てに

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2024.05.02 -

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被験者が少ないものの、中々凄い数字ではあります。

＜うつ状態＞中学生の４人に１人　厚労省調査（毎日新聞）

被験者は静岡県内の600人程度なので、この程度だとさすがに乱数が入る余地は大きいのではないかと思います。ただ、仮に15％くらいでもかなり深刻な数字っぽくは見えますけどね。

もっとも、自殺云々の問題から…と取り上げられていますけれど、そんなに中学生の自殺って多いんですかね？　たまに起きると大きく話題にはなりますけれど…
厚生労働省の統計

結構意外だったんですけれど、自殺者自体は年々増えていて３万人を超えたとあり、自殺予防のための法律などが作られているわけですが、人口あたりの自殺率は年々減少しているみたいなんですね。
もちろん、実数に入っていない自殺者がいるとか、近年では日本にいる外国人も母体に含めているのでそのあたりの兼ね合いもあるのかもしれませんが、それでも自殺志願者自体は実は昔からそんなに変わっていないというか、むしろ少なくなっているようです。
で、まあ、10代の自殺率は当然ながら一番低いわけで、50代あたりと比べると５分の１くらいとなっているようです。ということはまあ、うつ状態を示していようが何していようがあまり関係ないということですかね。まあ、元々思春期とか反抗期なので躁鬱状態になりがちというのもありますしね。

以上から見ているとこの結果は驚きなように見えて、特別気にしなければならないものでもなさそうです。ただま、自殺云々の問題もそうですけれど、躁鬱状態だと犯罪などにも手を染めやすいのでそういう防犯上とか教育学的観点からは何らかの参考になるのかもしれませんね。
あとはまあ、極端なまでのはまずいにしても躁鬱状態は往々にして偉大な芸術家の柱にもなりえますので、悪い部分ばかり見ず、「正しく指導すれば素晴らしい文化立国になるのでは」みたいな発想があってもいいのかもしれません（笑）

しかし、この手の社会問題については昔はこんなことはなかったとよく言われますが、犯罪統計にしろ自殺統計にしろ、数字が示しているのは、「以前よりむしろ今の方がいい」ということですね。
結局のところとして犯罪にしろ、いじめにしろ、結局人間社会はいつの時代でも似たような病巣を抱えているということなんでしょう。今が昔より悪く思えるのは昔が良かったのではなくて、単に昔は悪い部分が知られるほど情報などが張り巡らせていなかったとか、地方の慣習とかで抹殺されていたという部分があるんでしょうね。

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現代中学生は軒並み鬱？

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